サンクチュアリーコーブ、パインズコース
Sanctuary Cove – The Pines Course
コースデータ
所在地 オーストラリア、クイーンズランド
コース長7306ヤード、パー72
コースレート76.0
プレー日2006年6月15日
設計者アーノルド・パーマー
オープン1989年
キャディなし
ゴルフカート あり (フェアウェイ乗り入れ可)
評価
総合評価
4.45
コースレイアウト
4
難易度
5
グリーンコンディション
4
フェアウェイコンディション
5
造形美、景観
5

 


コース内のカンガルー

海近くのフラットな立地に、このパインズコースと、パームコースの36ホールが展開され、パインズコースの方が距離が長く、よりチャレンジングで本格的なチャンピオンシップコース、パームスコースの方が易しいレイアウトで初中級者向け。
パインズコースはそのコース名のとおり背の高い松林(パインズ)が多くのホールの両サイドに聳え立ち並び立ち、戦略性だけでなく、景観の美しさを高めている。距離が長いだけでなく、フラットなフェアウェイにも微妙なアンジュレーションが施されていて、18ホール中、12ホールでウォーター・ハザードが絡んでくるので、好スコアーの為には正確なショットが必要になる。

スコアカード

 

3番 パー5 527ヤード
左ドッグレッグ。ティショットでは左右の松林とバンカーにより、ティショットの落とし所が狭い。ホール全体が背の高い松に囲まれていて、美しいホール。

 

3番 パー5 527ヤード(3)

3番 パー5 527ヤード(2)

3番 パー5 527ヤード(1)
 
6番 パー4 358ヤード

6番 パー4 358ヤード(2)

6番 パー4 358ヤード(1)
短い、やや左ドッグレッグのパー4。ティショットはフェアウェイの両サイドは水に面しているので、正確なショットが必要。セカンドショットは池越えになり、このホールもきれい。

 

7番 パー3 153ヤード

7番グリーン

7番 パー3 153ヤード
池越えのショートホール。距離はあまりなく難しいホールではないが、グリーンとグリーン前面の池、背後の背の高い松林とのコントラストが素晴らしい。
 
9番 パー5 600ヤード
距離のある右ドッグレッグ。ティショットではフェアウェイ右サイドの池が効いてくる。グリーンはバンカーで囲まれているので、正確なアプローチショットが必要。
 

9番 パー5 600ヤード(3)

9番 パー5 600ヤード(2)

9番 パー5 600ヤード(1)
 
10番 パー4 463ヤード
長いストレートのパー4。全てのフェアウェイ右サイドは池に面していて、ファウェイもタイトなので、ティショットが難しい。セカンドショットを刻むにしても、グリーン手前のフェアウェイに池が食い込んでいるので、正確なショットが要求される。セカンドで直接グリーンを狙う場合も、縦に長いグリーンの右サイドはウォーター・ハザードに面するので、難しい。パーが取れれば、嬉しいホールの一つ。
 

グリーンから望む10番ホール

10番 パー4 463ヤード(2)

10番 パー4 463ヤード(1)
 
11番 パー5 573ヤード
ストレートホール。グリークかフェアウェイ右に流れグリーン手前を横切り、グリーン左サイドに抜けている。このクリークにどう対処するかがポイント。
 

11番 パー5 573ヤード(3)

11番 パー5 573ヤード(2)

11番 パー5 573ヤード(1)
 
14番 パー4 440ヤード

14番 パー4 440ヤード(2)

14番 パー4 440ヤード(1)
右ドッグレッグ。右から松林がせり出しているので、ティショットにプレッシャーがかかる。グリーンの右のバンカー、左のウォーター・ハザードがセカンドでのミスショットを待ち構えている。
 
17番 パー5 564ヤード
右に大きな池が広がる、美しい右ドッグレッグ。ティショットでは右の林、セカンドショットでは右の池に注意が必要。グリーン手前のフェアウェイに池が食い込んでいるので、サードショットは池越えになる。

17番 パー5 564ヤード(3)

17番 パー5 564ヤード(2)

17番 パー5 564ヤード(1)
 
18番 パー4 445ヤード
左ドッグレッグ。左は池があり、右は林なので、このホールも正確なビッグドライブが要求される。グリーンは少し砲台になっており、左の池、右と奥のバンカーが効いている。
 

18番 パー4 445ヤード(3)

18番 パー4 445ヤード(2)

18番 パー4 445ヤード(1)
 
余談

ブリスベン空港から車で50分、ゴールドコーストのサーファーズパラダイスより車で35分。距離ははメートル表示。バックティからは誰でも自由にプレーできる。GPS付きゴルフカートなので、ピンだけでなく、バンカー、池までの残り距離がすぐ分かり便利。大きなリゾートの敷地内に、36ホールのゴルフ場、ホテル、マリーナ、映画館、ショピングセンター、レストラン街がある。ホテルの部屋は居心地が大変良かった。また、このコース内は、ペリカンをはじめ多くの珍しい野生の鳥の宝庫で、その上たくさんのカンガルーが生息している。動物園以外でカンガルーを見たのは初めてだったので、感動した。



ホテル

ホテル

レストラン

このコースは、ゴルフダイジェスト誌で2006年度オーストラリア第39位に選ばれている。もう一つのパームスコースはパブリックコースだが、パインズコースでのプレーはメンバー同伴かリゾート敷地内のハイヤットリージェンシーに宿泊しなければならない。

アーノルド・パーマー設計のアジアでのコースは、日本の富士OGMGC・小野コース、下野C、フォレスト三木GC富良野GC、鯵ヶ沢高原GC、水上高原GC、金ヶ崎GC、中国の中山温泉GC・パーマーコース、マレーシアのダマイG&CC、フィリピンのオーチャードG&CC・パーマーコース、エバークレスト・バツラオGC、カリラヤ・スプリングスGC、タイのバンプーCC、インドネシアのエメラルダG&CC、台湾のフォーモサ・ファーストCC、フォーモサ・ヤンメイCC、韓国のムジュ(茂朱)リゾートなどがある。