バリ G&CC
Bali Golf and Country Club
コースデータ
所在地 インドネシア、バリ島
コース長 6888ヤード、パー72
コースレート 73.2
プレー日 2003年6月10日、2008年9月5日
設計者 ロビー・ネルソン、ロドニー・ライト
オープン 1991年
キャディ あり
ゴルフカート あり (強制)
評価
総合評価
4.40
コースレイアウト
4
難易度
4
グリーンコンディション
5
フェアウェイコンディション
4
造形美、景観
5
クラブハウス
 

シーサイドコース。コースレイアウト、眺望、コンディション全てすばらしいリゾートコース。コースのいたるところにやしの木が生え、南国の雰囲気を存分に味わいながらプレーできる。美しい海、湖とやしの木、幾つかの巨大なフェアウェイバンカーが絶妙に配置されているので、プレーヤーを飽きさせない心憎いほど見事に演出されたコ-スである。アウトは丘陵地に展開し、インは30メートルの高さに生い茂るやしの林を抜けていく。



クラブハウスからの景観

18番ティーから望むビーチ

像と美しい花

 
1番 パー5 554ヤード

左ドッグレッグのロングホール。サードショットは緩やかな打ち上げ。グリーンは縦長の2段グリーンで強く受けている。グリーン左手前の2つのバンカーが効いている。

 

1番 パー5 554ヤード(3)

1番 パー5 554ヤード(2)

1番 パー5 554ヤード(1)
 
6番 パー3 175ヤード

6番 パー3 175ヤード
打ち上げのショートホール。グリーン手前、右側は渓谷がありプレッシャーになる。グリーンの奥と左側の木々に多くの花が咲き、渓谷と相まって美しいホール。グリーンは横幅36ヤードの左右に急な傾斜のある2段グリーンで違う段に乗ればパットが非常に難しくなる。
 
7番 パー5 580ヤード
ほぼストレートの打ち下ろしホール。フェアウェイがタイトで表示距離は長いがグリーンまで軽い打ち下ろしで、難しさを和らげている。グリーンは大きな傾斜があるのも特徴。プレー以上にティーグランドから見る景観の素晴らしさの方に興味を引かれる。グリーンの先には美しいヤシの木の群生林があり、そのさらに先には広大なインド洋が眼下に広がる。グリーンは奥に下っている。
 

7番 パー5 580ヤード(3)

7番 パー5 580ヤード(2)

7番 パー5 580ヤード(1)
 
9番 パー4 395ヤード

9番 パー4 395ヤード(2)

9番 パー4 395ヤード(1)
ティーショットはやや打ち下ろしのストレートなミドルホール。一見難しそうに感じる。セカンドショットはショートアイアンだが、グリーン池越えだけでなくグリーン全体が池に囲まれているため、正確なショットが要求される美しいホール。
 
10番 パー4 392ヤード

10番 パー4 392ヤード(2)

10番 パー3 392ヤード(1)
急な右ドッグレッグのミドルホール。ティーからグリーン手前80ヤードまで右サイドは長いバンカーが走る。グリーンは砲台で、その左手前は深いバンカーでガードされている。
 
12番 パー3 182ヤード

12番 パー3 182ヤード(2)

12番 パー3 182ヤード(1)
名物ホール。グリーン手前の池をグリーンが見事に調和された美しい池越えのショートホール。グリーン手前がすぐ池で、オーバーするとアプローチショットが難しくなる設計がされている。グリーンを正確かつ大胆に捉えるショットが必要。グリーンは受けている。
 
16番 パー4 458ヤード

グリーン後方から望む16番ホール
急な左ドッグレッグの距離のあるロングホール。フェアウェイの両サイドは200ヤード以上の長さがあるバンカーで囲まれている。距離が長いだけでなく、戦略性も十分あり最もタフなホール。セカンドショットはロングアイアンかフェアウェイウッドで攻めることになるが、グリーン手前から右側にかけて深さが背丈まであるバンカーに面しているので、バンカーに捕まるとパーセーブが難しくなるだけでなく、グリーンの左側と奥に逃げればOBも待ち構えている。ティーショットをミスした時は特にパーオンを狙わないでグリーン左手前に刻む勇気が絶対必要。プレー後、アメリカのゴルフ雑誌にて2000年度世界のベスト500ホールに選ばれているのを知ったが、納得できるレイアウト。 
 

16番 パー4458ヤード(3)

16番 パー4458ヤード(2)

16番 パー4 458ヤード(1)
 
17番 パー4 361ヤード

17番 パー4 361ヤード(2)

17番 パー4 361ヤード(1)
インド洋の美しい海に向けてプレーする、ほぼストレートのミドルホール。 フェアウェイは両サイドに深いバンカーが待ち受けている。砲台グリーンの両サイドに配されたバンカーが効いていて、セカンドショットは正確性を要求される。
 
18番 パー4 408ヤード

18番 パー4 408ヤード(2)

18番 パー4 408ヤード(1)
やや右ドッグレッグの美しいミドルホール。ティーグランドからフェアウェイ右側全体とグリーンを囲むように池が伸びている。またフェアウェイ左側も200ヤードの長さがある巨大バンカーが存在する。グリーン手前にショートすれはバンカーに捕まり、右及び奥は池なのでミドル、ロングアイアンでの正確性が必要。
 
余談
空港から車で25分。ヌサドゥア地区の15件以上ある高級ホテルからは無料シャトルバスが利用可で、10分以内でコースに着く。バックティーからのプレーは自由に出来た。インドネシアでは珍しいヤード表示。キャディは男性が多くレベルが高い。


レストラン


ナシゴレン

設計者のロビー・ネルソン、ロドニー・ライトはハワイ在住であるためハワイで数多くのコース設計をてがけている。そのなかでも最高傑作が、ハワイ島のマウナ・ラニのサウスコースである。アジアに関しては、マレーシアではクアラ・ルンプールG&CC、シャン・シュイ(山水)G&CCティアラマラッカG&CC、シンガポールではウォーレンG&CC、中国では世界第2の高地に位置するジェード・ドラゴン・スノーマウンテン(玉龍雪山)GCシリー(西麗)G&CC深圳GCセンチュリー・シービュー(世紀海景)CC、広州仙村国際CC、上海太陽島GC昆山太陽島GCシャーシャン(佘山)国際GCパームビーチ(粽櫚海景)GC海寧尖山(レイクヒル)GC・ドラゴンコース新天鴻名人GR青島華山CCなどがある。