サンライズ(揚昇)ゴルフ&カントリークラブ、Aグリーン
Sunrise Golf & Country Club (A Green)
揚昇高爾夫鄉村俱樂部
コースデータ
所在地 台湾、台北
コース長 7200ヤード パー72
コースレート  
プレー日 2017年6月8日
設計者 ロバート・トレント・ジョーンズJr.
オープン 1992年
キャディ あり
ゴルフカート あり
評価
総合評価
4.25
コースレイアウト
4
難易度
5
グリーンコンディション
5
フェアウェイコンディション
5
造形美、景観
4
満足度
3


3番グリーンの景観

丘陵コース。変化に富んだレイアウトで6つの池が絡む。ほどよくアップダウンがあり、グリーンの難易度が高い。フェアウェイは比較的広いが、グリーン周りはバンカーと池でしっかりガードされていて、小さなグリーンへのアプローチショットの巧緻が高スコアに影響するコースと言える。4つロングホールは全て報酬とリスクのメリハリが際立つ戦略ホールでプレーして楽しい。FWのアメンテは素晴らしい。2011年から13年まで台湾女子プロのトーナメント開催コース。

2グリーン制で各グリーンは小さい。Bグリーンはオリジナルの設計でなく、グリーン芝のメンテのため、会場数年後にゴルフ場オーナーが他の設計家を使い各ホール2つ目のサブグリーンを造った。

スコアカード

 
4番 パー3 228ヤード

4番 パー3 228ヤード(2)

4番 パー3 228ヤード(1)
打ち下ろしの距離があるショート。グリーン左にOBゾーンのブッシュと2個のバンカーがあるので、グリーン右サイド狙いが安全。縦長の2打グリーン。
 
5番 パー4 427ヤード

5番 パー4 427ヤード(2)

5番 パー4 427ヤード(1)
やや左ドッグレッグの打ち上げ。ティショットは、左のOBラインは浅いが、左FWバンカー越えがベストルート。セカンドは打ち上げのためにグリーン面は見えない。グリーン左手前に1個のバンカーが配されている。グリーン上は尾根が横切る。
 
6番 パー5 516ヤード
右ドッグレッグ。ティショットは池越えの緩やかな打ち下ろしで、FWは狭い。セカンド、サードは強い打ち上げ。セカンドは左FWバンカー越え。グリーンの手前は3個のバンカーでガードされ、左は急な下りスロープのラフ、右から奥はOBラインに囲まれている。受けグリーン。
 

6番 パー5 516ヤード(3)

6番 パー5 516ヤード(2)

6番 パー5 516ヤード(1)
 
9番 パー5 573ヤード
豪快な打ち下ろしのストレートホール。ティショットでは左の林はOBゾーンでFWはタイト。右サイド狙いが良い。セカンドは3個のクロスバンカー越え。グリーンの左の2個のガードバンカーとそれらの左にはOBラインがある。グリーン右はマウンドがあり、グリーンは受けている。
 

9番 パー5 573ヤード(3)

9番 パー5 573ヤード(2)

9番 パー5 573ヤード(1)
 
10番 パー4 412ヤード

10番 パー4 412ヤード(2)

10番 パー4 412ヤード(1)
ストレートの緩やかな打ち下ろし。グリーンは左に振られ手前には池があるので、セカンドで2オンを狙うか、刻むかの決断に迫られる。刻むにしても、FW左の池が効いてくる。グリーンは横長で小さく、左右にバンカーが配されている。
 
13番 パー5 571ヤード
ストレートの緩やかな打ち下ろし。グリーンは左に振られ手前には池があるので、セカンドで2オンを狙うか、刻むかの決断に迫られる。刻むにしても、FW左の池が効いてくる。グリーンは横長で小さく、左右にバンカーが配されている。
 

13番 パー5 571ヤード(3)

13番 パー5 571ヤード(2)

13番 パー5 571ヤード(1)
 
15番 パー4 403ヤード

15番 パー4 403ヤード(2)

15番 パー4 403ヤード(1)
ストレートのやや打ち上げ。ティショットは池とクリーク越えになり、右の林に注意。グリーンの右は大きなバンカーでガードされている。グリーンの真ん中にマウンドがあり、グリーン奥半分は下っている。
 
16番 パー3 187ヤード

16番 パー3 187ヤード
(Bグリーンを使用)少し打ち下ろしの池越えの美しいショート。横長グリーンの手前は1個のバンカーがある。
 
18番 パー5 546ヤード
ストレートの打ち下ろし。ティショットでは左右にOBラインがある。グリーンは右に振られ、手前は池になるので、セカンドを刻むか2オンを狙うかのオプションがある。グリーンは横長で奥行きはあまりない。
 

18番 パー5 546ヤード(3)

18番 パー5 546ヤード(2)

18番 パー5 546ヤード(1)
 
余談
台北市内から車で西に50分。桃園空港から南西に30分。プレー前日はコースまで車で30分のモナークプラザ ホテルに泊まり、プレー後の桃園空港から香港に帰った。

83室のホテルがクラブハウスの中にある。クラブハウスは豪華で大きく、割烹料理店があり結婚式も行える。レストランでの食事も美味しい。企業の研修室が完備で、プレー当日は150人ほどのゴルフをしないビジネスマンが研修を受けていた。



レストラン

ランチ

トップ100ゴルフコース(top100golfcourses.com)の評価では2017年度台湾のベストコース第9位。2017年時点では台湾には70コースある。何年前かは分からないがドイツ銀行が行った「アジアゴルフコーストップ50」の評価では、アジア太平洋地区で第39位にランクインし、アジアゴルフ月刊誌の「アジアゴルフマンスリー」では、2010年前後に9回にわたって台湾におけるベストコースに選ばれている。

ロバート・トレント・ジョーンズJr.設計の他の台湾でのコースは、大渓G&CCがある。ただ、2グリーンに変更されたので、RTジョーンズJr.は自分の設計作品でないと主張している。