雄大な丘陵地に展開する本格的なトーナメントコース。FW幅は広いが、距離がたっぷりあり、各ホールが木々でセパレートされていて個性的、そのうえいくつかの池と１００を超えるバンカーが随所で効いてきて戦略性は高い。グリーンは小さく、微妙な傾斜があり、しかも高速なのでパット巧者でなければ３パットが良く出る。ティショットが打ち下ろしでセカンドが打ち上げになるホールが多く、ホールによっては松の木がFWに迫り出していて落し所が限定される。各ホールにメタセコイヤ、サザンカ、ムクゲなど違う木が植えられていて、ホール名はそれらの木の名前がついている。四季折々に咲き競う花木、草花の美しさも格別な味わいがある、自然美豊かなコースである。FWの芝の付き方、ティグラウンドの綺麗さ、グリーンの手入れなど整備面も素晴らしい。２０１１年に日本プロゴルフ選手権、２０１８年に男子プロトーナメントが開催された。

２番、パー５、サード地点

７番グリーン

９番FWからの景観

１１番、パー４

もみじの紅葉

ダブルドッグレッグの距離のあるロング。ティショットはやや左に曲がり、セカンドはほぼストレートで最後の１００ヤードは右に曲がる。ティショットは少し打ち下ろしで、右サイドに３個のバンカーがあり、OBゾーンも浅い。グリーンは砲台で受けていて、左右にバンカーが配されている。

FWは軽く蛇行しながら進んで行くが、ほぼストレートで狭めのロング。ティショットは打ち下ろしで、左に３個、右に１個のバンカーがあり、左サイドのOBラインは浅い。２６５ヤード先のFW真ん中あたりに２本の松があり、アベレージヒッターはセカンドで松を避けるショットが要求される。セカンド地点からグリーンまでは打ち上げで、サードではグリーン面が見えない。グリーンは砲台で受けていて、左サイドは大きなバンカーとOBゾーン、右サイドはグラスバンカーがある。

右ドッグレッグの長いロング。ティショットは谷越えになり１８０ヤードのキャリーが必要。右に打ち過ぎると斜面になっていて、そのうえ木でスタイミーになるのでセカンドが打ちづらい。セカンドも右に打ちすぎるとサードでグリーン右手前の樫の木が効いてくる。それに当たると手前のバンカーに入りパーセーブはとても難しくなる。グリーンは砲台で受けながら左にも傾斜している。グリーンの左右にもバンカーが配されている。

１５番　パー５　５６７ヤード（１）

せカンド以降は打ち上げになる、ほぼストレートのロング。ティショット、セカンドともFWは広いが左右にOBゾーンがあり、松の木などが両側からFWに迫り出している。グリーン手前の２つのバンカーが効いていて、しかもグリーンは横長で奥行きがあまりないので、サードはうまく距離感を出したい。このホール名称は「もみじ」と呼ばれ晩秋でのプレー時の紅葉がとても美しい。

右ドッグレッグの長くてタフなミドル。ティショットは打ち下ろしで、セカンドは打ち上げ。ティショットは左右のOBと２５０ヤード付近にある右サイドの２個のバンカーに要注意。セカンドはFWからはグリーンを狙いやすく花道も使えるが、左ラフからだとグリーン左手前の２本の大木、右ラフからは迫り出している松がスタイミーになってグリーンを狙えない。グリーンは砲台の緩やかな傾斜の３段形状で、右サイドはバンカーでガードされている。