パールバレー ゴルフエステート
Pearl Valley Golf Estate

コースデータ
所在地 南アフリカ、ウェスタン・ケープ
コース長 7193ヤード パー72
コースレート 74.0
プレー日 2020年2月28日
設計者 ゲーリー・プレーヤー
オープン 1995年
キャディ なし
ゴルフカート あり(FW走行可)
評価
総合評価
4.85
コースレイアウト
4
難易度
5
グリーンコンディション
5
フェアウェイコンディション
5
造形美、景観
4
満足度
5

ドラケンシュタイン山脈の中の谷に位置する、ほぼフラットなパークランドコース。山々に囲まれたコースで、すべてのホールからシモンズバーグ山脈、ドラケンシュタイン山脈の壮大な景色を眺めながらプレーできる。ホールの両脇に高級住宅が並ぶが、ホールの近くでないのでプレーの妨げにはならなく、視覚的にも邪魔にならない。緑豊かなFW、極めて優れた多くのバンカーの位置、上手なウォーターハザードの配置がコースの特徴で、FWは広いが、FWとグリーン周りに戦略的に配されたバンカーと7ホールで絡んでくる池、クリークなどのハザードがプレーヤーの行く手を阻む。



クラブハウスからの景観

1番、パー4

9番、パー5


12番グリーン

14番、パー3

17番ティから望む壮大な山脈

谷を通り抜ける風が強いと、2,3クラブは打つ番手が違ってくる。レイアウトは、夏季の南東の風、冬季の北西の風を考慮して設計されていて、パー3およびパー5の全ホールが異なる方角を向いており、ラウンド中にバラエティに富んだプレー条件を提供してくれる。グリーンは傾斜があり速い。グリーンと次のティが少し離れているホールも2、3あるが、歩きのプレーができる。オーソドックスなコースで何度プレーしても飽きないであろう。2007年から2010年までの3年間、南アフリカオープン開催。

スコアカード

 
2番 パー4 431ヤード

ティからグリーンまで右サイドは池になる右ドッグレッグ。ティショットでは左サイドにバンカーと木々、右サイドに美しい池があり、FWはタイト。グリーンは斜めの形状でFWから右奥に伸びていて、受けている。グリーンの右サイドは池に面して、奥にバンカーが配されている。

 

右から見るグリーン

2番 パー4 431ヤード(2)

2番 パー4 431ヤード(1)
 
3番 パー3 197ヤード

右前から見るグリーン

3番 パー3 197ヤード
湿地帯越えのショート。グリーンは左手間から右奥に斜めに長く、3個のバンカーでガードされ、手間と右サイドは湿地帯に囲まれている。
 
4番 パー5 561ヤード

名物ホール。左ドッグレッグの「リスクと報酬」がある素晴らしいロング。ティショットでは左サイドにクリークが走り、右サイドにバンカーがある。セカンドのFWは左右の2つに分かれ、クリークで分けられた左のFWに打つルートが安全でセカンドはクリーク越え、サードはクリークか池越えになる。このルートの場合グリーンは斜めの形状になり手前は池に面するので。ピンが池近くに切られると難しいサードになる。セカンドで右側のFWのアグレッシブなルートは100ヤードほどの長さの荒地とクリーク越えになり、成功するとサードでグリーンが狙いやすい。グリーンは縦長で手前から左手前は池に面し右奥にバンカーが配されている。

 

4番 パー5 561ヤード(3)

4番 パー5 561ヤード(2)

4番 パー5 561ヤード(1)
 
7番 パー4 440ヤード

7番 パー4 440ヤード(2)

7番 パー4 440ヤード(1)
右ドッグレッグ。ティショットは池越えになり、左サイドに2個のバンカー、FW右サイドは池に面するがFWは広い。グリーンは小さく、周りには6個のバンカーが配されている。
 
8番 パー4 424ヤード

やや右ドッグレッグの難しいミドル。ティショットでは左サイドに3個のバンカーが集まっていて、右サイドは池になる。ティショットを刻むオプションもあるが、グリーンにより近づける方が良い。グリーンは縦に長く、左サイドは池に面して、セカンドはその池越えになる。グリーンは受けていて、左奥と、右サイドにバンカーが配されている。 

 

グリーンから見る8番ホール

8番 パー4 424ヤード(2)

8番 パー4 424ヤード(1)
 
11番 パー4 416ヤード

11番 パー4 416ヤード(2)

11番 パー4 416ヤード(1)
右ドッグレッグ。ティショットでは右サイドに120ヤードの長さの巨大バンカーがあり、このバンカーに入れなくFWを捉えることが大切。グリーンは縦に長く、受けていて、4個のバンカーに守られている。
 
13番 パー3 202ヤード

13番 パー3 202ヤード(2)

13番 パー3 202ヤード(1)
もう一つの名物ホールで、周囲の山や池の雄大な景色を眺めることができる。グリーンは縦に長く、左サイドは大きなバンカーでガードされ、右半分は池に面している。グリーン真ん中を尾根が横切る。
 
14番 パー5 535ヤード

やや右ドッグレッグの素晴らしいロング。ティショットでは310ヤード先のFW真ん中に巨木があり、木の左サイドのルートは少し遠くなるが、セカンドで右サイドの巨大バンカーを避けることができる。右サイドのルートはロングヒッターがセカンドでグリーンを狙う場合に良く、より直線でグリーンを狙えることができる。その場合のセカンドは巨大バンカー越えになる。グリーンは右サイドと右手前はその巨大バンカーに面して、左サイドにも小さなバンカーがある。

 

14番 パー5 535ヤード(3)

14番 パー5 535ヤード(2)

14番 パー5 535ヤード(1)
 
15番 パー4 350ヤード

15番 パー4 350ヤード(2)

15番 パー4 350ヤード(1)
ストレートの短いミドル。グリーンまでは左右のバンカーを避けなければならない。左サイドのバンカーはグリーンの60ヤードほど手前にあり、そのバンカー地点からFW幅はグリーンまで狭くなる。フォローの風が強い時は1オン可能だが、リスクを伴う。グリーンは少し砲台で、横に長く、4個のバンカーでガードされている。
 
17番 パー3 224ヤード

17番 パー3 224ヤード(2)

17番 パー3 224ヤード(1)
距離のあるショート。ティショットは大きなバンカー越え。グリーン右手前のバンカーが効いてくる。一見やさしく見えるが、実際はタフなホール。
 
18番 パー4 467ヤード

FWは少し曲がっているが、難しくて距離があるミドル。ティショットではタイトなFWは左に2個、右に3個のバンカーで囲まれている。セカンドは池越え、グリーンは縦に長く、手前と左サイドは池、左奥と右サイドはバンカーでガードされている。ティショット、セカンドとも正確なショットを要求される。セカンド地点から見る、グリーンと手前の池、背後のクラブハウス、左後方の山並みの景色は素晴らしい。

 

右奥から見るグリーン

18番 パー4 467ヤード(2)

18番 パー4 467ヤード(1)
 
余談
ケープタウン市からほぼ東に1時間、ケープタウン空港からほぼ東に50分。プライベートクラブだがビジターのプレーは可能。メートル表示なので全てヤードに換算している。評判の良いパールバレー ホテルを併設。練習場は素晴らしい。

パールバレー ホテル

レストラン

ハーフウェイハウスでの軽食

トップ100ゴルフコース(top100golfcourses.com)の2021年度南アフリカベスト100コースで第14位。南アフリカには500ほどのゴルフコースがある。

ジャック・ニクラス設計で南アフリカベスト100コースにランクインしているのは、セント フランシス リンクスシモラGC、バールバレーG&CCの3コースある。



Willow’s Curve

Willow’s Curve


Blue Waters Seafood Restaurant

Blue Waters Seafood Restaurant

Blue Waters Seafood Restaurant

プレー前日はWillow’s Curveに泊まった。ホテルからコースまで東に9分。午前中にエリンヴェールGCをプレー後に、北に1時間のパールバレーGEで午後にプレーした。前夜の夕食はホテルから車で3分のBlue Waters Seafood Restaurantで食べた。寿司もある多国籍料理のレストランだった。

Rockwell Suites by Totalstay

Rockwell Suites by Totalstay

部屋からの景色


ウォターフォード・ワイナリー


展望台から望むヒッデンバレーワイン農園

ピーターフォーク・ワイナリー

2コースをプレー後にケープタウンの中心部にあるRockwell Suites by Totalstayに泊まった。翌朝ホテルから徒歩圏にある市内1番の観光名所、V&Aウォーターフロントを散策して、海沿いのレストランでランチを食べた後、午後にドライバーを雇って3か所のワイナリー巡りをした。観光にあてたケープタウンの1日を市内観光だけにするか、ワイナリー巡りを午後に入れるか迷ったが、このワイナリー巡りはとても良かった。南アフリカの赤ワインはフランス、アメリカの同等レベルのワインと比べて、とても安く感じた。有名なワイナリーはエリンヴェールGC とパールバレー G&CCの近くにたくさんある。ケープタウンの市内観光でウォーターフロント内には素敵なレストランが多い。観光、ショッピング、食事と世界中から多くの観光客が訪ねている場所だ。その日の夕食はホテルから歩いてすぐのイタリアンレストラン、Il Leone Mastrantonioで食べた。

Il Leone Mastrantonio

Il Leone Mastrantonio

Il Leone Mastrantonio