トランプナショナル・ドラル、ブルーモンスターコース
Trump National Doral (Blue Monster Course)

コースデータ
所在地 アメリカ、フロリダ州
コース長 ７５９０ヤード　パー７２
コースレート ７７．４
プレー日 ２０１７年４月２０日
設計者 デッィク・ウィルソン
再設計者 ロバート・ボン・ヘギー、ギル・ハンス
オープン １９６６年
キャディ あり
ゴルフカート あり （FW走行可）
評価
総合評価
4.45
コースレイアウト
4
難易度
6
グリーンコンディション
5
フェアウェイコンディション
5
造形美、景観
4
満足度
4

レッド、ゴールド、シルバーコースを合わせて４コースあり、マイアミ都心近くのフラットなコース。４コースの中でブルーモンスターコースが最も有名。２０１２年にトランプがゴルフ場を買った後、ギル・ハンスに大改造を依頼し２０１４年に新しいコースが完成した。既存の池を大きくし、バンカーの追加とグリーンを大きくして、より戦略的に変更を加え、新しいティグランドを設けたことで７６００ヤードのとてもタフなコースに生まれ変わった。コースレートは７７．４だが風が強い日は多くのウォーターハザードに捕まることがより多くなるために、もっと難しさを感じるであろう。


クラブハウスからの景観

１５番パー３の景観
コースのすぐ近くを飛ぶ飛行機
コースの特徴はウォーターハザードの多さ。大小１０個の池と４本のクリークを上手く配し、１８ホール中１１個で効いてくる。バンカーもしっかりグリーンをガードしているので、とても戦略性高いコースに仕上がっている。１９６２年から２０１６年まで毎年PGAツアーを５０年以上にわたりホストしてきた。

スコアカード

 
１番　パー５　５７８ヤード
ストレートホール。ティショット、セカンドともに右にFWバンカーがある。グリーンは奥行きが４７ヤードもあり縦に細長く、左手前と左奥にガードバンカーが配され、グリーンの右は池に面している。
 

１番　パー５　５７８ヤード（３）

１番　パー５　５７８ヤード（２）

１番　パー５　５７８ヤード（１）
 
３番　パー４　４４０ヤード
右ドッグレッグ。ティショットでは左の２個のFWバンカーと右の池に注意。縦長のグリーン右手前に池が食い込んでいて、グリーン右サイドに接する。グリーンの左に１個のバンカーがあり、グリーンは左奥から右手前に急傾斜。
 

３番　パー４　４４０ヤード（３）

３番　パー４　４４０ヤード（２）

３番　パー４　４４０ヤード（１）
 
４番　パー３　２２７ヤード
池越えの美しいショート。グリーンは縦長で、グリーン手前から右サイドは池に囲まれている。グリーンの左に２個のガードバンカーが配され、グリーンは強く受けている。余談になるが２０１５年のPGAツアー時の３日目に、一つ手前の１９５ヤードの金ティからジャスティン・ジョンソンとJ.B.ホームズが２４分の間でどちらもホールインワンを達成した。
 

後方から見る４番グリーン

４番　パー３　２２７ヤード（２）

４番　パー３　２２７ヤード（１）
 
８番　パー５　５５０ヤード
左ドッグレッグの難ホール。ティショットでは左に池と右に２個のFWバンカーがロングヒッターには効いてきて、FWは狭い。セカンドも左の池に注意。縦長のグリーンは左が池に面し、右手前には３個のガードバンカーが横に並んで配されている。
 

８番　パー５　５５０ヤード（３）

８番　パー５　５５０ヤード（２）

８番　パー５　５５０ヤード（１）
 
９番　パー３　２１６ヤード

９番　パー３　２１６ヤード（２）

９番　パー３　２１６ヤード（１）
タフなショート。グリーン右手前から右サイドは池に囲まれている。縦長の受けグリーンで、グリーンの左から奥にかけてガードバンカーが１個あるので、ピン位置が奥の時は難度が増す。
 
１０番　パー５　６０８ヤード
池を回りこむ強い左ドッグレッグで距離のあるロング。ティショットが特に難しく、とても狭く落し所のFWの左に池、右に２個のFWバンカーと林が絡んでくる。セカンドも左に蛇行しながらFWに食い込んでいる池が効いてくる。グリーンは縦に４７ヤードと長く、左に流れるクリークと４個のバンカーでガードされている。
 

１０番　パー５　６０８ヤード（３）

１０番　パー５　６０８ヤード（２）

１０番　パー５　６０８ヤード（１）
 
１１番　パー４　４２８ヤード

１１番　パー４　４２８ヤード（２）

１１番　パー４　４２８ヤード（１）
ストレートホール。大きくて長いバンカーがFWの真ん中に右手前から左前方に横切る形で斜めに置かれ、左右にスプリットFWを形成している。グリーンは４６ヤードの縦長で、４個のバンカーに囲まれている。少し受けグリーン。
 
１６番　パー４　３７０ヤード

１６番　パー４　３７０ヤード（２）

１６番　パー４　３７０ヤード（１）
強い左ドッグレッグ。FW左からグリーン手前まで大きな池が広がり、ティグランドからグリーンの直接狙うには２９５ヤードのキャリーが必要なのでトッププロだけの世界。一つ手前の金ティからは２６０ヤードのキャリーでグリーンに乗る。通常はティショットを刻み、左の大きなFWバンカーと池を避けて、セカンド勝負にするのが安全。グリーンは砲台で横に長く、手前に３個、奥に２個のバンカーが配されている。グリーンは強い左傾斜。
 
１８番　パー４　４７３ヤード
左側が池に接する左ドッグレッグで、距離が長くてタフなホール。ティショットでは左から池が食い込んできて、FWはタイト。グリーンは少し斜めに細長い形状で、その手前から左はすぐに池になり、右サイドに２個のガードバンカーがある。セカンドの距離と正確性が特に要求されるホール。
 

１８番　パー４　４７３ヤード（３）

１８番　パー４　４７３ヤード（２）

１８番　パー４　４７３ヤード（１）
 
余談
マイアミ空港より東に２０分。パブリックコース。ゴルフリゾートとしては評価の高いTrump National Doral Resortを併設。

キャディ

レストラン
ラウンジ
トップ１００ゴルフコース（top100golfcourses.com）の２０１８年度フロリダ州で第２５位のベストコース。フロリダ州には１２５０ほどのゴルフコースがある。

Trump National Doral Resort

Trump National Doral Resort
Trump National Doral Resort
ディック・ウィルソンは６０コース程設計をしていて、著名なのはベイヒルC&L、NCR（サウスコース）、コグヒルG＆CC・No４ コース、メドー・ブックC、ホール・イン・ワンGC、ローレルバレーGC、ゴールド・ストリームCC、パインツリーGC、トランプ・ナショナルGCブルーモンスターコース、グリーンブライヤー、ロイヤル・オークスR&GC、ラコスア、ビダーマンGGなどがある。

アロフト・マイアミ・エアポート
アロフト・マイアミ・エアポート
プレー前夜はアロフト・マイアミ・エアポートに泊まった。