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高低差があまりないパークランドコース。4回の全米オープン、2回の全米プロの開催実績を持つ。また、全米オープン、全米アマチュア、全米シニアオープン、全米ジュニアアマを開催した唯一のクラブである。1903年に創立されバーナード・ニコルズが9ホールを造り、1916年から18年にかけてドナルド・ロスが18ホールに拡張して、チャンピオンシップコースへと改修もした。ロスのコースは一連の尾根の周りと、敷地を横切る2つの主な峡谷を通るコンパクトなルーティングで有名だった。改造後の2年後の1920年には全米オープンを開催している。インバネスは、古典的なドナルド・ロスのデザインだったが、1979年の全米オープンに向けての改造で、ジョージとトム・ファジオはOUTのルーティングを大幅に変更して、4つの新しいホールを造った。
2016年から2018年にかけてアンドリュー・グリーンによりドラルド・ロスのオリジナル設計への復元が行われた。ファジオのホールは削除され、新しいホールに加えて、すべてのグリーンは修復され、既存のすべてのバンカーを再構築または再配置された。何百本の過密な木は伐採され、全体の9割の木が取り除かれ、コースがすっきりしている。グリーンのデザインはロスのチャンピオンシップの威厳を取り戻し、全てのホールでバックティを新設することで、インバネスクラブは7700ヤードの超難関コースになっている。パー4は6番、7番、15番、17番、18番と特に素晴らしホールが多い。
スコアカード
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やや右ドッグレッグの距離のあるミドル。ティショットでは左に3個、右に1個のバンカーがFWを狭めていて、ロングヒッターには効いてくる。グリーンは左右手前のバンカーで守れていて、グリーン上には4個のマウンドがあり、パッティング面は多面になる。 |
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短いミドルの程の距離のある、大変長いショート。グリーンは少し砲台で強く受けていて、左に1個、右に2個のバンカーでガードされている。 |
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左ドッグレッグの長くて素晴らしいミドル。ティショットでは左サイドにクリークが走り、350ヤード先のFWを横切る。300ヤード先にバンカーがあり、プロの試合で効いてくる。セカンドは打ち上げ。グリーンは段差の強い縦長の2段形状で、左手前と右サイドにバンカーが配され、手前は急な下りスロープになる。 |
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ほぼストレートの大変長くて美しいミドル。ティショットは少し打ち下ろしで、左右3個のバンカーが効いてくる。セカンドはクリーク越え。グリーンは強い砲台で右奥が高い2段形状。グリーンの手前の面はフォールス・フロント(ドナルド・ロス特有の偽りの面で、乗っても下り傾斜で手前に転がり落ちる)。
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FWは蛇行しているがほぼストレートの難しいロング。砲台ティからの景観は素晴らしい。ティショットではFWはタイトで右サイドを蛇行するクリークが効いてくる。クリークを越えるには300ヤードのキャリーが必要。セカンドは打ち上げになり、グリーン手前の花道は急な下り傾斜。このホールにはバンカーが一つもないが、戦略的でパーを取るのが一番タフなホール。
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強い左ドッグレッグの距離のあるロング。ティショットは少し打ち下ろしで、左右のバンカーが効いてきて、FWは狭い。セカンドはクリークとFWの谷越え。サードは緩やかな打ち上げ。グリーン中央から手前110ヤードのところからセカンドの落下地点の左右に2個ずつバンカーが配されFWを狭めている。グリーンの左右は深いバンカーでガードされ、右に傾斜している。
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ストレートの短めで美しいミドル。ティショットは270ヤードに制限され、それ以上飛ぶとラフに行く。左に1個、右に4個のバンカー群がある。セカンドはゆるやかな打ち下ろしで、グリーン手前の深いラフと手前を横切るクリーク越え。グリーン真ん中に尾根が走り、前半分は受けていて奥半分は右傾斜。グリーンは縁取りが鮮やかでまるで天然の円形劇場の中にあるように見える。 |
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原野で遮るものが何もないクラシックなショート。縦に長いグリーンは5個のバンカーで囲まれている。グリーンの真ん中を尾根が縦に横切り、尾根をまたぐパットは距離合わせが難しい。 |
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ほぼストレートのロング。ティショットは緩やかな打ち下ろしで、右サイドの縦に長いバンカーが効いてきてFWは左に傾斜している。セカンドはクリーク越えがベストだが、アベレージヒッターはクリークの手前に刻むオプションもある。サードは打ち上げ。グリーンは強く受けていて、左右と奥のバンカーで守られている。2オンを狙うには打ち上げの正確なFWウッドのショットが要求される。
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ほぼストレートのタフなミドル。ティショットは少し打ち下ろしで、両サイドの丘陵の間の狭いFWに打っていく。セカンドも緩やかな打ち下ろしのクリーク越え。グリーンは3個のバンカーでガードされ、左手前のバンカーが特に効いてくる。受けグリーン。
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左ドッグレッグの距離のあるミドル。ティショットでは左サイドのバンカーと木立が効いてくる。セカンドは打ち下ろし。グリーンは4個のバンカーでガードされ、強く受けているので上からのパットは非常に速い。
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名物ホール。FWは蛇行しているが、ほぼストレートの短いミドル。ティショットはやや打ち下ろしで、左右の5個のバンカーが効いてくる。縦に長いグリーンは強く左に傾斜していて、手前に2個、左に1個のバンカーが配されている。コースで一番短いパー4だが、オリンピックCの短いミドルの最終ホールと同じく手強いホール。近年の設計では最終ホールは距離がとても長いミドルはほとんどだが、頭脳プレーが必要なクラシックな短いミドルはとても新鮮である。オリンピックCの18番ホール同様にゴルフマガジン2000年度(最新版)世界ベスト500ホールに選ばれている。
(セカンド地点の写真なし) |
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トリード市から西に13分、デトロイト市かから南東に1時間10分、ポート・コロンバス市からほぼ北に2時間30分。プレーにはメンバー同伴が必要。
トップ100ゴルフコース(top100golfcourses.com)の2020年度オハイオ州ベスト80コースで第5位、全米ベスト100コースでは第82位。オハイオ州には760ほどのゴルフコースがあり、全米には15500コースある。2020年度のゴルフマガジンの世界100選では81位。
ドランルド・ロスの設計コースはフロリダ州で31コースある。インバネス C、サイオートCC、ウエスト・ブルックCC、メイクテワーCC、マナキキGC、マイアミ・バレーGC、モホークG&CC、シェーカー・ハイツCC、ヤングスタウンCC、ゼーンズビルCCの10コースがトップ100ゴルフコース(top100golfcourses.com)でのオハイオ州ベスト80コースにランクインしている。
プレー前夜のホテルはコロンバス郊外のQuality Inn Delawareに泊まった。コースまでほぼ北に2時間。夕食はホテル近くのThe
Café at Maumee Bayで食べた。
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2番 パー4 487ヤード(2)