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クルーガー国立公園のブッシュベルド(ブッシュ地帯)に囲まれた壮大でとても美しいコース。真のアフリカの雰囲気が漂う周囲の環境が、コースに上手く溶け込んでいる。高低差を活かしたレイアウト、随所で効いてくるバンカー、高速で転がりの良いグリーン、多くのウォータ―ハザードなどもあり、とてもチャレンジングなコースに仕上がっている。FWは比較的広く、クロコダイル川(ムブマランガ)がいくつかのFWを蛇行している。OUTは印象に残るホールが多いが、INはよりアップダウンが強くなり、ドラマティックなホールが続き、特に最終4ホールはプレーしてとても楽しい。パー4は全て戦略性が高く、パー5は全てリスクと報酬ホールになる。
12番、13番ホールではクルーガー公園の息を呑むほど美しい景観を見渡せ、13番ホールはグリーンだけがクロコダイル川沿いにあり、このホールでは川でくつろぐカバ、川の向こう側のクルーガー公園の象などの野生動物を見つけることが多い。15番、16番の池にはいくつかのワニが住んでいる。2016年に改造され、多くのFWバンカーが再配置されてアベレージゴルファーの落し所が広くなり、全てのFWとグリーンの芝も張り替えられた。コースコンディションも申し分がない。2005年から毎年欧州男子ツアーを開催している。
スコアカード |
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やや右ドッグレッグ。ティショットでは左右にバンカー、右にブッシュがある。セカンド地点からグリーンまでは打ち下ろし。グリーンは斜めに長く、左手前から右奥に傾斜していて、右サイドのバンカーが効いている。
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強い左ドッグレッグの緩やかな打ち上げ。ティショットでは左コーナーに大きなバンカーがある。グリーンは縦長の砲台で、強く受けていて、右サイドにバンカーが配されている。
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池越えの綺麗なショート。グリーンは縦に長く砲台の2段形状で、グリーン左サイドは池に面し、グリーン右手前と右奥はバンカーでガードされている。
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左ドッグレッグの1オン可能な短いミドル。左サイドはすぐブッシュになるので、1オン狙いでティショットを左に引っ掛けると大叩きなる。円形に近いグリーンの手前にバンカーがある。 |
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グリーンの手前から右サイドは池になり、グリーンは左手前から右奥へ斜めに長く、左奥に小さなバンカーが配されている。 |
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ほぼストレートの難しいミドル。ティショットでは左サイドに2個、右サイドに縦に大変長いバンカーがあり、飛べば飛ぶほど落し所が狭くなる。グリーンは砲台で左に傾斜していて、左サイドに小さなバンカーが配されている。グリーン左手前の面は大きくえぐれている。 |
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景観の良いストレートの長いミドル。ティショットは打ち下ろしで左サイドにクリークが流れる。グリーンは右手前から左奥に斜めに長く、半島型に池に突き出ている。グリーン手前の小さなバンカーと奥の大きなバンカーにもガードされている。ピンが右奥に近いグリーンは池に面しているので難度が増す。 |
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前方にクルーガー公園が広がる、打ち下ろしの美しいショート。グリーンは右手前から左奥へ斜めに長く、左サイドに大きなバンカー、右手前と右奥もバンカーでガードされている。このレダンタイプのグリーンは2017年の改造で新設された。 |
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名物ホール。緩やかに打ち下ろしていく左ドッグレッグで2オン可能なロング。ティショットはクリーク越えで左サイドにクリークが走る。セカンドを刻む場合はFWがタイトで左にクリークが走る。縦長のグリーンは少し左に振られ、砲台で受けていて、手前は池に面し、3個のバンカーにもガードされている。グリーンは左手のクロコダイル川沿いで川から32メートル高く、グリーンから絶景を味わえる。 |
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左に曲がってから少し右に曲がるロング。ティショットは強い打ち下ろしで、左サイドの2個のバンカーが効いてくる。セカンドは左右のバンカーと右の池に注意。ロングヒッターはセカンドでグリーンを狙えるが、縦長のグリーンの右半分は池に面しているので、リスクが伴う。グリーンの左手前に大きなバンカーと奥にもバンカーが配されている。グリーン上に3個の尾根が走る。 |
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池越えのとてもチャレンジングなショート。グリーン手前は池に面し、3個のバンカーでガードされている。グリーンは横に細長く奥行きはあまりない。手前の池を避けて大きめに打つと、グリーン奥の大きなバンカーが待ち受ける。
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右ドッグレッグ。ティショットはでは左右にブッシュと右サイドに2個のバンカーがある。グリーンは緩やかな段差の3段グリーンで3個のバンカーに守られている。 |
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もう一つの名物ホール。ゆるやかに打ち下ろしていくほぼストレートのロング。ティショットでは左右のバンカー、右サイドの大木とクリークに注意。セカンドで池の手前に安全に刻むか、池に囲まれたアイランドグリーンに果敢に狙っていくかの決断に迫られる。グリーンは逆3角形で左手前と右サイドにバンカーが配されている。
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ヨハネスブルグ市、ヨハネスブルグ空港からほぼ西に4時間半、ネルスプロイト空港から西に1時間10分。プライベートクラブだが、コース周辺のいくつかのゴルフ場指定ロッジに泊まればビジターのプレーは可能。メートル表示なので全てヤードに換算している。クラブハウスは豪華な茅葺き屋根付き。9ホールのパー3コースを併設。
ゲーリー・プレーヤー設計コースで、2021年度ベスト南アフリカベスト100コースにランクインしているのは、ブレア・アトールGE、デインファーンG&CE、ダーバンCC・ビーチウッドコース、エリンヴェールGC、ファンコートH&CC・リンクスコ―ス
& モンタギューコース & アウテニクワコース、 ゲーリー・プレーヤーCC、グース・バレーGE、レオパード・クリークCC、ロスト・シティGC、ミルヴェイルGE、プレトリアCC、ライムシフCC、ウースターGCなど15コースある。
プレー前日は、Belvedere On Riverで泊まった。レオパード・クリークCCと同じクロコダイル川沿いにあり、コースまで北東に20分。ホテルはクルーガー国立公園の向かいにあり、ホテルからの眺めは良かった。クルーガー国立公園は南アフリカで最も有名かつ最大規模で、サファリツアーのメッカになっている。日にちに余裕があれば、ゴルフとサファリ体験をセットにするのが良いだろう。
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2番 パー5 573ヤード(3)