シャンチン・ベイGC
Shanqin Bay Golf Club
山钦湾高尔夫俱乐部场

コースデータ
所在地 中国、海南島
コース長 6984ヤード パー71
コースレート  
プレー日 2016年1月19日、4月24日
設計者 ビル・クーア、ベン・クレンショー
オープン 2010年
キャディ あり
ゴルフカート あり(フェアウェイ乗り入れ可)
評価
総合評価
5.45
コースレイアウト
5
難易度
4
グリーンコンディション
5
フェアウェイコンディション
7
造形美、景観
6
満足度
6

高低差のあるシーサイドコース。デューンズ、ビーチ、峡谷、いくつかの岩でできた海岸線の絶壁などいろいろな立地に造られている。美しいオーシャンビューもありながら、ジャングルに居るように錯覚させる緑深い景観も素晴らしい。パー71で6900ヤードはトーナメントコースとしては少し短いが、風が吹くとパー72換算で7400ヤードの難易度になるであろう。パー3、パー4、パー5とも長短とも良いミックスで各ホール変化があり、プレーして楽しい。5番ホールのように地形のスロープをそのまま活かした、セカンドショットがブラインドになりグリーン面が見えないホールもあり、想像力を掻き立てられる。



クラブハウスからの景観

 景観


7番ティからの景観

9番グリーンからの景観

9番ティ後方のビーチ

スコアカード
 
2番 パー5 563ヤード

やや左ドッグレッグ。ティショットは左コーナーのフェアウェイバンカーを越えるは270ヤードのキャリーが必要なので、その右サイド狙い。ただ右には廃墟の背の低い壁が続き、落し所は狭いので正確なティショットが要求される。セカンド、サードショットは緩やかな打ち下ろしになり、フェアウェイは右傾斜。グリーンオーバーは急な下り勾配なので、そこからの寄せは難しい。

 

2番 パー5 563ヤード(3)

2番 パー5 563ヤード(2)

2番 パー5 563ヤード(1)
 
3番 パー3 181ヤード

3番 パー3 181ヤード

谷越え、ブッシュ越えで海に向かって打つショート。ティから打ち下ろしで、グリーン面右手前から左奥に急傾斜しているので、通常より2番手ほど短いクラブ選択が必要。グリーン右には2つのバンカー、左にも2つのバンカーとハザードが配されている。

 
5番 パー4 395ヤード

やや左ドッグレッグ。ティショットは池越え。ティからはデューンズが目に入るが345ヤード先のバンカー狙いが正解。セカンドは打ち上げで、ピン位置、グリーン面が見えないブラインドショットになる。グリーン面は手前から奥に下っていて、ナイスショットをしてもグリーン奥に配された2つのあごの高いバンカーに捕まるか、ブッシュまで転がり落ちる可能性がある。セカンドの距離感がとても大事なホール。

 

5番 パー4 395ヤード(3)

5番 パー4 395ヤード(2)

5番 パー4 395ヤード(1)
 
6番 パー4 446ヤード

6番 パー4 446ド(2)

6番 パー4 446ヤード(1)
チャレンジングなやや右ドッグレッグ。少し打ち下ろしのティショットは池越えになり、左に引っ掛けると池なので要注意。安全に打つには池の絡まないフェアウェイ右サイドだが、そこからはセカンドの距離が残りパーオンできないリスクがある。縦長のグリーンの左サイドは池に面するので、セカンドの攻略法が大切。グリーン右奥にはバンカーが配されている。グリーンは少しうねっていてパットも難しい。
 
7番 パー4 486ヤード

7番 パー4 486ヤード(2)

7番 パー4 486ヤード(1)
右ドッグレッグの長いミドル。ティショットは谷越えになり、セカンド少し打ち下ろし。距離があるミドルなのでセカンドがグリーンをショートすると、ファアウェイは左のデューンズから右に強く傾斜しているので、グリーン遥か手前のフェアウェイの右側の1つの大きなバンカーまで転がるリスクがある。受けグリーンで右には2つのガードバンカーがある。
 
8番 パー3 150ヤード

8番 パー3 150ヤード(2)

8番 パー3 150ヤード(1)

前方に海が広がる短く少し打ち下ろしのショート。グリーン両サイドに3つのデューンかバンカーがある。簡単なホールだが、自然の立地を上手く活かしている。グリーン上のアンジュレーションはもともとの自然の起伏をそのまま使っている。

 
11番 パー3 251ヤード

11番 パー3 251ヤード(2)

11番 パー3 251ヤード(1)

距離の長いショート。打ち下ろしなのでパーオン可能。グリーンの手前のガードバンカーが効いていて、グリーンは左からグリーンに向かって右傾斜のスロープがあるので、左から攻めると右に転がってグリーンに乗っていく。グリーン周りは合計5つのバンカーでガードされている。

 
13番 パー5 648ヤード

パーオンが難しい長いロング。ティショットは軽い右ドッグレッグ、セカンドからは軽い左ドッグレッグになる。セカンドが打ち下ろしになりサードが打ち上げ。アゲンストの風が強い時はサードショットで中央に配された大きなフェアウェイバンカーに捕まることがあるので注意。3段グリーンでピンと違う面にのるとパットまで難しい。

 

13番 パー5 648ヤード(3)

13番 パー5 648ヤード(2)

13番 パー5 648ヤード(1)
 
15番 パー4 462ヤード

15番 パー4 462ヤード(2)

15番 パー4 462ヤード(1)

右ドッグレッグの前方に海が広がる豪快なホール。ティショット打ち下ろし、セカンド打ち上げ。ティショットは右コーナーに配された大きなフェアウェイバンカーが効く。グリーン右には深いバンカーが3つ配されているので、セカンドはグリーン左から攻めるべき。

 
16番 パー4 313ヤード

16番 パー4 313ヤード

とても短い打ち下ろしでワンオン可能なミドル。砲台の受けグリーンでグリーンの右はすぐハザードになるので、ワンオン狙いには距離だけなく、正確性も必要。グリーンは5つのバンカーで囲まれている。

 
17番 パー4 361ヤード

17番 パー4 361ヤード(2)

17番 パー4 361ヤード(1)

やや右ドッグレッグの距離のないミドル。ホールはビーチと海に隣接していて、景観が素晴らしい。ティショットは打ち下ろしで、フェアウェイは右傾斜。グリーンは縦に細長い2段グリーン。グリーンの右サイドは急傾斜の下りスロープ。惜しみらくは中国政府の指導でフェアウェイと右のビーチの間のラフに防風林になる松を植えるように2016年に指導された。この松林が10年後とかに成長すると、景観も戦略性もがらりと変わり、設計者の意図とはだいぶかけ離れたホールになるのは残念だ。

 
18番 パー4 309ヤード

18番 パー4 309ヤード(2)

18番 パー4 309ヤード(1)

左ドッグの短いミドル。ティショットは谷越え。グリーンは強い砲台で、グリーンに届かなければ下り傾斜で40ヤード先のラフまで転がり落ちる。グリーンは傾斜の強い2段グリーンで、どこにピンが切られてもパットが難しい。

 
余談
海口国際空港から1時間45分、三亜国際空港から2時間。クラブハウスの食事はどれも美味しい。


キャディ

レストラン

ランチ

ボアオ・アジア・フォーラムホテルから車で20分、ボアオ・ステート・ゲストハウスから15分。



ボアオ・アジア・フォーラムホテル

ボアオ・アジア・フォーラムホテル

ボアオ・ステート・ゲストハウス

シャンチン・ベイGC、ナインブリッジGC、アヨダヤリンクス、東京GC、香港GCの5クラブ対抗戦が2日競技で行われて私も参加した。アジアで格式があり世界ベスト100クラスのゴルフクラブの対抗戦は初めての試みだった。夕食はゴルフ場に隣接するビーチサイドで食事をしたり、キャディが扮装して数々の本格的なダンスショーがあったりで、とても楽しかった。

クラブ対抗戦

ビーチでの夕食

ダンスショー

ゴルフマガジン2015年度世界ベスト100にて47位に選ばれている。中国での最初の世界ベスト100コース入り。アジアでベスト100にランクインしているのは6コースで、日本では廣野GC(42位)、川奈・富士コース(68位)、東京GC(96位)、韓国のナイン・ブリッジGC(43位)、タイのアヨダヤ・リンクス(76位)がある。top100golfcourses.co.ukの2016年度中国ベスト1位に選ばれている。2015年度で中国のゴルフ場は400コースほどある。

他のビル・クーア、ベン・クレンショー設計のコースでゴルフマガジン2015年度世界ベスト100に選ばれている中国での設計コースは、13位のサンドヒルズ(ネブラスカ州)、16位のパインハーストNo.2の改造(ノースカロライナ州)オリジナル:ドナルド・ロス、29位のリベエアの改造(カルフォルニア州) オリジナル:ジョージ・トーマス、31位のフライアーズヘッド(ニューヨーク州)、85位のバーンブーグル・ロストファーム(オーストラリア・タスマニア州)がある。
ゴルフマガジン2015年度米国ベスト100では、49位のオールドサンドウィッチ(マサチューセッツ州)、50位のバンドントレイルズ(オレゴン州)、56位のストリームソング・ブルーコース(フロリダ州)がある。