香港GC、 ニューコース
The Hong Kong Golf Club - New Course
香港高爾夫倶樂部、

コースデータ
所在地中国、香港
コース長6531ヤード、パー70
コースレート71.1
プレー日 2005年7月12日、2010年4月8日
設計者 80年の間、多くの設計者による
オープン1931年
キャディあり
ゴルフカートなし
評価
総合評価
4.20
コースレイアウト
4
難易度
4
グリーンコンディション
5
フェアウェイコンディション
4
造形美、景観
4
The Hong Kong Golf Club クラブハウス

 

クラブハウスからの景観
 

このクラブには18ホールが3コース(他にオールドコースエデンコース)あるが、その中で最も戦略性が高く、距離もあり、プレーしていて楽しいフラットな林間コース。 コース内にある木々も立派で大きく、80年の歴史を感じさせる。香港らしくコンパクトに上手くまとまっている。

2010年4月に3年ぶりにプレーすれば、グリーンの状態が良く、しかも速くなっていた。



林間コースの趣

曲線美のある5番グリーン

スコアカード

3番 パー5 530ヤード
左ドッグレッグの景観がすばらしく戦略性も高いパー5。ティショットでは左に大きく曲げると隣のホールに行き、高さのある木々が2つのホールの間にあるので、セカンドショットが極端に難しくなる。右に逃げればグリーンまでの距離がとても遠くなり、ハザードまで行くこともあるので、ピンポイントで狙うドライバーショトが要求される。
グリーンから120ヤードまでの間に左右3個ずつのバンカーが絶妙に配置されており、しかもフェアウェイ幅がグリーンに近づくほど狭くなているので、セカンドショットも落としどころがタイトになり、緊張する。
 

3番 パー5 530ヤード(3)

3番 パー5 530ヤード(2)

3番 パー5 530ヤード(1)
   
7番 パー4 396ヤード

7番 パー4 396ヤード(2)

7番 パー4 396ヤード(1)
ティショットはブラインドになるのが欠点。セカンドも15メートルの打ち下ろしのためピンが見えないが、グリーンとそれを囲む立派な木立、更にその背後に見える雄大な山が、グリーンに向かって歩く途中に突然姿を現わす時は感動するので、ブラインドホールの欠点をもカバーする見事なホール
 
8番 パー3 197ヤード

8番 パー3 197ヤード(2)

8番 パー3 197ヤード(1)
左に外すと傾斜のきついスロープになる。グリーン右側にはバンカーが効いていて、しかもグリーンが縦長で横幅があまりないので、正確なティショットが要求される。
 
9番 パー4 449ヤード
左ドッグレッグで距離が長いので、パーオンするにはビッグドライブが必要。セカンドはロングアイアンになるが、ミスショットすればフェアウェイ左側に続く池と、グリーン手前に位置する左右のバンカーに捕まり、パーセイブも難しくなる。
 

9番 パー4 449ヤード(3)

9番 パー4 449ヤード(2)

9番 パー4 449ヤード(1)
 
12番 パー4 466ヤード

12番 パー4 466ヤード(2)

12番 パー4 466ヤード(1)
距離が長く難しいパー4。フェアウェイ幅は狭く、フェアウェイ両サイドにOB杭がある。このホールもフェアウェイ両側に聳え立つ立派な木々がティショット時に威圧感を与
えている。
 
15番 パー4 395ヤード

8番 パー3 197ヤード(2)

8番 パー3 197ヤード(1)
このコースを代表するほどすばらしいレイアウト。まずティショットでは左ドッグレッグのため最短距離で狙おうとすると、少しでも左に曲げれば、フェアウェイ左側に絶妙に配置されている、腰ほど深いバンカーに捕まる。それ以上左に曲げると、林に行きそちらの場合もパーセイブは極端に難しくなる。かといって右に逃げれば、グリーンまでの距離が遠くなるだけでなく、セカンドで木々がスタイミーになる。
たとえティショットが正確だったとしても、グリーンは10メートルほど高さがる、傾斜のきつく、右にもバンカーが良く効いている砲台グリーンで、しかもグリーンはあまり大きくないので緊張するセカンドショットが残る。
 
16番 パー4 426ヤード
フェアウェイ幅が狭いだけでなく、両側に聳え立つ木々がこのホールを極端に難しくしている。ロングヒッターにはフェアウェイを斜めに横切るクリークに注意する必要あり。極端に縦長グリーンは砲台で、かつ左右のバンカーが効いているのでセカンドも難しい。しかし、とても美しいホールなので、各ショット難しいが爽快な気分でプレーできる。
 

16番 パー4 426ヤード(3)

16番 パー4 426ヤード(2)

16番 パー4 426ヤード(1)
   
余談

ビジターは平日プレー可、土日不可。香港には5つのゴルフコースがあるが、その中で最も最も伝統があり、格式が高い。年1回の香港オープン時には有名なゴルファーを世界中から何人か招待するのだが、3コースあるなかで、このニューコースとエデンコース2コースの各18ホールの中から、ベストな組み合わせの18ホールを作る。もし、このコースをプレー出来れば、間違いなく評価は高くなる。



メンバーラウンジ

レストラン

プール

2003年7月のグリーン状態は悪かったが、2005年7月には、いくつかのグリーンでTifEagleの草を使用した効果もあり、改善されていた。2年前はパットを打つとブレーキがかかるぐらい、重たいグリーンだったが、今回はボールの転がりがスムーズになっていた。

キャディを選ぶ場合にA、B、Cレベルと値段が違うのも特徴。Cだと、ただバッグを担いで、バンカーを均らしてボールを拭く程度。Bはそのうえに各ショットの落ちどころをしっかり見て、時々パットのラインもアドバイスしてくれる。Aになると、研修生かそれに近いゴルフの技量を持っていて、各ホールの攻略法やグリーンの読みとかを熟知している。キャディは各プレーヤーに一人のキャディが付き、Aだと3800円、Cだと2500円ぐらい。