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歴史のあるクラシックなパークランドコース。120年経っても14ホールが現存している。コースコンディションが素晴らしく、グリーンはガラスのように速く、FWの状態は最高で良く転がり、ラフも厚みがある。18ホールのルーティングが良く、OUTはかなりフラットでINは結構アップダウンがある。パー3は距離の多様性に優れてプレーして楽しく、パー4は331ヤードから473ヤードの距離を備えた手強いホールのバリエーションがありワールドクラスのホールも多い。パー5では9番ホールは620ヤードを越える長さなので少し印象的だが、他の2つのホールは余り記憶に残らない。その中でもバンカーでしっかりガードされた18番ホールは良いデザインで秀逸。グリーンは総じて小さく微妙な傾斜も施されている。これらの小さなグリーンに止めるためにはFWからスピンの効いたセカンド、サードショットを正確に打つ必要がある。
2000年代半ばにレイ・ハーンが大規模な修復と改修を行い、グリーンを復元して、2000本の木を取り除いた。13番パー3の新設、4番と8番のパー4の改良など3ホールを変更し、全てのホールでバンカーの形状と状態を刷新した。FWのバンカーの位置をグリーン側にずらし、ロングヒッターにはこれらのバンカーが効いてきて落し所が狭くなるように手直しも行ったため、コースがアップグレードされている。1920年に全米プロ、1923年に全米アマチュアを開催している。
スコアカード
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ストレートの難しいミドル。ティショットでは250~270ヤード先にクリークが斜めに横切る。セカンドは打ち上げ。グリーンは3個のバンカーでガードされ、強く左に傾斜しながら少し受けている。右からのパットと寄せはとても難しく、グリーンを外すなら左手前がベストポジション。 |
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ほぼストレートの短いミドルだがいろいろな攻略ルートがある。260ヤード前後の飛距離のティショットではFWは広いが左サイドの2個のバンカーが効いてくる。これらのバンカーに入れると50ヤードから110ヤードの難しいバンカーショットになる。それ以上の飛距離がでるロングヒッターはFWを転がせてワン・オンが狙える。またはティショットをバンカーが絡んでこない220ヤード前後で刻んでもウエッジでグリーンが狙える。グリーンは小さく横に細長く、右に急傾斜していて、3個のバンカーでガードされ左奥にはOBゾーンがある。
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左サイドにOBがある右ドッグレッグのタフなミドル。ティショットではFWはタイトで左右の木立が効いてくる。特に右サイドは成熟したオークツリーが密に並ぶ。グリーンは縦長の2段形状で強く受けていて、その周りに4個のバンカーが配されている。 |
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綺麗な池越えのショート。ティグランドは生い茂った樹木に囲まれているので風の読みが難しい。グリーンは奥に下りながら右にも傾斜している。 |
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強い右ドッグの距離があるミドル。ティショットでは左サイドに3個のバンカーがある。セカンドは緩やかな打ち下ろしで、右から池がFWに食い込んでいて、グリーン手前の花道は右の池の方に傾斜している。グリーンは横に長く受けながら右にも傾斜していて、手前半分の右サイドは池に面している。グリーンの右サイト奥にもハザードがある。2008年にグリーンの位置が変えられ、グリーンも新設された。 |
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ほぼストレートの長いロング。セカンドは少し打ち上げでFWはタイト。サードは緩やかな打ち下ろし。グリーンは受けていて、右サイドにバンカーがある。グリーンは受けているように見えるが、実際はフラット。
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やや打ち上げの美しいショート。グリーンはほぼ円形で左手前から右奥に急傾斜している。左に3個、右に2個のバンカーが配されている。グリーンの左手前と左サイドの枝ぶりが良い木立が効いていて、グリーン手前の花道は急な下りスロープ。 |
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ストレートの素晴らしいホール。ティショットは打ち下ろし。セカンドは丘越えのブラインドショット。「アルプス」テンプレートを表現している。グリーンは手前から奥へ傾斜しているパンチボールグリーンで、セカンドの距離感、特にラフからの距離のコントロールは難しい。アルプスとは第一回全英オープンが開催されたプレストウィックGCの17番ホールから由来し、セカンドでグリーン面が手前のマウンドでブライドショットになるホールを言う。 |
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やや右ドッグレッグの短めのミドル。ティショットではティから175ヤード先のFWの真ん中に1本のオークツリーがあり、越えていくか左右のどちらかに打つかの選択に迫られる。FWはうねっていて平らな所がない。グリーンは小さい円形で強く受けていて、4個のバンカーに囲まれている。 |
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やや左ドッグレッグ。ティショットはセミブラインドの打ち下ろしで左サイドの大きなオークツリーが効いてくる。ドローボールで攻めるのが理想。セカンドはクリーク越え。グリーンは受けていて、左右のバンカーと左サイドに流れるクリークに守られている。 |
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ストレートの長くて大変難しいミドル。ティショットは290ヤード先にクリークが横切るので、ロングヒッターは要注意。セカンドは打ち上げで、グリーンは丘の上に置かれている。グリーンは左傾斜で、右手前にバンカーが配され、グリーン手前のFWは急な下り傾斜。 |
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大きなクラブハウスに向かって右に曲がる2オン可能なロング。ティショットは打ち下ろしのグリーク越えで、左サイドは木々とブッシュ、右サイドは2個のバンカーがある。セカンド以降は緩やかな打ち上げで、セカンドでは左右に3個のバンカーが配されFWはタイト。グリーンも3個のバンカーでガードされ、グリーン上はいくつもの微妙な傾斜が施されている。
(セカンド地点の写真なし) |
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シカゴ・オヘア空港からほぼ南に45分、シカゴ市内から南に40分。プレーにはメンバー同伴が必要。 オリンピア・フィールズCCにほぼ隣接している。
トップ100ゴルフコース(top100golfcourses.com)の2020年度イリノイ州ベスト70コースで第10位。イリノイ州には630ほどのゴルフコースがある。
プレー前日はモーテルのEconolodge South Hollandに泊まった。コースまでほぼ南に13分。
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3番 パー4 434ヤード(2)