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フラットなパークランドコース。アルゼンチンだけでなく南米最古のゴルフコース。1890年代から原型のコースが存在し1902年にはブエノスアイレスGCと名乗っていたが、1907年に本格的なコースに設計された時に、スコットランドの世界最古のセントアンドリュースGCの名前を借りた(スペイン語)。1890年代に入ってからイギリスからの移民の大きなコミュニティがアルゼンチンに鉄道を建設し、娯楽のために駅(サンアドレス駅)の周辺にこのゴルフ場を造った。
ほぼ長方形のコンパクトな敷地に、OUTは時計回りINは時計の反対周りに進み、自然なレイアウトでプレーして楽しい。古い木立がFWを取り囲み、グリーンはほとんどが受けているが、微妙な傾斜もあり、パットのライン読みが難しい。グリーンは小さく砲台でしかも硬いので、グリーンを狙うショットの正確性と、外した時のアプローチの技術が要求される。上がりの4ホールの難易度は高い。1909年から1967年までアルゼンチン・オープンを16回開催し、1945年、1965年、1974年にアルゼンチンPGAチャンピオンシップも開催している。
スコアカード
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左ドッグレッグ。ティショットではFWの右半部に打つと、セカンドでグリーンが狙いやすい。段差の強い2段グリーン。 |
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左ドッグレッグ。ティショットでは右サイドに木立があり、OBラインも浅い。セカンドではグリーンの60ヤード左手前の数本の木立が効いてくる。グリーンは強い砲台で、手前に深いバンカーが配されている。
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左ドッグレッグ。ティショットではFWはタイトだが、その左半分に打たないと、セカンドでグリーンが狙い辛い。セカンドはクリーク越え。グリーンの右手前はバンカーでガードされている。
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少し左に曲がってから少し右に曲がる、短いロング。ティショットでは右サイドのOBゾーンが浅い。セカンドでは左右の木立が迫ってくるが、2オン可能。グリーンは少し砲台で強く受けていて、左サイドにバンカーが配されている。
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左ドッグレッグの短めのミドル。ティショットでは左にはOBゾーンがあるがFWは広い。グリーン周りが手強く、グリーンは縦に細長い砲台で受けていて、左サイドはすぐにOBゾーンになり、2個のバンカーでガードされている。 |
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ストレートの長いミドル。ティショットではFWはタイトで左右の木立が効いてくる。グリーンは受けていて、2個のバンカーでガードされている。
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チャーミングな名物ホールのショート。グリーンは砲台で、周りに4個のバンカーが配されている。 |
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やや右ドッグレッグ。ティショットでは左サイドに木立があり、右サイドに3個のラフのマウンドがある。受けグリーン。 |
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左ドッグレッグ。ティショットでは右半分のFWに打つとセカンドでグリーンを狙いやすい。左サイドからは前方の木立がスタイミーになる。セカンドはクリーク越え。グリーンは斜めの形状で少し砲台。
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ブエノスアイレス市からほぼ西に25分、ブエノスアイレス空港から北に45分。プライベートクラブだが、ビジターのプレーは可能。こじんまりとしたクラブハウスは重厚で歴史を感じる。クラブハウスのすぐ隣に電車のサンアンドレス駅がある。
トップ100ゴルフコース(top100golfcourses.com)での2020年度アルゼンチンでのベスト40コースで第8位。アルゼンチンには320ほどのゴルフコースがある。
設計者のムンゴ・パークJr.はスコットランドのゴルフプロ。
早朝のフライトで隣国のチリのサンティアゴを出発し、ブエノスアイレスに到着後、午後にプレーした。
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1番 パー4 401アード(2)