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高低差のある本物のリンクスコース。オールドとカシェンコースがあり、このオールドコースは世界で最も自然に近いコースと言われている。自然とデューン(砂丘)を見事に調和させた野性味あふれるコースで、他のリンクスコースよりデユーンに高さがある。4番、5番、11番、18番はプレーを終えたばかりのその前のホールのグリーン越えのティショットになる。一つ一つのホールの趣が違い、2番、7番、11番など世界的に評価されているホールを始め、全てのホールが印象深い。15番ホールからの上り3ホールは高低差のあるドッグレッグホールが続きダイナミックなフィニッシュになる。
1893年に12ホールで設立されたが、5年後に経営が破綻した。1906年にアイルランの著名なゴルフジャーナリスト、ヒューソン設計の9ホールの新しいコースが再出発し、1926年に18ホールに拡張された。1937年にアイランド・オープンが開催されることになり、その前にシンプソン&グーレイが大改造を施した。それ以降は今日までほとんど変わっていない。
スコアカード
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右ドッグレッグの打ち上げ。ティショットはフェアウェイ左半分に打つと、セカンドでピンが見える。右サイドに飛ぶと前方の大きなマウンドがスタイミー(邪魔)になり、グリーン面が見えない。ただグリーン左サイドには3つのフェアウェイバンカーが待ち構えている。グリーン手前のラフは深く、グリーン右手前はバンカーでガードされている。強い受けグリーン。アメリカのゴルフマガジン誌にて2000年度(最新版)世界ベスト500ホールに選ばれている。
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距離のあるショート。グリーンは右に1つ、左に2つのポットバンカーでガードされている。グリーンは縦に細長く、受けている。
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左ドッグレッグ。ティショットはプレーを終えたばかりの4番グリーン越えで、左右にあるポットバンカーが効いてくる。セカンドはブラインドショットになり、フェアウェイ右に2つのバンカーがあるので、左サイド狙いが良い。グリーンの奥行きは32ヤードある。
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前方に海が広がり、緩やかに打ち下ろしていく急な左ドッグレッグ。グリーンの右は深いラフ、グリーン右手前にOBゾーンがある。縦長の砲台グリーンで、奥行きはあまりなく、左右に外すと寄せるのが難しい。セカンドの正確性が要求されるホール。
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右の海岸線に沿って伸びるストレートホール。グリーンの右は海に面した絶壁でOBゾーンとなっている。左から奥はデューンに囲まれている。砲台の受けグリーンで、見かけ以上に砲台が強い。アメリカのゴルフマガジン誌にて2000年度(最新版)世界ベスト500ホールに選ばれている。
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やや打ち下ろしの短いショート。グリーンは3つのバンカーでガードされ、アンジュレーションが強い。
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タフな右ドッグレッグ。ティショットは打ち下ろしで、セカンドは軽い打ち上げ。グリーン手前はえぐれていて、グリーンは奥行きが46ヤードと縦に細長い。セカンドの正確性が重要なホール。
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右ドッグレッグの短いミドル。セカンド地点から海が見える。グリーン・オーバーはすぐOBになり、右はデューン、左は下りのスロープでガードされている。
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右の海岸線と平行に走る、ほぼストレートホール。崖の上のティグランドからの緩やかな打ち下ろしで、右の海岸線はOBになる。ティショットの飛距離に応じて、フェアウェイには3つの段がある。グリーン手前の左右に小高いデユーンが迫り、開口が絞られてくる。セカンドでグリーンに届かなければそのデユーンのラフに捕まるリスクが高く、そこからの寄せは大変難しい。グリーンは少し砲台で、右は深いラフでガードされている。アメリカのゴルフマガジン誌にて2000年度(最新版)世界ベスト500ホールに選ばれている。
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打ち上げの難ホール。グリーンは右から左に急傾斜。グリーン手前のフェアウェイ(エプロン) も左傾斜なので、グリーン右エッジ狙いが良い。
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少し打ち上げの短いショート。縦に細長いグリーンはデューンに囲まれている。受けグリーン。
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デューンの谷越え、打ち下ろしの、海に向かって打つショート。砲台グリーンの周りは4つのバンカーでガードされている。段差のある2段グリーン。
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左に直角に曲がるホール。ティショットは聳え立つデューン越え。セカンドは打ち上げになりデューンの谷間のフェアウェイに打っていく。砲台の受けグリーンで右に1つのポットバンカーが配されている。
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打ち下ろしの強い左ドッグレッグ。ティショットはデューン越えで、セカンドは緩やかな打ち下ろし。グリーン左に1つのポットバンカーがあり、右から奥はデューンのラフで囲まれている。
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強い左ドッグレッグの打ち上げ。ティショットは265ヤード先のフェアウェイ中央にあり大きなバンカーに注意。セカンドは打ち上げのブライドショットになる。グリーンの横幅は15ヤードしかなく、左サイドはデューンの深いラフでガードされているので、セカンドの正確性がこのホールも要求される。
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ケリー空港から車で50分、トラリーから車で40分、バリー・ブニオンから車で5分。1番ホールの右は墓地でコース内に食い込んできている。昔は使い道のない海辺のデューン(砂丘)を墓場にしていた。この習慣はスコットランドも同様のようだ。
ゴルフマガジン社の2015年度世界ベスト100選の第17位に選ばれている。
トップ100ゴルフコース・オブ・ザ・ワールド(top100golfcourses.com)の2016年度アイルランド(北アイルランドを除く)のベストコース第1位に選ばれている。全英(アイルランドも含む)では第7位。2008年度の統計ではイギリス諸島全体(アイルランドも含む)では2752コースあり、その内アイルランドにはおよそ430コースある
プレー前日宿泊したゴルフ場すぐ近くのSeashore B&Bは快適に過ごせた。1日でバリー・ブニオンの2コースをプレーして、夕食はバリーブニオンにあるDaroka
に行った。
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2番 パー4 437ヤード(3)