ラグ-ナナショナル G&CC 、クラシックコース  --ー大改造前
Laguna National Golf and Country Club (Classic Course)

コースデータ
所在地 シンガポール
コース長 6693ヤード、パー72
コースレート 71.2
プレー日 2004年7月6日
設計者 ピート・ダイ
オープン 1991
キャディ あり
ゴルフカート あり (強制、FW乗り入れ可)
評価
総合評価
3.50
コースレイアウト
4
難易度
2
グリーンコンディション
4
フェアウェイコンディション
4
造形美、景観
3
 

クラブハウスからの景観

今回プレーしたクラシックコースとプロのトーナメントを良く開催するので有名なマスターズコースを合わせた合計36ホールがある。マスターズコースの方がスコットランド式のリンクススタイルでフェアウェイはうねっている。クラシックコースの方は水が絡むホールが少なく、フェアウェイのうねりも少ないので難易度は低いようである。実際はコースレート73.4で7164ヤードと距離が十分あるコースだが、プロのトーナメントしか最長のブラックティは使えないので、今回プレーした6693ヤード、コースレート71.2では、上級者がプレーするには少し物足りないかもしれない。ただ、ピート・ダイ特有のクリーク代わりに距離のあるフェアウェイバンカーを配置する技法が随所に見られ、戦略性あるデザインになっている。近くの海に注ぐ川を上手に利用した12番、13番ホールはすばらしいレイアウトなので印象深い。

2019年9月プレーでの改造後のワールドクラシックコース

 
2番 パー4 397ヤード

2番 パー4 397ヤード(2)

2番 パー4 397ヤード(1)
やや左ドッグレッグでホール右は池、左はOBがあるミドルホール。グリーン左は池、手前は高さ3メートルほどの深いバンカーなので、正確なセカンドショットが必要。
 
4番 パー5 577ヤード

4番 パー5 577ヤード(2)

4番 パー5 577ヤード(1)
ホール右のほとんどにバンカーがある、距離のあるロングホール。特にグリーン右サイドから奥に取り巻くバンカーは高さが3メートルとかなり深い。
 
6番 パー4 373ヤード
30メートルほどの落差がある、豪快な打ち下ろしのショートホール。名物ホールでスプリングシティの広告に使われている。縦に長いグリーンの右サイドと奥は湖に面している。クラブ選択が難しいホール。

6番グリーン

6番 パー4 373ヤード(2)

6番 パー4 373ヤード(1)

 
9番 パー5 536ヤード

9番 パー5 536ヤード(2)

9番 パー5 536ヤード(1)
ホール右は池のあるパー5。各ショットともバンカー、池が戦略的に配置されている。
 
12番 パー5 527ヤード
右ドッグレッグのパー5。ティショットは川越へになり、池の左に隣接している200ヤードほど近くの長さがある巨大バンカーも越えなければならない。グリーンは縦に長く、馬の背の形をしていて、長さが44ヤードもある。
 

巨大なフェアウェイバンカー

12番 パー5 527ヤード(2)

12番 パー5 527ヤード(1)
 
13番  パー4 431ヤード

グリーンから望む13番ホール

13番 パー4 431ヤード
やや右ドッグのミドルホール。ティショットは川越になり、川がホール右側に流れる。グリーンは複雑なアンジュレーションがあり、両サイドのバンカーが効いている。グリーン周辺の木々が美しく配置されている。アメリカのゴルフ雑誌にて2000年度世界のベスト500ホールに選ばれている。

17番  パー3 161ヤード

17番 パー3 161ヤード
グリーンは砲台で50ヤードの長さを持ち、しかもうねっている。ピンから遠くにオンしても、パットが難しい。
 
18番 パー5 440ヤード

18番 パー5 440ヤード(2)

18番 パー5 440ヤード(1)
距離がたっぷりある、右ドッグレッグのミドルホール。フェアウェイ右サイドが池に面している。グリーンの右が池、左がバンカーなので正確なセカンドショットが必要。
 
余談

シンガポール中心地から車で20分。シンガポール空港からタクシーで5分程。当日のプレーは途中でスコールに見舞われたが、ゴルフカートに付いている雨よけカバーを見たのは初めてで、ユニークだった。ビジターのプレーは平日はメンバーの紹介、土日はメンバーの同伴が必要。



ホテル

雨よけカバー

クラブハウスはオープンエアーのレストランがあり居心地が良い。また、ロッカールームにはコースを見渡せる日本式お風呂(熱くないが)、サウナが完備されている。

クラブハウスの隣にあるホテルを見せてもらったが、すばらしかった。プール、エステも評判が高いようだ。

ピート・ダイ、ペリー・ダイ、ダイ・デザイン社設計の他のアジアでのコースは、中国の西海岸GC、タイのスパプルックGCカオキオGCタイムアンビーチG&M、ザ・カオチャゴークG&CC、マレーシアのポレシアCCオルナG&CC、フィリピンのイーグルリッジG&CC・アンディ・ダイコース、インドネシアのチプトラG&FC、韓国のウージョン・ヒルズCC、日本のセントレイクスGCメイプルポイントGC、かんなみスプリングスCC、ホワイトバーチCC、ゴールデンレイクスCC、オリンピックス・スタッフ・都賀コース、ヴィレッジクラブ・大子コース、ザ・カントリークラブグレンモア、いわせロイヤルGC・いわせコース、きみさらずゴルフリンクス、ミッションヒルズCC、札幌ベイGCなどがある。