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プランテーションコース、リトリートコースと合わせて3コースある総合ゴルフリゾート。日本の廣野、川奈の設計で有名なチャールズ・アリソンが1920年代にINの9ホールを造り、1970年代にジョイ・リーがOUTの9ホールを追加して18ホールが完成した。1999年にトム・ファジオが18ホールを改造してアップグレードした。2015年からはPGAトーナメントのRSMクラシックがこのシーサイドとプテンションコースの2つで毎年開催されている。トーナメントティからは6657ヤードが7005ヤード、コースレート73.1と難しくなる。海風が強い日は表示距離以上にタフになる。
このシーサイドコースは距離がそれほどなくて、FWも広いホールが多いが、レイアウトが魅力でプレーヤー を飽きさせない。OUTは大きな湿地帯の周りを6ホールがデザインされており、INも9ホールで水が絡む。OUTも悪くはないが、INの方が断然面白い。10番から18番ホールは素晴らしホールの連続で、特にウォーターが絡むホールは感動的なレイアウトである。グリーンは近代的なサイズと比較すれば、40ヤードの長さを越える奥行きがないので、比較的小さい。グリーンへの花道の幅が平均12ヤード前後あるので、一見簡簡単に見えるが、花道からグリーンへ強い登り勾配になっているホールが多く、しっかりグリーン上にキャリーしないとグリーンには乗りにくい。グリーンは傾斜が複雑なホールが多く、パットのライン読みが難しい。
スコアカード
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やや右ドッグレッグ。ティショットでは左は沼地と1個のFWバンカー、右は池があり、FWは比較的狭い。グリーンは少し砲台でアンジュレーションが複雑。グリーンの右手前に1個のガードバンカー、右サイドには池が配されている。 |
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左に直角に曲がる難ホール。ティショットは沼地越えで、FWは左の沼地と右の池に挟まれている。正面の大きなFWバンカー狙いが良い。セカンドは沼地越え。グリーンは砲台で、右が高い2段形状。グリーンの左は長いバンカーと沼地でガードされている。 |
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右へ直角に曲がり、FWの右は全て沼地に面しているホール。フルバックの青ティから沼地越えには245ヤードから260ヤードのキャリーボールが必要。安全に攻めるには池越えでなく、FWまっすぐに打つと良い。グリーンの右手前に1個の大きいバンカーと沼地が配されている。グリーン上にはいくつかの傾斜が施され、パットが難しい。 |
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ストレートホール。ティショットでは右に原生林が続き、右に大きなFWバンカーがある。グリーンは少し砲台で、右は1個の深いバンカーでガードされている。 |
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ストレートホール。ティショットではFW左右にバンカーとヒースの草が生えたデューンがあるので、落し所が狭い。グローンは2個のバンカーでガードされ、グリーン奥には湿地帯がある。セカンド地点から海が見える。 |
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距離のあるショート。グリーン左手前は池になり、右には1個の大きいバンカーがある。強い受けグリーン。 |
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左ドッグレッグ。ティショットは川越えになり、川がFWの左サイドをガードしていて、右に逃げると3個の右FWバンカーが効いてくる。グリーンのすぐ左に川が流れ、グリーン右手前には1個の深いバンカーがある。 |
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右ドッグレッグ。左には広大な湿地帯があり、その向こう側に海が見える。ティショット尾では左の湿地帯と右のデユーンが効いてきて、FWはとても狭い。グリーンは湿地帯とデューンに囲まれていて、左傾斜。 |
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強い左ドッグレッグ。ティショットでは左右にデューンズがあり、1個の左FWバン―カーが配されている。セカンドでは左は川、右にデューンがある。砲台の2段グリーンは2個の深くて大きいバンカーでガードされている。 |
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強い左ドッグレッグ。ティショットは湿地帯と川越え。ロングヒッターがアグレッシブなラインで川越に成功すると、セカンドの残り距離が100ヤード以内になり、ウェッジでグリーンが狙える。フック回転のボールになり失敗すれば、もちろん川の中にボールが沈む。グリーンは横長の砲台で手前に1個のガードバンカーがガードしている。 |
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チャーミングなショート。グリーンは斜めに細長く、手前から右にかけて2個のガードバンカーが配されている。グリーンは右奥から左手前に傾斜。グリーン右には川が見える。 |
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ほぼストレートの難ホール。ティショットでは左に川と2個のFWバンカー、右に1個のFWバンカーとデューンが待ち構える。グリーンは砲台で左右にバンカーがあり、グリーン上は複数のアンジュレーションが施されている。 |
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サバンナ市から南に1時間半、ジャクソンビル市から北に1時間20分。パブリックコース。このシーアイランド・ゴルフリゾートはアメリカでも有数の高級リゾート。評判の高いリゾートホテルが併設。ホテルの中にクラブハウスがあり、ザ・コッテージ、ザ・コイスター2つの宿泊施設がある。
シーサイドコースは、ピンの形状が旗でなく籠を使っている。イギリスのリンクスコースでは見かけるがアメリカでは珍しい。他のアメリカの有名コースはメリオンGCがこのウィッカ―バスケットのピンを使っている。グリーンの風向きが分からない欠点はあるが、海風が強い時でもあまりピンが揺れない利点はあるようだ。
トップ100ゴルフコース・オブ・ザワールド(top100golfcourses.com)の2018年度ジョージア州で第5位のベストコース。ジョージア州には530ほどのゴルフコースがある。
チャールズ・アリソンのアメリカでの設計で有名なコースは、ダベンポートCC、ノールウッドCC、ノースショアCC、カートランドCC、ミルウォーキーCC、オーチャードレイクCC、CCオブ・デトロイトなどがある。
前夜はウェスティン・ジキルアイランドに泊まった。コースまで北に25分。夕食はホテル内のレストラン、ザ・リザーブで食べた。
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2番 パー4 398ヤード(3)