深圳ジューロンヒルズ GC
Shenzhen Jiulong Hills Golf Club
深圳九龙山高尔夫球会
コースデータ
所在地中国、深圳
コース長6939ヤード、パー72
コースレート 
プレー日2005年1月18日
設計者サンブーン
オープン 
キャディあり
ゴルフカートあり
評価
総合評価
4.00
コースレイアウト
4
難易度
4
グリーンコンディション
3
フェアウェイコンディション
4
造形美、景観
5
 
谷間の地形に上手く造られたバレーコース。以前は三九健康基地と呼ばれていた。打ち下ろし、打ち上げ、右ドッグ、左ドッグと各ホールめざましく変化する。よくもこのような地形に戦略的なコースが造れたものだと感心できる。フェウェイ幅は狭く、各ホールにおいて左右の林かウォーターハザード効いているので、正確なショットが必要な上級者向けのコース。各ショット点から点で攻めるショットが要求される難コース。バンカーも数は多くないが、ショットの落とし所に絶妙に配置されている。なによりも素晴らしいのはこのコースを取り囲む大自然の景観で、大自然の中でプレーする醍醐味を実感出来る。
 
1番 パー4  399ヤード

1番 パー4 399ヤード (2)

1番 パー4 399ヤード (1)
打ち下ろしの短いミドルだが、危険がいっぱいのホール。フェアウェイはタイトで左は池、右はブッシュなり、要所要所でバンカーが良く効いているので、ティショットはプレッシャーになる。これらを背景に左に振られているグリーンはとても美しい。
 
2番 パー3 199ヤード

2番 パー3 199ヤード(2)

2番 パー3 199ヤード(1)
池越えのチャレンジングなホールでグリーンが半島方のように突き出ている。2段グリーンの右サイドと前面、後面も池になるので、正確なショットが要求されるショートホール。
 
5番 パー3  181ヤード

6番 パー3 181ヤード(2)

5番 パー3 181ヤード (1)
打ち下ろしの美しいショート。横に長いグリーンの前面はウォーターハザード。
 
6番 パー4 390ヤード

6番 パー4 390ヤード (2)

6番 パー4 390ヤード (1)
やや右ドッグ。ティショットは池越えで、フェアウェイ右は池にし、左にはバンカーが配されているので、このホールも正確なショットを打つ必要がある。セカンドはきつい打ち上げになる。横長のグリーンは中央のマウンドにより左右に分かれていて、そのマウンドの傾斜が強いため、ピンと違う面からのパットはほとんどの場合3パットになるので、正確なセカンドが必要。このマウンドの傾斜を小さくすれば、このホールはもっと良くなるだろう。
 
7番 パー4  386ヤード

7番 パー4 386ヤード(2)

7番 パー4 386ヤード(1)
左ドッグレッグ。ティショットは丘の頂上からの打ち下ろしで、セカンドは池越えになる。タフなセッテイングではないので、安心できるホール。ティからの景観は見事。
 
10番  パー4 439ヤード
1打目は豪快な打ち下ろしで、2打目はクリーク越えのやや打ち上げになる。グリーンに近づくにつれ、ホール幅が絞られていく素晴らしいレイアウト。
 

グリーンから振り返る10番ホール

10番 パー4 439ヤード(2)

10番 パー4 439ヤード(1)
 
11番  パー5 495ヤード

11番 パー5 495ヤード (2)

11番 パー5 495ヤード (1)
ティショットは打ち下ろしで、谷越えには220ヤードのキャリーが必要。2オン可能だが、グリーン周辺のバンカーは避けたい。
 
12番 パー3 212ヤード

12番 パー3 212ヤード
70メートルぐらいの豪快な落差がある打ち下ろしのショート。ティショットは池とバンカーをクリアーしなければならないのでショートは禁物。グリーンは受けているので、グリーンオーバーは返しのアプローチが難しくなる。グリーンに直接打たなければいけないので、このホールではクラブ選択が非常に重要。
 
13番 パー4 430ヤード

13番 パー4 430ヤード(2)

13番 パー4 430ヤード(1)
右ドッグで最後にグリーンは左に振られている。比較的狭いフェアウェイの両サイドは谷に接しているので、この打ち下ろしのティショットは非常に緊張する。小さいグリーンの両サイドとも危険があるので、セカンドショットも難しい。
 
15番 パー5 506ヤード

15番 パー5 506ヤード(2)

15番 パー5 506ヤード(1)
2オン可能な左ドッグ。セカンドは打ち下ろしになり、グリーン右手前からドローボールで攻めたい。グリーンの形状と、グリーン周辺の景観が美しい。
 
余談

深圳のミッションヒルズGCからタクシーで15-20分。ナイター設備がある。

このコースは何年オープン(たぶん1990年代後半)か、設計者のサンブーンは誰か分からなかったが、相当アップダウンがある上に、ターゲットゴルフを強いられるデザインなので、プレーヤーによって好き嫌いが分かられるであろう。個人的には好きなコースの1つである。