セントエレーナ GC、19-27番、1-9番コース
Sta. Elena Golf Club (19th–27th & 1st–9th Course)

コースデータ
所在地フィリピン、マニラ
コース長7205ヤード、パー72
コースレート74.8
プレー日2005年1月29日
設計者ロバート・トレント・ジョーンズJr.
オープン1993年
キャディあり
ゴルフカートあり (フェアウェイ乗り入れ可)
評価
総合評価
4.85
コースレイアウト
5
難易度
5
グリーンコンディション
5
フェアウェイコンディション
5
造形美、景観
5
満足度
4
 

戦略的でタフなコース。自然の地形を良く活かしたロバート・トレント・ジョーンズJr.設計の最高傑作の一つ。際立った“名物ホール”と言えるホールがないと感じるのは、27ホールの各ホールの完成度が高く、ホールとホールが協調して自然に流れ、自然にプレーを進行できる楽しさがある。また、グリーンの状態が良く、早いのも好感できる。27ホールある中、19-27番、1-9番コースの組み合わせが一番面白い。



クラブハウスからの景観(1) 

クラブハウスからの景観(2)

グリーンとその右横の立派な木

 
20番  パー4 420ヤード

20番 パー4 420ヤード(2)

20番 パー4 420ヤード(1)
比較的狭いフェアウェイの両側に林が配され、ティショットを曲げるとトラブルになる。グリーンは縦に細長く、グリーン右手前のバンカーと左にある窪地が効いている。
 
21番 パー3 177ヤード

21番 パー3 177ヤード(2)

21番 パー3 177ヤード(1)
川越えのショート。その川がグリーン手前から左に抜けている。自然の立地を活かしているので、素晴らしい景観を持つホール。
 
22番 パー5 550ヤード
ホール右に川があるほぼまっすぐなロング。グリーンは右に振られていて、その手前を川が横切っている。川越えのグリーンへのアプローチショットはグリーンフロントの境界線が絶壁になるので、威圧感がある。
 

22番 パー5 550ヤード(3)

22番 パー5 550ヤード(2)

22番 パー5 550ヤード(1)
 
26番  パー5 583ヤード
ティショットではフェアウェイ右が池に面し、しかもフェアウェイがタイトなので、正確なショットが必要。セカンドではフェアウェイ左にクリークが走り、グリーン左サイドを抜けている。セカンド、サードはやや打ち上げになる。
 

26番 パー5 583ヤード(3)

26番 パー5 583ヤード(2)

26番 パー5 583ヤード(1)
 
2番 パー3  196ヤード

グリーンから振り返る2番ホール

2番 パー3 196ヤード
美しいパー3。グリーン手前のバンカーが効いている。グリーンから見る池とその周辺の景観が良い。
 
3番 パー5 570ヤード
左ドッグ。ティショットではフェアウェイ左の池が気になる。フェアウェイ右に逃げると、220-240ヤード先のバンカーに捕まる。セカンドもタイトなフェアウェイ両サイドに位置するバンカーが良く効いていて、正確なショットが要求される。グリーンは大きく少し受けている。
 

3番 パー5 570ヤード(3)

3番 パー5 570ヤード(2)

3番 パー5 570ヤード(1)
 
5番 パー4  420ヤード 

5番 パー4 420ヤード(2)

5番 パー4 420ヤード(1)
ストレートな難ホール。フェアウェイ右から林が迫り出しているので、ティショットはプ レッシャーになる。セカンドは川越でグリーン前面は水に面しているので、オーバー目に打ちたい。しかし、グリーンをオーバーすると、受けグリーンは川の方へ傾斜しているので、アプローチが非常に難しくなる。このホールでは正確なセカンドが必須条件。このホールがパーならば大変嬉しい。
 
6番 パー4 411ヤード

6番 パー4 411ヤード (2)

6番 パー4 411ヤード (1)
少しアゲンストの風が吹く時が多いので、表示距離以上に難しい。やや左ドッグでフェアウェイ左は池に面し、しかもフェウェイはタイト。グリーンは更に左に振られていて、グリーン前面は池に接する。グリーンは縦に細長く、その右は深いバンカー、左はハザードなのでピンポイントでグリーンを狙うセカンドショットが要求される。ティショットが良くない時は、グリーン右手前の花道にセカンドを刻み、アプローチ勝負をする方がスコアーはまとまるかもしれない。
 
8番 パー5 548ヤード
三日月みたいに右へ右へと曲がっているロング。ロングヒッターはセカンドをショートカットの谷越えでグリーンを狙え2オン可能。アプローチ勝負の場合、谷を超えた所にあるバンカーの左にセカンドを運ぶのが安全。
 

8番 パー5 548ヤード(3)

8番 パー5 548ヤード(2)

8番 パー5 548ヤード(1)
 
余談

レストラン
マニラ市内から車で1時間。原則的にメンバー同伴が必要。サウナ設備あり。レストランはオープンエアーでくつろげて、食事は安くて美味しかった。キャディは良く教育されていた。

2003年度、2004年度ともAsian Golf Monthlyの読者の投票でフィリピンNo1のコース。

ロバート・トレント・ジョーンズJr.設計のフィリピンでの他のコースは、カンルバンG&CCアラバンCCサミットポイントGC、カラタガンGC、プエロ・ディ・オロG&CCで、彼の父のロバート・トレント・ジョーンズSr. が唯一アジアで設計しているルイシタG&CCがある。