キングスバーンズGL
Kingsbarns Golf Links

コースデータ
所在地 スコットランド、セントアンドリュース
コース長 7210ヤード パー71
コースレート 75.8
プレー日 2014年7月24日
設計者 カイル・フィリップス、マーク・パーシネン
オープン 2000年
キャディ あり(要事前予約)
ゴルフカート なし
評価
総合評価
5.30
コースレイアウト
5
難易度
5
グリーンコンディション
5
フェアウェイコンディション
6
造形美、景観
6
満足度
5

目の前に広がる北海を望むなだらかの丘の中腹に立地する、アップダウンのあるリンクスコース。元のコースは1793年にオープンして1850年頃までゴルフコースとして使用されていたが、その後元来の用途であった農地に戻された。幸運にも2000年にモダンリンクスコースとして生まれ変わった。自然なコースを残しつつ人工の手を入れて造られたことにより本物以上のリンクスの特徴を備えている。南北2.5キロの海岸線に広がるコース全てのホールから、北海の絶壁が楽しめる。広々としたフェアウェイが砂丘や窪地、大きなグリーンをつないでいる。海に突き出たグリーン、海越えの数ホール、コース一面に生い茂るフェスキュー、コース内の自然の小川、点在する深いポットバンカーなどで、景観だけでなく戦略性の面でもプレーヤーを決して飽きさせない。ルーティングが巧みで各ホールの長短に変化がある。12番ホールと15番から18番ホールまでの4ホールは圧巻で、設計者は同じスコットランドのロイヤル・ドーノホGCなど有名で歴史のあるリンクスコースを徹底的に調べあげて、この新設コースがほとんど自然に見えるように設計面で細心の注意を払ったと聞く、欧州男子PGA開催コース。



景観

4番ティからの景観

12番ホールからの景観


13番ティからの景観

18番ホールからの景観

18番ホールからの景観

 
3番 パー5 520ヤード

右に海岸線が走る右ドッグレッグの距離のないロング。フェアウェイは急な右傾斜なのでティショットは左サイド狙いが良い。セカンドはグリーンの右手前35ヤードから迫り出している長いバンカーに注意。このバンカーの左のフェアウェイは急な右傾斜なので、セカンドでこのバンカーに届くクラブで打つと、フェアウェイセンターへのナイスショットがバンカーまで転がる落ちる可能性がある。直接グリーンを狙えるロングヒッターでなければ、セカンドでこのバンカーの手前に刻む方がバーディチャンスは大きい。グリーンは横長で中央に尾根が走り、センターから左右に下っている。

 

3番 パー5 520ヤード(3)

3番 パー5 520ヤード(2)

3番 パー5 520ヤード(1)
 
4番 パー4 425ヤード

4番 パー4 425ヤード(2)

4番 パー4 425ヤード(1)
左ドッグレッグのミドル。左コーナーにたたずむ大きくて深いバンカー越えは250ヤードのキャリーが必要。ティショットの安全なルートはそのバンカーの右サイドのフェアウェイ狙い。グリーンは大きく、左傾斜。グリーンの左は2つのバンカーでガードされている。
 
5番 パー4 426ヤード

5番 パー4 426ヤード(2)

5番 パー4 426ヤード(1)
右ドッグレッグのミドル。右フェアウェイバンカー越えは230ヤード。グリーン手前に大きなマウンドがあり、セカンドはグリーンに直接届くキャリーボールが要求される。グリーンはヒースで囲まれ、グリー上の傾斜は強くて複雑。
 
7番 パー4 461ヤード

7番 パー4 461ヤード(2)

7番 パー4 461ヤード(1)
やや左ドッグレッグの長くてタフなミドル。ティショットは右サイドに打つと、傾斜でフェアウェイセンターに転がる。セカンドはやや打ち上げ。グリーンは縦長の左傾斜なので、グリーンの右サイドを狙いたいが、グリーンの右に外すと2つのバンカーが待ち構えていて、それらのバンカーに入れるとピンに寄せるのは難しい。
 
8番 パー3 168ヤード

8番 パー3 168ヤード
前方に海が広がる、やや打ち下ろしのショート。グリーンは横長の左右の2段状で左が低い。グリーン手前と右にバンカーが配され、グリーン奥に打つとトラブルになる。
 
9番 パー5 558ヤード

右に曲がってから左に曲がるダブルドッグレッグのロング。セカンド、サードと緩やかな打ち上げ。セカンドはグリーンまで60ヤードと75ヤード手前にあるポットバンカーに注意。グリーンは横長で奥が高い2段グリーン。グリーンオーバーは隠れた灌木があるので禁物。

 

9番 パー5 558ヤード(3)

9番 パー5 558ヤード(2)

9番 パー5 558ヤード(1)
 
11番 パー4 481ヤード

11番 パー4 481ヤード(2)

11番 パー4 481ヤード(1)
左ドッグレッグの長いミドル。ティショットの落し所は左傾斜なので少し右サイド狙いが良い。ティから左フェアウェイバンカーは280ヤードで捕まる。グリーン右から奥はヒースとブッシュに囲まれ、グリーンすぐ左は急斜面のラフなのでセカンドの距離と正確性が要求される。
 
12番 パー5 606ヤード

12番 パー5 606ヤード(2)

12番 パー5 606ヤード(1)
名物ホール。左ドッグレッグの雄大で美しいロング。ティグランドでは海を間近に感じ、海と一体化するような感じになる。ティショット、セカンドともに左に広がる海に注意。グリーンは長さが70ヤードもあり横幅があまりない。グリーン右に大きなマウンドがある。ピンが奥に切られた時は難易度が増し、右のポットバンカーと左の海岸線のハザードが効いてくる。
 

12番 パー5 606ヤード(5)

112番 パー5 606ヤード(4)

12番 パー5 606ヤード(3)
 
15番 パー3 212ヤード

横から望む15番グリーン

15番 パー3 212ヤード
海越えの風光明媚なショート。グリーンは左から半島のように海につき出ていて、グリーンは左手前から右奥に伸びている。3段グリーンでピンが右奥に切られた場合、手前も奥も海になり、しかもグリーンの奥行きがあまりないので相当難しくなる。右サイドに広がる紺碧の海と海岸線に一体化したようなグリーンへの道は太平洋に浮かぶ孤島を連想させる。ホールを横切る海岸は一般人に開放され、時々観光客とか地元の人に出くわす。
 
16番 パー5 565ヤード

右に海が広がる右ドッグレッグのロング。ロングヒッターは右フェアウェイバンカー越えが最短ルートで2オンが狙える。アベレージヒッタはセカンドでフェアウェイ左右に配されたポットバンカーが効いてくる。グリーン左は3つのバンカーでガードされている。グリーンは強く受けながら、左奥の面は凹んでいる。

 

16番 パー5 565ヤード(3)

16番 パー5 565ヤード(2)

16番 パー5 565ヤード(1)
 
17番 パー4 474ヤード

17番 パー4 474ヤード(2)

17番 パー4 474ヤード(1)
右に海岸線が走る右ドッグレッグの素晴らしいミドル。ティショットは300ヤード先の左フェアウェイ方向に打つと右傾斜でフェアウェイ中央にボールが転がる。250ヤード先の右フェアウェイにあるポットバンカーに注意。セカンドは緩やかな打ち上げ。グリーンは強く受けている縦長の3段グリーン。
 
18番 パー4 444ヤード

18番 パー4 444ヤード(2)

18番 パー4 444ヤード(1)
左ドッグレッグのミドル。ティショットはセミグラインドでクラブハウスの左コーナー狙いが良い。セカンドがやや打ち下ろしで底に小川が走る谷越えになり、グリーンのすぐ手前は急斜面のラフなので、グリーンまで直接キャリーで届く正しいクラブ選択が重要になる。グリーンは横長で強く受けている。
 
余談

エディンバラから車で1時間30分、セントアンドリュースから20分。プレー前日、フェアモントホテルに泊まりホテルから車で10分。最長の7210ヤードはプロだけのティで6804ヤードのメダルティは公式ハンディ9以下のプレーヤーなら可能。



若くて明るいキャディ達

レストラン

フィッシュ&チップス

このゴルフ場は米ゴルフマガジン誌にて2013年度世界第55位に選ばれている。もう一つのゴルフダイジェスト社世界100選では2013-4年度世界第50位。また、トップ100ゴルフコース・オブ・ザワールド(top100golfcourses.co.uk)の2014年度スコットランドのベスト第6位に選ばれている。イギリス諸島全体では第13位に選ばれている。2008年度の統計ではイギリス諸島全体では2752コースあり、その内スコットランドにはおよそ580コースある。

共同設計者の一人マーク・パーシネンはアメリカ人でスコットランドではキャッスル・スチュアートGLを設計している。このコースとキャスル・スチュアートGLは造成が新しいので、100年以上も歴史のあるGenuine Links (本物のリンクス)と対比してモダンリンクスと言われている。設計者が同じせいか、2つのコースはモダンリンクスの中ではどちらも最高峰で、コース自体の戦略性、景観などで良く似ている。 もう一人のカイル・フィリップスも有名なアメリカ人設計家でスコットランドではロックローモンドGC、ダンドナルドコースを設計している。