コースデータ
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所在地 |
アメリカ、カリフォルニア州、ロサンゼルス |
コース長 |
7322ヤード パー71 |
コースレート |
75.6 |
プレー日 |
2015年9月30日 |
設計者 |
ジョージC.トーマス
Jr. 改造:クアー&クレンショー(1993年) |
オープン |
1926年 |
キャディ |
あり |
ゴルフカート |
あり |
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評価
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総合評価 |
5.45
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コースレイアウト |
6
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難易度 |
6
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グリーンコンディション |
5
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フェアウェイコンディション |
5
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造形美、景観 |
5
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満足度 |
6
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サンタモニカ峡谷の中にある、ユーカリの木にセパレートされた林間コース。コースの周りはロサンゼルスの高級住宅地に囲まれている。18ホールが全て個性的で、レイアウトのストーリー性が素晴らしい。クラブハウスがコースで一番高いところにあり、多くのホールでクラブハウスを望める。1番ホールが打ち下ろしで18番ホールが打ち上げ、2番から17番まではほぼフラットな立地に展開する。1番から18番ホールまでのルーティンの流れが良く、印象に残るホールが連続する。FWが広いホールでもユーカリのが空間を狭くして、ピンポジションによってはFWの落とし所が限定される。ただ飛ばせば良いというのではなく、頭脳プレーが要求され、かつ14本のクラブを駆使しなければ、簡単には攻略できない。4番のショート、10番のミドルは世界トップクラスのデザイン。1973年から50年ちかく毎年PGAトーナメントを開催している。2028年ロサンゼルス・オリンピックでのゴルフコース。PGAの試合では距離が100ヤード長くなりパー71の7366ヤードとモンスターのチャンピオンコースとなる。
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やや右ドッグレッグの難ホール。セカンドは緩やかな打ち上げ。グリーンは縦に細長く、左には1個の大きなガードバンカーが配されている。グリーンの右は登りスロープなので、ラフが短い時はグリーン右サイド狙いが安全。
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右ドッグレッグ。ティショットはやや打ち下ろし。グリーンは小さく、グリーン右サイド全体をガードしているバンカーが効いている。
(セカンド地点からの写真なし)
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名物ホール。グリーンはやや砲台で斜めに置かれ、グリーンの手前は1個の大きなバンカーでガードされている。グリーンは右手前から左奥に急傾斜。通称レダンホール。世界中の有名コースでレダンホール造られているが、この4番ホールが戦略性、美しさ、佇まいなど考慮に入れると、個人的に最も気に入っているレダンホール。ゴルフマガジン2000年度(最新版)世界ベスト500ホールに選ばれている。 |
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左ドッグレッグ。右の丘に沿ってホールがレイアウトされている。ティショット、セカンドとも緩やかな打ち下ろし。グリーン左手前のガードバンカーが口を開けて待っている。グリーンは急な左傾斜。 |
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名物ホール。グリーンはほぼ長方形で強く受けていて、グリーンのど真ん中にバンカーがあるユニークなホール。グリーンの手前、左、奥にもそれぞれ1個のガードバンカーが配されている。グリーンのどこに乗せても大変なパットになるであろう。
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左ドッグレッグ。FWが2つのFWバンカーと窪みで左右に2分されている。ティショットが楽な右側ルートはセカンドが難しく、ティショットが難しい左側ルートはセカンドが易しい。グリーンは縦長の強い砲台。 |
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ストレートの難ホール。ティショットは左右から横長のバンカーがFWに食い込んでいて、その2つのFWバンカーをどのように避けるかがポイント。セカンドは打ち上げ。縦に細長い2段グリーンで、段差は強い。グリーンは斜めに置かれ、3個のバンカーでガードされている。 |
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名物ホール。ロングヒッターならワンオン可能な短いミドルだが、相当手強いホール。右ドッグレッグなので、直線的にグリーンを狙うと300ヤードを少し切る距離になる。ティから見て左手前から右奥に置かれたグリーンは、横幅8ヤード、縦幅35ヤードと極端に細長い。しかも砲台グリーンでグリーン手前から奥は3個の細長いガードバンカーで囲まれている。グリーンはPGAのトーナメントコースで最も小さく狭いので、ワンオン狙いで失敗し、グリーン右からのラフからはプロでもパーオンするのが大変で、ダブルボギーかそれ以上は簡単に出てしまう。刻む場合でも、FW左サイドがベストだが、それでもアプローチショットでピンを狙っていく誤差の範囲がグリーン幅の7ヤードしかなく、左右はガードバンカーなので、緊張を強いられるショットになる。刻んでも狙っても残るのは難しいセカンドで、バーディも多いがダブルボギー、トリプルボギーも簡単に出てしまう。典型的な“リスクと報酬”ホールで、ジャック・ニクラスが世界1素晴らしい短い距離のミドルホールと讃えている。ゴルフマガジン2000年度(最新版)世界ベスト500ホールに選ばれている。 |
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右ドッグレッグ。左右にユーカリの木々が並び、ティショットが難しい。グリーンは砲台で、グリーンに右手前に1個の深いバンカーが配されている。グリーン左手前にある大きな1本のプラタナスは“ボギーの木”と言われ、フェードヒッターはこの木が効いてくる。 |
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左ドッグレッグ。このホールもFWがタイトで左右にユーカリの木々、左には谷もある。バンカーは1個だけしかなく、それも効いていないのだが、なかなか良いスコアが出ないホール。 |
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強い右ドッグレッグ。ティショットでは右コーナーのバンカーが効いてくる。グリーンは斜めに置かれ、右から右手前は1個のガードバンカーが配されている。グリーンは比較的大きく、段差の強い2段グリーンで下の段は右傾斜している。ピンまで段差を通過するパットは3パットのリスクがかなり高くなる。 |
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美しいショート。グリーン小さく少し砲台で、4つのガードバンカーで囲まれている。その外側をプラタナスの木立が囲んでいる。 |
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やや左ドッグレッグ。緩やかな打ち上げで長いロングだが、最近のプロの飛ばし屋たちはこのホールで2オンするようだ。通常はティショットではティショットで1個の右FWバンカー、セカンドで3個の左FWバンカー、サードでグリーン右サイドのガードバンカー1個が効いてくる。
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右ドッグレッグ。ティショットはブラインドで強い打ち上げ。FWの左は片側がすり鉢状のラフの斜面が続き、やがて左からグリーンを取り囲み、グリーンは天然の円形スタジアムの中に佇むように位置する。ティショットはFWに置かなければパーオンは難しい。セカンドは緩やかな打ち上げ。グリーンは縦長の砲台グリーン。ゴルフマガジン2000年度(最新版)世界ベスト500ホールに選ばれている。 |
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ロサンゼルス市街から車で西に40分、ロサンゼルス国際空港から北に30分。リビエラCCからザ・ロサンゼルスCCまで車で15分、ベルエアCCまで12分と南カルフォルニアを代表する3コースは至近距離にある。
スペイン風コロニアル様式の建物、クラブハウスはその時代としては破格の予算で建てられた。25のゲストルームがクラブハウスの最上階にあり、プレー前夜はそこに泊まった。
野球選手イチローが結婚式を挙げている。また、このカントリークラブ内にポロ競技用の馬場があり、1932年のロスオリンピックの馬術競技会場として使われ、バロン西が金メダルを獲得している。オリンピックの馬術競技で日本人のメダリストはこの西選手だけのようだ。
ジョージC.トーマス Jr.設計の他の作品はロサンゼルスCC・ノースコース、ベルエアCC、スタンフォード大学GCなどがある。トップ100ゴルフコース・オブ・ザワールド(top100golfcourses.com)の2018年度カリフォルニア州で第5位のベストコース。カリフォルニア州にはおよそ1000のコースがある。ゴルフマガジン2017年度世界ベスト100コースの32位に選ばれている。ゴルフマガジン2017年度全米100では19位。
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クラブハウスからの景観