山腹に造られたコースなのでアップダウンが多くてブライドホールも数多くあるが、コースからの景観が素晴らしく、遠くはスイスで有名なセンチス山を眺め、近くにはスイスの田舎の美しい風景を楽しめる。Outは自然の地形を見事に活かした戦略性の高いホールが多く、このコースを印象的にしている。Inの各ホール起伏は十分にあるがレイアウトは比較的簡単で、しかも難しい地形の上に無理やり作っているホールが多かったので、Inのこれらのホールを改善すれば素晴らしいコースになる可能性は持っている。 |
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右ドッグレッグで2打目は軽い打ち上げ。ティショットはフェアウェイがタイトなので難しい。2打目もグリーン手前のバンカーが効いている。 |
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正確性のあるショットができなければ非常に難しいホール。グリーン左側には傾斜の急な坂があり、50ヤードほどボールは転がり落ちる。かと言って右に逃げれば、高さ5メートルほどの壁があるがそのすぐ右はOB。グリーン右側からこのOBラインまではたったの15ヤード。この左の坂と右のOBの間隔は30ヤードほどなので、低い弾道のスライサーには右側の壁に当てることができるので有利なホール。
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やや打ち下ろしだが、グリーン右手前は池で奥はすぐハザード。しかもこの横長のグリーンは2段になっておりパーオンしても油断できない。戦略性が高いだけでなく非常に美しいホールで、グリーン後方一面に広がるスイスのカントリーサイドの景観が心を和ませる。 |
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右ドッグレッグでそれほど広くないフェアウェイの両側を木々がしっかりガードしているホール。それゆえ、ティショット、セカンドとも難しい。グリーン手前50ヤードからグリーンすぐ手前まで池があり、ロングヒッターの2オンは簡単にさせてくれない。3オン狙いなら、左右の落とし所の幅が狭いので、2打目のミドルアイアンで正確なショットが必要なホール。 |
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ティショットはやや打ち上げで、フェアウェイ左側なら大丈夫だが、右側なら前にあるバウンドが邪魔になりピンが見えない。セカンドはミドルアイアンでグリーンを狙うが高い弾道のピンをポイントで狙う、正確なショットが要求される。グリーン手前と右奥にはガードバンカーがあり、しかも左右40から50ヤードの幅で赤杭が待ち構えている。 |
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コースにはチューリッヒ市内から車で1時間弱。休日だが、たまたま午前中は仕事があり、スタート時間は午後3時で終了時間が夜の7時になったがまるで昼間みたいに十分に明るい。スイスの夏の日の出は午前5時で日暮れは夜10時なので夜の9時過ぎまでプレー可能とはほかの国では信じられない話。
スイスは「スイス中がゴルフ場?」と思われる程、あたり一面が芝生だが、残念ながらそれらは乳牛のための牧草地とか田園である。スイスには現在50前後のコースがあり、プレーするにはハンディキャップ証明が必要なコースが多い。
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1番 パー4 456ヤード