太平洋クラブ、御殿場コース
Taiheiyo Club, Gotenba Course

コースデータ
所在地静岡県
コース長7246ヤード、パー72
コースレート74.0 (推測)
プレー日2006年9月28日
設計者加藤俊輔
オープン1977年
キャディあり
ゴルフカートあり
評価
総合評価
4.70
コースレイアウト
(推測)4
難易度
(推測)4
グリーンコンディション
5
フェアウェイコンディション
5
造形美、景観
6

*コースレイアウトと難易度は、チャンピオンティからのプレーとして推測した。コースレートは6871ヤードの短いティーが72.1でそれより400ヤード近く長いチャンピオンティーを74.0と推測した。

富士山を望む標高500メートルの緩やかな丘陵地に展開する、杉、檜にセパレートされた林間・丘陵コース。フェアウェイには微妙なアンジュレーションがあり、巧みに配されたバンカーや点在する池、クリークなども戦略性を高めている。 Outは打ち下ろし、池越えに加え、ドッグレッグも多く、変化に富む。対してInは豊富な樹木にセパレートされた、ほぼフラットな林間コースで、グリーンはスネークラインが多いので難しくなる。1977年から太平洋クラブマスターズトーナメントが開催され、セベ・バレステロス、グレッグ・ノーマンなど多くのチャンピオン達を輩出している。特に印象深いのは2001年に行われたワールドカップ最終日、18番ホールグリーン右横に位置する、左下がりの極めて難易度の高いラフからタイガー・ウッズがチップインをしたショットである。彼ぐらいの世界トップの実力を持ってしても1000回に1回入るか入らないかというショットを大事な場面で入れてしまうのは、さすがスーパースターである。



6番グリーン後方からの景観

18番グリーンと富士山

 
1番 パー4 459ヤード

1番 パー4 459ヤード(2)

1番 パー4 459ヤード(1)
左ドッグレッグの打ち下ろし。ティから左のバンカーへは260ヤードで届く。グリーンは少し砲台になり、正確なキャリーがなければ、グリーンに乗らない。
 
4番 パー3 203ヤード

4番 パー3 203ヤード(2)

4番 パー3 203ヤード(1)
池越えの打ち下ろしのホール。風の向きと強弱が掴みにくいホールなので、正しいクラブ選択が重要になる
 
6番 パー5 540ヤード
やや右ドッグレッグ。ティショットは緩やかな打ち下ろしになり、右のバンカーは260ヤードで入る。ロングヒッターは2オン可能だが、グリーン右手前に広がる池がこのホールのポイントになり、池を意識しすぎて左方向に打ってしまうと、左奥のバンカーに捕まる恐れがある。グリーン手前の池をどう攻略するかがポイント。


6番 パー5 540ヤード(2)

6番 パー5 540ヤード(1)

6番 パー5 540ヤード(1)

 
8番 パー4  440ヤード

8番 パー4 440ヤード(2)

8番 パー4 440ヤード(1)
左ドッグレッグ。ティショットを左に打つと、前方の林がスタイミーになり、グリーンを狙えないので、センターから右サイドがベストポジション。グリーンは2段グリーン。
 
9番 パー4 440ヤード

9番 パー4 440ヤード(2)

9番 パー4 440ヤード(1)
距離のあるストレートホール。ティショットではフェアウェイ両サイドに配されたバンカー、セカンドショットではグリーン手前をガードしている大きなバンカーが効いてくる。
 
14番 パー4 420ヤード

グリーン手前に池が広がるストレートの難ホール。ティショットはしっかり距離を稼ぎたい。グリーンは左に傾斜している上、左サイドが落ちている難解な設計、しかも手前は池のためセカンドは少しでも短いクラブで攻めていきたい。(写真なし)

 
16番 パー4 462ヤード

右ドッグレッグの難ホール。フェアウェイがタイトで距離の長いので、ティショット、セカンドとも距離と正確性が要求される。グリーンは左右の2段で、手前と奥にバンカーが配されている。グリーン背後のOBも浅いので注意が必要。(写真なし)

 
17番 パー3 228ヤード

17番 パー3 228ヤード

池越え、少し打ち下ろしの距離のあるショートホール。グリーン手前の池やバンカー 、大木が効いている。天気が良い時には逆さ富士が映り、グリーン奥から望む富士山は非常に美しいと聞く。景観が素晴らしいだけでなく難易度も高いホール。

 
18番 パー5 517ヤード

18番 パー5 517ヤード

やや左ドッグレッグ。ロングヒッターは2オン可能。グリーン手前に池が広がり、この池が景観と戦略性を同時に高めている。刻む時は池の手前のグリーンまで120ヤード地点に運ぶか、グリーン手前まで思いって攻めてみるか判断に迫られる。グリーン手前100ヤード時点からフェアウェイは極端に狭くなっており、左から池の方へ傾斜している。グリーンは2段グリーン。ティショット次第で選択肢は大きく変わり、一発逆転も可能となるドラマティックホール。先述のタイガー・ウッドのチップインイーグルも劇的だが、1993年にグレッグ・ノーマンが最終日に楽々イーグルを獲り、首位を走っていた水巻選手を逆転で破った。このホールはアメリカのゴルフマガジン誌の2000年度世界ベスト500ホールに選ばれている。


ウッズのチップインの場所

ウッズの記念プレート

横から見た18番ホールとグリーン

 
余談

レストラン

東京都心から車で1時間20分。新幹線では東京駅から三島駅まで1時間、タクシーで30分。ビジターのプレーはメンバーの同伴が必要。

7246ヤードのトーナメントティからのプレーはオフィシャルハンディ7以下、6869ヤード、コースレート72.1の黒ティからのプレーはハンディ15以下の証明書をキャディマスターに見せる必要があり。但し、11月中旬にプロの試合が行われため、チャンピオンティの使用は芝養生のため9月からプロの試合が終わるまでは出来なく、その間は黒ティが最長のティとなる。

ゴルフクラシック誌主催2004年日本ゴルフコースランキングでは13位。他の加藤俊輔設計のコースは日本では、太平洋クラブ・益子コース(同ランキング92位)、ウェストコース、軽井沢コース、相模コース、高原コース、市原コース、JFE瀬戸内海GC(同ランキング46位)、ザ・ゴルフクラブ竜ヶ崎アクアラインGC、阪奈GC、九州GC・八幡コースと、片山津GC・白山コース(同ランキング39位)、加賀コースの2コースの改造も手がけていて、中国ではトムソン上海浦東GC、台湾では棕梠湖CC、永漢GC、立益GC、韓国では清州CC、ロードランドG&Vがある。

有名な山を借景にしたアジアでの有名なコースは、中国では玉龍雪山GC、日本では鳴沢GC、マレーシアではマウントキナバルGC、インドネシアではメラピGCがある。