シーアイランド ゴルフクラブ、シーサイドコース
Sea Island Golf Club (Seaside Course)

コースデータ
所在地 アメリカ、フロリダ州
コース長 6657ヤード パー70
コースレート 72.6
プレー日 2017年4月15日
設計者 チャールズ・アリソン
再設計者 ジョイ・リー、トム・ファジオ
オープン 1928年
キャディ あり
ゴルフカート あり (FW走行可)
評価
総合評価
4.75
コースレイアウト
5
難易度
4
グリーンコンディション
5
フェアウェイコンディション
5
造形美、景観
5
満足度
4

プランテーションコース、リトリートコースと合わせて3コースある総合ゴルフリゾート。日本の廣野、川奈の設計で有名なチャールズ・アリソンが1920年代にINの9ホールを造り、1970年代にジョイ・リーがOUTの9ホールを追加して18ホールが完成した。1999年にトム・ファジオが18ホールを改造してアップグレードした。2015年からはPGAトーナメントのRSMクラシックがこのシーサイドとプテンションコースの2つで毎年開催されている。トーナメントティからは6657ヤードが7005ヤード、コースレート73.1と難しくなる。海風が強い日は表示距離以上にタフになる。

クラブハウスからの景観

8番ティからの景観

このシーサイドコースは距離がそれほどなくて、FWも広いホールが多いが、レイアウトが魅力でプレーヤー を飽きさせない。OUTは大きな湿地帯の周りを6ホールがデザインされており、INも9ホールで水が絡む。OUTも悪くはないが、INの方が断然面白い。10番から18番ホールは素晴らしホールの連続で、特にウォーターが絡むホールは感動的なレイアウトである。グリーンは近代的なサイズと比較すれば、40ヤードの長さを越える奥行きがないので、比較的小さい。グリーンへの花道の幅が平均12ヤード前後あるので、一見簡簡単に見えるが、花道からグリーンへ強い登り勾配になっているホールが多く、しっかりグリーン上にキャリーしないとグリーンには乗りにくい。グリーンは傾斜が複雑なホールが多く、パットのライン読みが難しい。

12番ティスからの景観

14番ホールからの景観

17番ホールから望む川

スコアカード

 
2番 パー4 398ヤード
やや右ドッグレッグ。ティショットでは左は沼地と1個のFWバンカー、右は池があり、FWは比較的狭い。グリーンは少し砲台でアンジュレーションが複雑。グリーンの右手前に1個のガードバンカー、右サイドには池が配されている。
 

2番 パー4 398ヤード(3)

2番 パー4 398ヤード(2)

2番 パー4 398ヤード(1)
 
4番 パー4 421ヤード
左に直角に曲がる難ホール。ティショットは沼地越えで、FWは左の沼地と右の池に挟まれている。正面の大きなFWバンカー狙いが良い。セカンドは沼地越え。グリーンは砲台で、右が高い2段形状。グリーンの左は長いバンカーと沼地でガードされている。
 

4番 パー4 421ヤード(3)

4番 パー4 421ヤード(2)

4番 パー4 421ヤード(1)
 
5番 パー4 388ヤード

5番 パー4 388ヤード(2)

5番 パー4 388ヤード(1)
右へ直角に曲がり、FWの右は全て沼地に面しているホール。フルバックの青ティから沼地越えには245ヤードから260ヤードのキャリーボールが必要。安全に攻めるには池越えでなく、FWまっすぐに打つと良い。グリーンの右手前に1個の大きいバンカーと沼地が配されている。グリーン上にはいくつかの傾斜が施され、パットが難しい。
 
10番 パー4 399ヤード
ストレートホール。ティショットでは右に原生林が続き、右に大きなFWバンカーがある。グリーンは少し砲台で、右は1個の深いバンカーでガードされている。
 

横から望む10番グリーン

10番 パー4 399ヤード(2)

10番 パー4 399ヤード(1)
 
11番 パー4 415ヤード

11番 パー4 415ヤード(2)

11番 パー4 415ヤード(1)
ストレートホール。ティショットではFW左右にバンカーとヒースの草が生えたデューンがあるので、落し所が狭い。グローンは2個のバンカーでガードされ、グリーン奥には湿地帯がある。セカンド地点から海が見える。
 
12番 パー3 213ヤード

12番 パー3 213ヤード
距離のあるショート。グリーン左手前は池になり、右には1個の大きいバンカーがある。強い受けグリーン。
 
13番 パー4 409ヤード

13番 パー4 409ヤード(2)

13番 パー4 409ヤード(1)
左ドッグレッグ。ティショットは川越えになり、川がFWの左サイドをガードしていて、右に逃げると3個の右FWバンカーが効いてくる。グリーンのすぐ左に川が流れ、グリーン右手前には1個の深いバンカーがある。
 
14番 パー4 407ヤード
右ドッグレッグ。左には広大な湿地帯があり、その向こう側に海が見える。ティショット尾では左の湿地帯と右のデユーンが効いてきて、FWはとても狭い。グリーンは湿地帯とデューンに囲まれていて、左傾斜。
 

横から望む14番グリーン

14番 パー4 407ヤード(2)

14番 パー4 407ヤード(1)
 
15番 パー5 545ヤード
強い左ドッグレッグ。ティショットでは左右にデューンズがあり、1個の左FWバン―カーが配されている。セカンドでは左は川、右にデューンがある。砲台の2段グリーンは2個の深くて大きいバンカーでガードされている。
 

15番 パー5 545ヤード(3)

15番 パー5 545ヤード(2)

15番 パー5 545ヤード(1)
 
16番 パー4 378ヤード

16番 パー4 378ヤード(2)

16番 パー4 378ヤード(1)
強い左ドッグレッグ。ティショットは湿地帯と川越え。ロングヒッターがアグレッシブなラインで川越に成功すると、セカンドの残り距離が100ヤード以内になり、ウェッジでグリーンが狙える。フック回転のボールになり失敗すれば、もちろん川の中にボールが沈む。グリーンは横長の砲台で手前に1個のガードバンカーがガードしている。
 
17番 パー3 176ヤード

17番 パー3 176ヤード(2)

17番 パー3 176ヤード(1)
チャーミングなショート。グリーンは斜めに細長く、手前から右にかけて2個のガードバンカーが配されている。グリーンは右奥から左手前に傾斜。グリーン右には川が見える。
 
18番 パー4 439ヤード
ほぼストレートの難ホール。ティショットでは左に川と2個のFWバンカー、右に1個のFWバンカーとデューンが待ち構える。グリーンは砲台で左右にバンカーがあり、グリーン上は複数のアンジュレーションが施されている。
 

18番 パー4 439ヤード(3)

18番 パー4 439ヤード(2)

18番 パー4 439ヤード(1)
 
余談
サバンナ市から南に1時間半、ジャクソンビル市から北に1時間20分。パブリックコース。このシーアイランド・ゴルフリゾートはアメリカでも有数の高級リゾート。評判の高いリゾートホテルが併設。ホテルの中にクラブハウスがあり、ザ・コッテージ、ザ・コイスター2つの宿泊施設がある。

レストラン

ランチ

練習場

シーサイドコースは、ピンの形状が旗でなく籠を使っている。イギリスのリンクスコースでは見かけるがアメリカでは珍しい。他のアメリカの有名コースはメリオンGCがこのウィッカ―バスケットのピンを使っている。グリーンの風向きが分からない欠点はあるが、海風が強い時でもあまりピンが揺れない利点はあるようだ。

籠のピン

ラウンジ

ロッカールーム

トップ100ゴルフコース・オブ・ザワールド(top100golfcourses.com)の2018年度ジョージア州で第5位のベストコース。ジョージア州には530ほどのゴルフコースがある。

チャールズ・アリソンのアメリカでの設計で有名なコースは、ダベンポートCC、ノールウッドCC、ノースショアCC、カートランドCC、ミルウォーキーCC、オーチャードレイクCC、CCオブ・デトロイトなどがある。



ウェスティン・ジキルアイランド

ウェスティン・ジキルアイランド

部屋から見る夕日


ザ・リザーブ

ザ・リザーブ

ザ・リザーブ

前夜はウェスティン・ジキルアイランドに泊まった。コースまで北に25分。夕食はホテル内のレストラン、ザ・リザーブで食べた。