ケルティック・マナー リゾート、トゥエンティテンコース
Celtic Manor Resort (Twenty Ten Course)

コースデータ
所在地 ウェールズ、南部
コース長 7493ヤード パー71
コースレート 77.0
プレー日 2017年8月22日
設計者 ロバート・トレント・ジョーンズJr、ロス・マックマレー
オープン 2007年
キャディ あり
ゴルフカート あり
評価
総合評価
4.40
コースレイアウト
4
難易度
7
グリーンコンディション
5
フェアウェイコンディション
5
造形美、景観
4
満足度
3

1995年会場のローマンロードコース(R.T. ジョーンズSr作)、2007年会場のモンゴメリーコースと合わせて3コースあり、このトエンティテンコースは2010年のライダーカップのために造られた。コース名のトゥエンティテンは開催年の2010。丘の中腹に造られたほぼフラットなパークランドコースで、18ホールの中9ホールで水が絡み、距離は7500ヤードとたっぷりあり、各ホールバラエティに富み、バンカー、ラフもしかかり効いていて、とてもチャレンジングなコースである。一番短い男性ティが6570ヤード、パー71なのと、池越えの厳しい強制キャリーが要求されるホールが多いので、上級者向けのコースと言える。



クラブハウスからの景観

7番ホールからの景観

16番ホールから臨むコース

OUTはリンクス風のホールが続き、中間分でホールの左右どちらかが池に面するホールになり、INはアメリカンスタイルのコース。“リスクと報酬”ホールもいくつかあり、パワーゴルフだけでなく頭脳プレーも必要。コースコンディションは素晴らしい。ライダーカップ開催前にケルティックマナーウェールズオープンが3回開催されている。

 
2番 パー5 610ヤード
やや左ドッグレッグの長いロング。ティショット、セカンドとも落し所のFW左右にバンカーが配され、FWはタイト。グリーンの右手前に大きなバンカー、右奥にもバンカーが配され、グリーンは受けている。
 

2番 パー5 610ヤード(3)

2番 パー5 610ヤード(2)

2番 パー5 610ヤード(1)
 
3番 パー3 189ヤード

3番 パー3 189ヤード(2)

3番 パー3 189ヤード(1)
池越えのショート。グリーンは右手前から左奥へと斜めに置かれ、左サイドは家、右サイドは大きなバンカーでガードされている。グリーンの奥半分は下っているので注意。
 
5番 パー4 457ヤード
右ドッグレッグの難しいミドル。ティショットは左右のバンカーが効いてくる。セカンドは少し打ち下ろしでクリーク越え。グリーンは右手前から左奥に斜めの長く、砲台の2段グリーン。グリーン右手前にバンカーがある。グリーンとクリークの間は13ヤード前後しかなく、セカンドショットが弱いとクリークに捕まる。
 

5番 パー4 457ヤード(3)

5番 パー4 457ヤード(2)

5番 パー4 457ヤード(1)
 
6番 パー4 452ヤード

6番 パー4 452ヤードド(2)

6番 パー4 452ヤード(1)
FWとグリーンの右サイドは池に面する、右ドッグレッグ。ティショットでは左サイドにバンカーが2つあるが、422ヤードの白ティから270ヤード先からあるので、ロングヒッターしか効いてこない。その手前のバンカーからFWは狭くなっているので、ロングヒッターもバンカーの手前に刻むのが良い。グリーンは砲台で縦に長く、真ん中が少し凹んでいる。グリーンの左右にバンカーが配され、右前は池に面する。
 
9番 パー5 666ヤード

9番 パー5 666ヤード(1)
左ドッグレッグのとても長いロング。ホール左側にOBゾーンの川が流れ、FWとグリーンのすぐ左サイドをとても浅く走っているので注意が必要。グリーンは縦に長く、受けている。
 

9番 パー5 666ヤード(4)

9番 パー5 666ヤード(3)

9番 パー5 666ヤード(2)
 
11番 パー5 560ヤード
やや右ドッグレッグ。ティショットではFWは狭く両サイドの池が効いてくる。ロングヒッターは2オン可能だが、グリーンの左サイドは池になるのでリスクが伴う。グリーンは少し砲台で2個のバンカーでガードされている。
 

11番 パー5 560ヤード(3)

11番 パー5 560ヤード(2)

11番 パー5 560ヤード(1)
 
12番 パー4 458ヤード
ほぼストレートホールだが、FWは蛇行して左右の2つの池が絡んでくるタフなミドル。ティショットでは左に池があり、セカンドは池越え。グリーンは砲台でグリーン周りに3個のバンカーが配されている。セカンドが難しく、真ん中が少し凹んでいる縦長グリーンは左右のバンカーと右手前から右サイドに広がるに池に守られている。
 

12番 パー4 458ヤード(3)

12番 パー4 458ヤード(2)

12番 パー4 458ヤード(1)
 
13番 パー3 189ヤード

13番 パー3 189ヤード(2)

13番 パー3 189ヤード(1)
池越えの綺麗なショート。グリーン手前から右サイドは池に面する。グリーンの左サイドと奥にバンカーが配され、グリーン上には大きなコブがある。
 
14番 パー4 413ヤード
名物ホールで、右に曲がってから左に曲がるダブルドッグレッグ。ティショットでは右の池が効いていて、ロングヒッターは左の池も効いてくる。グリーンは縦に細長い3段形状で、左サイドは池に面し、右サイドに2個のバンカーが配されている。
 

14番 パー4 413ヤード(3)

14番 パー4 413ヤード(2)

14番 パー4 413ヤード(1)
 
15番 パー4 377ヤード 

15番 パー4 377ヤード(2)

15番 パー4 377ヤード(1)
強い右ドッグの短いミドル。設計当初はプロティからは40ヤード短い332ヤードで、左のFWにロングアイアンで刻むか、1オンを狙うルートがあった。刻む場合はセカンドがハザード越えになるが、距離が110ヤード前後と短いので簡単。1オン狙いはグリーンのフロントまでが260ヤードで背の高い木々のハザード越え、手前の2個のガードバンカー越え。グリーンは縦に細長く、左サイドのハザードはとても浅い。1オン成功すればイーグルチャンスも生まれるが、左に引っかけるとボギー、ダブルボギーもあり得た。しかし、現在の377ヤードのミドルでは平凡なホールだが、332ヤードになるとこのホールは一段と輝きを増す。(たぶんプレー進行上の都合で通常1オンを狙わせないようにプロティからも白ティからも377ヤードにしているのだろう)グリーン上は起伏が強くて複雑。
 
16番 パー4 508ヤード
ほぼストレートのとても長いミドル。ティショットは左右にFWバンカーがある。セカンドは緩やかな打ち下ろし。グリーンは砲台で3個のバンカーでガードされている。グリーンは少し右に傾斜。
 

16番 パー4 508ヤード(3)

16番 パー4 508ヤード(2)

16番 パー4 508ヤード(1)
 
18番 パー5 613ヤード
やや左ドッグレッグの長いロング。ティショット、セカンドは打ち下ろし。サードは池越え。グリーンは強い砲台で両サイドをバンカーでガードされている。
 

18番 パー5 613ヤード(3)

18番 パー5 613ヤード(2)

18番 パー5 613ヤード(1)
 
余談
カーディフ市から東北に40分、ロンドン市から西に3時間、ヒースロー空港から西に2時間強。ビジターのプレーは難しいが可能と聞く。ケルティック・マナー リゾートは19世紀に建てられた貴族のマナーハウスだった。1982年にゴルフコースを有する17室のホテルをオープンさせ、現在では362室ある5つ星ホテルがある。

レストラン

練習場

トップ100ゴルフコース(top100golfcourses.com)での2019年度ウェ―ルズのベスト50コースで第9位。ウェールズには140以上のゴルフコースがある。

Hampton By Hilton Newport East

Hampton By Hilton Newport East

Hampton By Hilton Newport East


Newbridge on Usk

Newbridge on Usk

Newbridge on Usks

前夜はHampton By Hilton Newport Eastに泊まり、Newbridge on Uskで夕食をした。美味しかった。ホテルからコースまで西に16分、レストランまで北に20分。