Mogan Shan Gowing Golf Club

莫干山観雲ゴルフクラブ
Mogan Shan Gowing Golf Club
莫干山观云高尔夫会

コースデータ

所在地	中国、浙江省、杭州市
コース長	７２０８ヤード、パー７２
コースレート
プレー日	２０１５年１１月２３日
設計者	リック・ジェイコブソン
オープン	２０１１年
キャディ	あり
ゴルフカート	あり

評価

総合評価

4.40

コースレイアウト	4
難易度	5
グリーンコンディション	4
フェアウェイコンディション	5
造形美、景観	5
満足度	4

中国の四大避暑名山の１つ莫干山の麓に展開するマウンテンコース。バンカーの配置が巧み。“リスクと報酬ホール”もいくつかあり好感できる。ＯＵＴは高低差２５メートルの特徴を活かしたアップダウンが多くて、山のすぐ麓から谷間まで上手くレイアウトされている。９ホール中７ホールで小川、池、滝などが絡んでくる。ＩＮでは３つの山面に囲まれ、３個の人工池が造られて９ホール中６ホールで効いてくる。景観が素晴らしいコース。

２番ホールからの景観

３番グリーン周り

９番ホールからの景観

スコアカード

２番　パー３　１８０ヤード

１番　パー４　４１５ヤード（２）

１番　パー４　４１５ヤード（１）

小川越えの打ち上げ。グリーンは斜めの形状でその左から手前を小川が斜めに横切る。グリーンの左サイドは小川に面し、右手前と右奥にバンカーが配されている。グリーン手前のエプロンは急な下り傾斜。小川に３個の小さい滝が造られていて、このホールの景観を豊かにしている。

４番　パー４　４６９ヤード

左ドッグレッグの難ホール。ティショットは小川が左に流れ、右サイドにFWバンカー２個ある。FWセンターの右にも大きなクロスバンカーが配され、ロングヒッターには効いてくる。セカンドは打ち上げになり小川越え。グリーンは縦に長くそのすぐ左から奥へ抜けるように小川が流れている。

４番　パー４　４６９ヤード（３）

４番　パー４　４６９ヤード（２）

４番　パー４　４６９ヤード（１）

８番　パー５　５９９ヤード

ほぼストレートで長くてタフなロング。ティからグリーンまで左サイドに池が続く。ティショットは右サイドのバンカー、セカンドでは左サイドのバンカーが配され、各ショット落し所が狭い。グリーン１２０ヤードほど手前をウォターハザードが横切り、ロングヒッターはセカンドで越えていくか、刻むかの決断が必要になる。グリーンは縦に長く、左手前は大きなバンカーでガードされている。

８番　パー５　５９９ヤード（３）

８番　パー５　５９９ヤード（２）

８番　パー５　５９９ヤード（１）

９番　パー４　４２９ヤード

強い右ドッグレッグ。ティショットは打ち下ろしで、左サイドの１個のバンカーと右サイドの池に注意。セカンドは池越え。グリーンはやや砲台で３個の大きなバンカーでガードされている。

９番　パー４　４２９ヤード（３）

９番　パー４　４２９ヤード（２）

９番　パー４　４２９ヤード（１）

１１番　パー５　５５５ヤード

ティショットはほぼストレートでセカンド地点から右に曲がっているロング。ティショットでは左右４個のバンカーが効いていて、FWは狭い。セカンドでは左サイドの１個のバンカー、グリーンの右サイドから１００ヤード以上右サイドに伸びている細長いバンカーが効いてくる。グリーンは縦長の砲台で、左手前と右サイドはバンカーでガードされている。

１１番　パー５　５５５ヤード（３）

１１番　パー５　５５５ヤード（２）

１１番　パー５　５５５ヤード（１）

１２番　パー３　１８２ヤード

池越えの美しいショート。グリーンは３個のバンカーでガードされている。縦長の２段グリーン。

１４番　パー４　４２５ヤード

１４番　パー４　４２５ヤード（２）

１４番　パー４　４２５ヤード（１）

山に向かっての打ち上げていく右ドッグレッグ。ティショットは右サイドには２００ヤード以上の長い巨大ＦＷバンカーが配されている。グリーンは縦に長く左手前に１個のガードバンカーがある。

１６番　パー３　１７２ヤード

池越え、バンカー越えのショート。砲台グリーンの左手前と右サイドは深いバンカーでガードされている。

１７番　パー４　４１０ヤード

１７番　パー４　４１０ヤード（２）

１７番　パー４　４１０ヤード（１）

強い左ドッグレッグ。ティショットでは左サイドは２個のＦＷバンカーと池になる。ロングヒッターはその２個のバンカー越えのアグレッシブなラインを狙えるが、フックボールになりすぎると池に捕まる。グリーンは縦に細長く、左サイドには池、右サイドには３個のバンカーが配されている。

１８番　パー５　６１０ヤード　

名物ホールで、ほぼストレートのとても長いロング。ティショットは打ち下ろし、セカンドからは打ち上げになり、ＦＷはタイトでグリーンの左サイドに面して小川が流れる。ティショットは２つのＦＷバンカーも効いてくる。グリーン手前の１５０ヤード前後を小川が横切り、ＦＷとグリーンの右サイドに抜けている。つまりＦＷもグリーンも両サイドに小川が走る。セカンドでは小川の手前に刻むか、越えていくかの決断に迫られる。刻めば距離がある打ち上げのサードになるのでパーオンが難しい。小川越えも左右小川だけでなくバンカーもあるので落し所が狭い。グリーンは縦長で右サイドは大きなバンカーでもガードされている。グリーンの左には垂直に切り立った岩山があり、山上から自然の滝が流れている。このドラマテックな岩山はホールの景観を高めている。