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三日月のような形状のビーチのすぐ近く台地に展開する、起伏に富んだシーサイドコース。一方では海に、もう一方ではマウナケア山や地面を覆う溶岩に囲まれている。2つのほぼ円形のループがあり、OUTは時計周りに、INは時計の反対周りに進んで行き、3番と11番は海沿いのホールになる。どちらもパー3で、3番は海越えの名物ホールで、11番はコースの中で最も良いデザイン。6番の短いミドル、10番、17番のロング、14番、18番のミドルもホールの印象度がとても高い。120個のバンカーが待ち構え、グリーンはうねっていて、海風の影響も強く受け、とてもチャレンジグなコースである。高低差が激しいので、歩きのプレーが出来ずカートを必ず使わなければならないのは、少し残念。コースからの景観は素晴らしいく、陸と海の見事なパノラマビューと、溶岩、海、芝生の3つが織りなす絶景を味わえる。コースメンテナンスも良い。
2007年から1年ほどかけて、リー・ジョーンズが多くのバンカーを新設して、グリーンからティグランドまでの全て芝を張替え、距離を200ヤード長くして、コースをより手強く改造した。同時にティボックスを4箇所から5箇所に増やして、全てのプレーヤーが楽しめるようにしている。
スコアカード
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強い右ドッグレッグ。ティショットでは右サイドのOBゾーンは浅く、右コーナーに2個のバンカー、左サイドにブッシュがある。セカンドは強い打ち上げ。グリーンは4個のバンカーに囲まれた、傾斜の緩やかな2段グリーン。 |
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ティグランドから海が見える、左ドッグレッグの豪快な打ち下ろし。グリーンは少し小さめの長方形の砲台で、手前と左サイドにバンカーが配されている。ロングヒーターがドライバーを使えば、グリーンのすぐ近くまで飛ばせるが、タイトなFWの左右にブッシュがあるので、リスクが伴う。ティショットを刻むとリスクは少ないが、セカンドは短くてダウンヒルのライから打つので、距離感が難しくなる。 |
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名物ホールで、とても長い海越えのショート。入り江の溶岩の岸壁に打ち寄せる波はとてもドラマティック。グリーンはほぼ斜めの形状で50ヤードの奥行きががある3段グリーンで、グリーン周りに6個のバンカーがある。グリーン左サイドは海になり、風は左から来るので、パーオンをするためには海岸線近くグリーン左エッジ狙いが良い。世界で最も美しくて、ショットに緊張を強いられるホールの1つ。ゴルフマガジン2000年度(最新版)世界ベスト500ホールに選ばれている。1つ手前のティからは205ヤードの長さからのプレーで、より良いホールになるが、そこから良いショットができても、風の計算を間違えれば、バンカーに捕まるか手前の溶岩に当たり跳ね返って海に沈むことが多い。
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やや左ドッグレッグの長いロング。ティショットは打ち下ろしで、セカンドはブラインドの打ち上げで、サードも打ち上げ。グリーンは砲台で左右にバンカーが配されている。
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美しい海に向かって打つ、やや左ドッグの短いミドル。ティショットは強い打ち下ろしで、セカンドは打ち上げ。自然の丘陵地の傾斜を上手く使ってFWが進んでいき、グリーンは高台の上に置かれ、手前は2個の深いバンカーで守られている。グリーンの左サイドは急な下り傾斜で、その下のブッシュまで転がり落ちることがある。ロングヒッターはグリーン近くまで飛ばせるが、左サイドに広がるブッシュが効いてくる。安全に攻めるには、やや右方向狙いで広いFWにロングアイアンとかで刻むのが得策。フィル・ミケルソンはかつて1オンに成功したようだ。ゴルフマガジン2000年度(最新版)世界ベスト500ホールに選ばれている。 |
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少し打ち上げのショート。グリーンは小さめで縦に長い2段形状。左に1個、右に2個のバンカーが配されている。 |
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急な左ドッグレッグの難しいロング。ティショットは打ち下ろしになり、左右に5個のバンカーがある。セカンドも打ち下ろしで、サードは少し打ち上げ。グリーンは3個のバンカーと左サイドのブッシュでガードされている。グリーン上にマウンドが施されている。
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強い右ドッグレッグのロング。ティショットは緩やかな打ち下ろしになり、右サイドの3個のバンカーとブッシュが効いていて、FWは強い右傾斜。セカンドはブラインドの打ち下ろしで、サードは打ち上げになり、グリーンは更に砲台。グリーンは4個のバンカーに囲まれ、奥が低い2段グリーン。自然の高低差を上手く活かした名ホール。
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海に向かって打つ、豪快な打ち下ろしの絶景ホール。グリーンは3個のバンカー、右サイドと奥の下り傾斜でガードされ、左サイドのOBゾーンは浅い。グリーンの奥と右の崖下は、ティグランドから見えないビーチになる。グリーンは強く受けている。海風が強い時はこのホールは逆風になり、大きな高低差を無視して、214ヤード(1つ手前のティ)そのままの距離を打つとちょうど良いだろう。ドラマティックで素晴らしいホール。
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強い右ドッグレッグ。ティショットでは左サイドに4個のバンカー、㎡義サイドにバンカー1個とブッシュが配されている。セカンドは打ち上げ。グリーン左右のガードバンカーはとても深い。グリーンは真ん中が少し窪んでいて、左右が高い。 |
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ほぼ直角に左に曲がるミドル。左コーナーに2個のバンカーがあるが、アゲンスト風の時には届かない。セカンドは打ち上げ、グリーンは縦長で左サイドと手前にバンカーがあり、右サイドは急な下りスロープになる。 |
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左ドッグレッグの長いロング。ティショットは少し打ち上げになりFWは左傾斜で、両サイドにブッシュがあり、ロングヒッターは左右3個のバンカーが効いてくる。セカンドはブラインドの打ち下ろしで、サードは少し打ち上げ。グリーンは斜めの形状の砲台で、4個のバンカーに囲まれている。
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右ドッグレッグ。ティショットは強い打ち下ろしで、左右は3個のバンカーとブッシュがあり、落し所は一見狭く見えるが、実際は狭くない。セカンドも打ち下ろし。グリーンは小さめの砲台で、グリーン周りの3個のバンカーが効いている。パーオンにはセカンドの距離感と正確性が要求される。ティから景観もとても良いホール。
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コナ空港から北東に30分。パブリックコース。徒歩圏にマウナケア・ビーチホテルがある。
トップ100ゴルフコース(top100golfcourses.com)の2020年度ハワイ州ベスト30コースの第4位。ハワイ州には100ほどのゴルフコースがある。
ロバート・トレンド・ジョーンズSr.のハワイ州での他の設計コースは、ロイヤル・カアナパリGCなどがある。
プレー前日は民泊でワイコロア・ビレッジ内にある、The Aeolian Residence, Waikoloa Villageで泊まった。プレーの2日前はマウナケア・ビーチホテル内にあるManta
Restaurantで食べた。フアラライGCから南西に30分、マウナケアGCから徒歩3分。レストランのすぐ近くの海でナイトシュノーケリングの参加者がマンタ(世界最大のエイ)の泳ぐ姿を水中で観察していた。プレー前夜はWikoloa
Villageの中にある、Roy’s Waikoloa Bar & Grillで食べた。マウナケヤGCからほぼ南に15分。外の景観が良いレストランだった。
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1番 パー4 374ヤード(2)