大利根カントリークラブ、西コース
Otone Country Club (West Course)

コースデータ
所在地茨城県
コース長7065ヤード、パー72
コースレート73.5
プレー日2006年10月18日
設計者井上誠一
オープン1960年
キャディあり
ゴルフカートなし
評価
総合評価
4.70
コースレイアウト
5
難易度
4
グリーンコンディション
5
フェアウェイコンディション
5
造形美、景観
4
満足度
5


クラブウスからの景観

利根川近くの用地の約40万坪の広大な松林に展開する、戦略的な36ホールの林間コース。今回プレーした西コースとは別に東コースがあり、旧来は東コースがメンバーコースと言われていたが、西コースに改良を幾度も施し、近年は大きな大会を西コースで開催されることが多く、両コース遜色のない風格を持っている。西コースは高低差が最大3メートとフラットで、地形を人工的に変化させるマウンドとか深いバンカーはないが、レイアウトの良さと両サイドから迫り出す松林が空中のハザードを形成し、手強いコースになっている。随所に配されたバンカー、池などのハザードも効いてくる。形状の美しい井上誠一特有のバンカーもこのコースで多く見られる。2グリーン制。2014年、2015年と日本とアジアツーの共同主幹の男子プロのトーナメントが西コースで開催された。

 
3番 パー4 414ヤード

3番 パー4 414ヤード(2)

3番 パー4 414ヤード(1)
右ドッグレッグ。210ヤードで右コーナーのバンカーを越えるが、そのバンカーの左奥には、ティから235ヤードと265ヤード地点にもバンカーが待ち構えている。ティショットの方向を間違えるとバンカーにはまりやすい。グリーンは砲台で受けグリーン。グリーン右と奥のOBは浅いので、セカンドショットは注意が必要。

 
4番 パー3 164ヤード

4番 パー3 164ヤード(2)

4番 パー3 164ヤード(1)
池とバンカー越えのショートホール。池がグリーン手前まで迫っており、グリーン手前バンカーも深いので、グリーンショートは禁物。グリーンは横長で右から左に傾斜。

 
5番 パー5 503ヤード

やや右ドッグレッグ。ロングヒッターは2オン可能。ティから180ヤードから280ヤード先の右サイドに池があるので注意が必要。ティから300ヤード先に大きな松の木があり、セカンドショットでは、その木をどう攻略するかがポイント。

 

5番 パー5 503ヤード(3)

5番 パー5 503ヤード(2)

5番 パー5 503ヤード(1)

 
7番 パー4 419ヤード

右ドッグレッグ。グリーン周りにバンカーはないが、松林に囲まれている。この松林が戦略性と景観を高めている。

 

7番 パー4 419ヤード(3)

7番 パー4 419ヤード(2)

7番 パー4 419ヤード(1)

 
13番 パー5 555ヤード
ストレートホール。両サイドから迫り出していている松林が空中のハザードになり、落とし所が狭い。グリーンは砲台。

 


13番 パー5 555ヤード(3)

13番 パー5 555ヤード(2)

13番 パー5 555ヤード(1)

 
16番 パー3 234ヤード

16番 パー3 234ヤード

長いショートホール。グリーンの両サイドは林でガードされている。特にグリーン右のOBは浅いのでスライサーは要注意。

 

 
17番 パー4 435ヤード

17番 パー4 435ヤード(2)

17番 パー4 435ヤード(1)

左に曲がってからから右に曲がるS字型の難ホール。ティショットは池越えになり、フェアウェイ左に池がくる。ティショットのベストポジションはフェウェイ左サイドでだが、勇気をもって左サイドに打てるかどうかが鍵になる。池避けて右手に打てば前方の木立がセカンドで邪魔になる。グリーンは少し砲台になっている。

 
余談

レストラン

東京都心から車で70分。東京駅から高速バスが出ていて、ゴルフ場近くのバス停で停まり、乗車時間70分、その後徒歩5分。ビジターのプレーはメンバーの紹介が必要。

ゴルフクラシック誌主催2005年日本ゴルフコースランキングでは27位。他のな井上誠一設計のコースでは大洗GC龍ヶ崎CC鷹之台CC霞ヶ関CC・西コース葛城GC日光CC那須GC札幌GC・輪厚コース札幌GC・由仁コース茨城CC・西コース武蔵CC・豊岡コース武蔵CC・笹井コース瀬田GC浜野GCいぶすきGC鶴舞CC西宮CC伊勢CC南山CC室蘭GC大原・御宿GC湘南CC戸塚CC・西コース愛知CCなどがある。海外では、フィリピンのタット・フィリピナスGC、マレーシアのネガラ・スバンGCの設計も手がけている。