ユージーン ゴルフクラブ
Eugene Country Club

ダグラスファー（マツ科の針葉樹）がコースの至る所で聳え立っている、美しいパークランドコース。クラブ設立は１８９９年でコース開場の２５年前。もともと１９２０年代ではある程度有名な設計家により、箱庭的で緩やかな高低差のある敷地の中に上手くレイアウトされたコースだった。しかし１９６０年代にロバート・トレント・ジョーンズSr.により、多くのホールを逆向きにして、長いティグラングの新設、ドッグレッグホールの活用、全ての新しいグリーンにして、その周りを戦略的なバンカーの新設と配置など、全く違うコースに大改造された。

１番グリーン

４番ティから望む７番グリーン

１２番グリーン

ルーティングは以前の１８番グリーンを１番ティグランドにするなど２ホールのパー３を除いて。１６ホール全て逆さまのホール（つまりティグランドとグリーンが逆）で逆回りのルーティングに変えた。更にウォーターハザードの活用で、新しく造られた池により、５番、６番、７番、１１番ホールで池が効いてくる。砲台の受けグリーンが多いのが少し残念。総じて水絡みのパー３は魅力的で、パー４は似たようなレイアウトが多いが微妙に違ってプレーヤーを飽きさせないし、パー５は全て趣が違って素晴らしいホールが多い。ダグラスファーを初め、いろいろな種類の樹木が各ホールを彩っている。まるで樹木園の中にあるようなコースで、自然の豊かさを感じながら満足度の高いプレーできるであろう。

高い木々

コースを彩る草花

鴨

やや右ドッグレッグの狭いロング。ティショットはＦＷ左半分に打つのは良い。ＦＷサイドからのセカンドは前方のオークの木立が邪魔になり、まっすぐに打てない。セカンド地点では２か所ほどＦＷにマウンドがあり、フラットなライから打てないこともある。セカンドはＦＷ真ん中かやや右よりに打つのが良い。今度は左から大きなカエデの木がＦＷにグリーン近くで覆いかぶさっているので、アベレージヒッターはサードが左サイドから打つと木の下を通すか、ドローボールでグリーンを狙うことになる。グリーンは４個のバンカーで囲まれている。

左ドッグレッグの難ホール。ティショットをFW右サイドに打つと、セカンドでグリーンを狙い易い。グリーン手前のFWはスウェイル（窪み）になり、グリーンの右手前に大きなガードバンカー、奥にも２個のバンカーが配されている。グリーンは砲台で斜めに細長く、グリーン上には複雑なアンジュレーションがある。

やや右ドッグレッグ。FWはフラットながら自然の起伏が多くある。ティショットは右サイドのFWに打つのが良い。グリーン手前７０ヤードの時点から右のラフの中に池が配されている、セカンドを刻むときはこの池は効かないが、２オンを狙うロングヒッターがセカンドを右に大きく曲げた時には捕まる。グリーンは砲台で大きくて、３個のバンカーでガードされている。グリーン上は微妙な傾斜が施されている。