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リンクス風味があるパークランドコース。クラブの設立は1893年で他の場所で9ホールコースがあったが、現在地に18ホールが1913年に開設された。元々はシドニー湾の海沿いのクラシックなリンクスコースであったが、1960年代に多くの木が植えられて、現在はパークランドとリンクスコースのミックスである。例えば18番ホールはティショットでは左右にユーカリの木々がグリーン近くまで並び林間ホールだが、グリーン周辺には木立が一切なくてリンクスホールの趣がある。
OutはInより良い立地に展開しているので変化があるホールが多く、InはOut と比べてより難しい。1926年にアリスター・マッケンジーが訪問した時には350個のバンカーがコース内に所狭しと点在していたが、マッケンジーのアドバイスで戦略的に必要なバンカーだけが残され、4分の3はその時点でないが長い年月をかけて取り除かれたと聞く。1970年代後半にピーター・トンプソンのチームがグリーンの形状とグリーンサイド・バンカーを改善した。2000年代前半にロス・ワトソンがコースの改造により過酷なコースを戦略コースに見事に変え、1960年代に植えられた多くの木々も不必要なのは伐採されたので、リンクスコースからパークランドコースで再び両方の良いところを持っているコースになっている。2021年と2022年にギル・ハンスも改造予定。オーストラリアンオープンを過去15回開催して、1番古いのは1906年で新しいのは2016年。
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やや打ち下ろしでストレートのとても短いミドル。1オン可能なホールだが、グリーンまで8個のバーカーが落し所を狭くしている。グリーンはハート形で少し砲台。 |
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打ち下ろし。縦長のグリーンは6個のバンカーで囲まれている。グリーンは強く右に傾斜している。 |
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名物ホール。FWの左右は林にガードされている左ドッグレッグの難ホール。ティショットは少し打ち下ろしで、セカンドは緩やかな打ち上げ。FWは右に傾斜しているので、左サイドにティショットを打ちたいが、左のラフに捕まると、前方の木立が邪魔になりセカンドでグリーンを狙えなくなる。グリーンは縦に長くて砲台で、手前のガードバンカーはとても深くて、口を開けて待ち構える。緩やかな傾斜の2段グリーンで、左サイドに2個、右サイドにも1個のバンカーが配されている。
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やや右ドッグレッグ。ティショットでは、左サイドの林が効いていて、FWは狭く右に傾斜している。セカンドは打ち上げ。グリーンは斜めの形状で、左奥から右手前に下っている。グリーンは4個のバンカーでガードされ、左サイドはすぐにハザードがある。 |
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ストレートホール。ティショットはセミブラインドの打ち下ろしになり、FWは左傾斜なので、FW右半分に打つのが良い。グリーンは横に長く、左が低い左右の2段グリーン。グリーンの左サイドにハザード、左右と奥にバンカーが配されている。
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とても短いミドルでストレートの打ち上げ。ティショットではFWはタイトで右サイドの3個のバンカーが効いてくる。グリーンは砲台で、グリーン周りに3個のバンカーが配されている。横長のグリーンは奥行きがあまりない。 |
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ストレートのとても長いミドル。ティショットではと右サイドの3個のバンカーに注意。ロングヒッターは左右にある池も効いてくる。グリーンは縦に細長い長の砲台で、右サイドの3個のガードバンカーが深く、左サイドには大きなスウェイル(窪んでいる所)がある。
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比較的短いミドルでやや右ドッグレッグ。ティショットは右から木立が迫り出しているので、左サイドに打つのがベスト。FWの右4分の1からはグリーンが見えない。ロングヒッターは木立越えのリスキーなショットも可能で、成功すればグリーン近くまでボールを運べる。グリーンは少し砲台で、右に傾斜している。グリーンは4個のバンカーでガードされている。 |
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少し打ち下ろし。縦長の砲台グリーンは6個のバンカーに囲まれている。 |
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長くてタフなショート。縦に長いグリーンの右サイドに3個の深いバンカーが配されている。アンジュレーションが強い3段グリーンで、段をまたいでのパットは3パットのリスクがある。 |
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左右が林の強い左ドッグレッグ。グリーンは縦に細長く強い砲台の2段グリーンで、左右を深いバンカーでガードされている。セカンドの正確性が重要なホール。セカンド地点からのグリーンとグリーン背後のクラブハウスの景観は見事。 |
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シドニーから東に15分。シドニー空港からほぼ北に25分。シドニーの一等地“ローズベイ”に位置し、シドニー湾は通勤でフェリーを使う人が多く、ローズベイ・フェリー乗降場から徒歩4、5分。プライベートコースなのでメンバー同伴が必要。メートル表示なのでヤードに換算した。
18室の宿泊施設と18面のテニスコートを併設。テニスコートはオーストラリアNo.1の芝状態と聞く。クラブハウスは外観が良いだけでなく、内装も素晴らしい。メンバーになるのもオーストラリアで最も難しいようだ。
トップ100ゴルフコース(www.top100golfcourses.com)の2019年度オーストラリアでのベスト100コースで第37位。オーストラリアには2015年に1628のゴルフコースがある。
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1番 パー4 300ヤード(2)