ヌワラ・エリヤGC
Nuwara Eliya Golf Club

コースデータ
所在地スリランカ
コース長 6070ヤード パー71
コースレート 
プレー日2006年10月25日
設計者 
オープン1889年
キャディあり
ゴルフカートなし
評価
総合評価
4.00
コースレイアウト
4
難易度
4
グリーンコンディション
2
フェアウェイコンディション
2
造形美、景観
6
 

117年の歴史を有する自然のままの古い丘陵コース。フェウェイは狭く老齢の林と密生したブッシュに接するので、とてもチャレンジングなコースになっている。特に起伏のある12、13,14番の3ホールは手強く印象に残る。 海抜1859メートルの高地 なので、平地のコロンボ市と比べて非常に涼しく、ボールもキャリーで10%近く良く飛ぶ。ただ、地面がぬかるんでいるホールが多く、ティショットでのランがほとんどない。海抜2525メートルのスリランカで一番高い山、ピドルタラーガラ(写真では頂上が雲に隠れている) が借景になる他に、ゴルフ場内と外の景観が素晴らしいので、プレーする価値は大いにあるだろう。一般道路と小道がコースを横切ったり交差しているのも特徴の1つ。



クラブハウスからの景観

ピドルタラーガラ

9番グリーンの景観

 
1番 パー4  458ヤード

1番 パー4 458ヤード(2)

1番 パー4 458ヤード(1)
ストレートの距離のある難しいパー4。フェアウェイは狭く、その左右を林で覆われているので正確で距離を出すティショットが必要。セカンドショットもグリーンは林とハザードに囲まれているので、距離と方向性が同時に求められる。
 
2番 パー5  440ヤード
やや右ドッグレッグのとても短いパー5。ティショットの落とし所が狭くピンポイントのショットが要求される。ティショットさえ成功すれば、バーディ、イーグルを狙えるホール。グリーンは砲台で、グリーン手前をガードしている左右のバンカーが効いている。 
 

2番 パー5 440ヤード(2)

2番 パー5 440ヤード(2)

2番 パー5 440ヤード(1)

 

 
3番 パー3  222ヤード

3番 パー3 222ヤード(2)

3番 パー3 222ヤード(1)
ジャングルに囲まれた長いショートホール。グリーンの左右にハザードがあり、特に左に外すとバンカーと林があるので、パーセーブが難しくなる。
 
4番 パー4  344ヤード

4番 パー4 344ヤード(2)

4番 パー4 344ヤード(1)
急な右ドッグレッグの短いミドルホール。ティショットは打ち下ろしで、右にはブラインドのウォーターハザードがあるので注意が必要。グリーンは砲台で手前のガードバンカーが効いている。
 
6番 パー5  539ヤード

ほぼストレートホール。セカンドはやや打ち下ろしで、ブラインドのグリーンに向かって打っていく。

 

6番 パー5 539ヤード(3)

6番 パー5 539ヤード(2)

6番 パー5 539ヤード(1)
 
12番  パー4 368ヤード

グリーンから望む12番ホール

12番グリーン

ティショットは打ち下ろしでセカンドは打ち上げのストレートホール。ティグランドからは両サイドの林が迫っていて、一見極端に狭く見えるのでティショットでプレッシャーが相当かかる。しかし、実際は230ヤード以上飛べば右側のファエェイは広がっていて、ティショットの落とし所は広い。またフェアウェイは右に急傾斜している。セカンドショットは打ち上げになり、山に向かって打っていく。ファエウェイの半分は14番ホールと共有している。

 

12番 パー4 368ヤード(3)

12番 パー4 368ヤード(2)

12番 パー4 368ヤード(1)
 
13番  パー3 193ヤード

谷越えのチャレンジングなショートホール。グリーン手前のスロープは傾斜が強いので、そこからのアプローチは難しい。グリーンの左右もバンカーと粘っこいラフが配されているので、グリーン以外逃げ道がないホール。

 

グリーンから望む13番ホール

13番 パー4 193ヤード(2)

13番 パー4 193ヤード(1)
 
14番  パー4 439ヤード

グリーンから望む14番ホール

やや左ドッグレッグ。ティショトは打ち下ろしで、森に囲まれた狭いフェアウェイに打ってくので、点で攻める、正確なショットが要求される。このファエウェイは12番ホールと共有していて、12番フェアウェイとは反対に強い左傾斜になる。ブラインドになる左側のフェアウェイは広がっているが、ティショットを左に打つと前方の林がスタイミーになり、セカンドショットでグリーンが狙えなくなる。


14番 パー4 439ヤード(3)

14番 パー4 439ヤード(2)

14番 パー4 439ヤード(1)
 
18番  パー5 437ヤード

ストレートのとても短いパー5。フェアウェイは老齢の林に覆われているうえ、フェアウェイは狭く、正確なティショットが必要。クラブハウスに向かって打つセカンドショットはグリーン手前左右の深いバンカーが安易な2オンを遮る。2番ホール同様、ティショットが難しいが、バーディ、イーグルを狙えるホール。

 

18番 パー5 437ヤード(3)

18番 パー5 437ヤード(2)

18番 パー5 437ヤード(1)
 
余談

ヌワラ・エリヤは地名で中心部のホテルに泊まると10分ほどの徒歩でゴルフ場に着く。車ではコロンボからは5時間、キャンディからは3時間。もう一つの交通手段はシープレーン水陸両用の小型飛行機(8人乗り、最低4人必要で1人US150ドル前後)をチャーターし、コロンボ国際空港からでゴルフ場近くの大きな池に着陸する。その後タクシーでゴルフ場まで10分。また、キャンディからもこのシープレーンをチャター出来る。今回キャンディからヌワラ・エリヤまで車で移動したが、道は曲がりくねっていて、舗装されていない道路も多く、時間もかかったが、行く価値は十分にあった。息を呑むほどの雄大な山々と丘陵地の斜面をぐるぐる巻くようにあるお茶の農園の景観は圧巻だった。メートル表示。キャディは全員男性で、サービスレベルは高い。



クラブハウス内

クラブハウス内

ホテルは今回宿泊したセントアンドリュースホテルとグランドホテル がお勧め。どちらのホテルも100年以上の歴史と英国情緒があり、車でコースまで5分以内。



セントアンドリュースホテル

セントアンドリュースホテル

セントアンドリュースホテル

ヌワラ・エリヤは地名で、セイロン茶の生産地の1つとして有名。スリランカの面積は北海道ぐらいの大きさで、ゴルフ場は全部で4コースある。。人口は2040万人で、第一の都市はコロンボで人口は240万人。