|
多くの木々が樹齢数百年を超える天然の森林地帯という環境下にある林間コース。有名なメルボルン・サンベルト地帯に位置する。ロイヤルメルボルンGCの管理者でありそのコースを設計したアリスター・マッケンジー氏の指導のもと、ウッドランズGC建設の大部分を担ったミック・マルコムにより、全てのバンカーが極めて戦略的に配され、それらの形状が個性的なデザインになっている。各ホールが左右の林とバンカーによりフェアウェイは狭く、正確なティショットが要求される。グリーン周りも狭く各グリーンが砲台になっているのが特徴的で、しかもグリーンは小さく硬くとても早いので、正確性だけでなく、スピンの効いたアプローチショットの技量があらゆる角度から試される。距離は短いがチャレンジングで素晴らしくデザインされたいくつかのパ-4があるのも大きな特徴の1つ。
|
|
|
やや右ドッグレッグの短いミドル。ティショットでは右のフェアウェイバンカー群に注意。バンカー越えのティショットを試みるか、バンカーの左に安全に刻むかの決断に迫られる。グリーンは縦長で小さくく受けている。グリーン左右にバンカーが配されている。(右の図は公式HPからの抜粋)
|
|
|
とても短いほぼストレートのミドルで短いが戦略性はとても高い。グリーンは到達可能な距離にあるものの、左右いずれかのピンハイにつけてしまうと、そこから2打でカップに沈めるのがほぼ不可能となる。縦に狭い砲台グリーンへの左右と奥からからアプローチは奥行きがほとんどなく、しかも砂地からのショットになるので難しい。グリーンの中央からから右手前に運ぶのが理想的なティショットでティショットが左に行くのは禁物。筆者はこのバーディが狙えるホールで左に打ち、そこから40ヤードの砂地からのアプローチが少しショートして、次打のグリーン左のエプロンからの砲台グリーンのアプーチもショートと次にオーバー。グリーンをまたいでのグリーン右からの砂地からのアプローチもショート。それからやっと6打目でグリーンにオンして8打で上がった。ミドルで8を打つのはとても珍しく苦い経験をしてグリーン周りの写真を撮るのを忘れたほどだ。リスクと報酬が均衡する素晴らしいホールなので大叩きしても設計者たちに敬意を払った。このホールはオーストラリア最高のパー4のひとつと評されているようだ。(上の図は公式HPからの抜粋)
|
|
|
グリーンが砂地の中にある手強いショート。グリーンは砲台でその周りはバンカーでガードされている。
|
|
|
左に少し曲がってから右に少し曲がるダブルドッグレッグのロング。ティショット、セカンドともに左右の林とブッシュが効いてきて正確性が必要。ティショットではフェアウェイが右傾斜しているため、左サイド狙いが正解。セカンドも右サイドのラフを避けるため左狙い。グリーンは砲台で縦に細長く右傾斜で、その左サイドはバンカーでガードされている。
|
|
|
|
|
やや左ドッグレッグの比較的距離のないミドル。ティショットは両サイドの林が効いてくる。グリーンは強い左傾斜なので、セカンドでグリーン左に外すとそこからのアプローチで寄せるのは至難の技。グリーン左手前に4個、奥に1つのバンカーがある。
|
|
|
|
|
やや右ドッグレッグの比較的短いミドル。ティショットの落とし所のフェアウェイは右傾斜なので、フェアウェイ左半分への正確なショットが必要。縦長の狭いグリーンの左右をバンカーにガードされている。 |
|
|
やや右ドッグレッグの短いミドル。ティショットは右から張り出した林と、大きな左フェウェイバンカー群は避けたい。グリーン左右に配されたバンカーが効いている。 |
|
|
ストレートのロング。ティショットもセカンドも左右の林により落とし所が狭く正確なショットが要求される。グリーン手前120、130ヤードのフェアウェイを横切ってバンカーが伸びており、それをセカンドで越えるか手前に刻むかの決断に迫られる。砲台の受けグリーンのすべての左サイドはあごの高いバンカーと右側は急斜面でガードされている。
|
|
|
|
|
素晴らしいショートホール。ティショットはバンカー越えで、グリーン右にもバンカーがある。グリーンは左傾斜。 |
|
|
メルボルン市内より車で35分。メートル表示なのでヤードに換算した。
ゴルフダイジェスト誌で2014年度オーストラリアベストコースの第18位に選ばれている。J,D,Hスコット設計の他のコースは、ソレントGC(同ランク第72位)がある。
プレー前日に市内中心街に位置するウェスティン・メルボルンに泊まった。部屋はアップグレードされ快適だった。
|
3番 パー4 328ヤード