マウナラニ リゾート、ノースコース
Mauna Lani Resort (North Course)

コースデータ
所在地 アメリカ、ハワイ州、ハワイ島
コース長 6913ヤード パー72
コースレート 74.2
プレー日 2018年6月25日
設計者 ホーマー・フリント、レイモンド・カイン、ロビー・ネルソン(1991年) 
オープン 1981年
キャディ なし
ゴルフカート あり (FW走行可)
評価
総合評価
4.55
コースレイアウト
4
難易度
4
グリーンコンディション
5
フェアウェイコンディション
5
造形美、景観
4
満足度
5

溶岩の景観が印象的でチャレンジングなノースコースと有名な海越えホールを有するリゾートコースのサウスコースの36ホールある。どちらのコースも溶岩の上に困難な工事を施して造られている。ノースコースは一部で海が見えるもののコース全体が溶岩に囲まれ、遠くにマウナケア山を望むダイナミックな景観が特徴。溶岩大地に造られ、起伏に富んだコースで、邸宅、キアヴェの樹木、黒い溶岩地帯の間を縫うようにレイアウトされている。



2番グリーンと海


10番ティからの景観

溶岩の上に造られた10番ティグランド

キアヴェが特に厄介で、横に広がる枝が多くのFWに左右から張り出ていて、落し所を限定している。芝のメンテナンスは良い。ほぼフラットなサウスコースと比べ、よりアップダウンがあり、より変化があり、難易度は高めで、ショットの技術を試されるホールが続く。コース内を闊歩する野生のヤギが多い。



17番ティからの景観


コース内のヤギ

日本では見れない種類のヤギ

 
2番 パー5 521ヤード

正面に海が広がるストレートホール。ティショットは落し所が狭い。セカンドでは左サイドのOBラインは浅く、左右にバンカーがある。グリーンは縦に長く受けていて、左サイドに大きなバンカー、左右にOBゾーンがある。

 

2番 パー5 521ヤード(3)

2番 パー5 521ヤード(2)

2番 パー5 521ヤード(1)
 
4番 パー4 401ヤード

4番 パー4 401ヤード(2)

4番 パー4 401ヤード(1)
左ドッグレッグ。ティショットはセミブラインドの溶岩越え。FWはタイトで左サイドにバンカーと左右の溶岩が効いている。セカンドは打ち上げ。グリーンは横に長く、手前は2個のバンカーでガードされ、左半分のグリーン面は受けている。
 
5番 パー3 184ヤード

5番 パー3 184ヤード(2)

5番 パー3 184ヤード(1)
打ち下ろしで池越えのショート。グリーンは奥行きが50ヤードもあり、“S”字型で、手前から右サイドは池に囲まれている。グリーン周りに3個のバンカーも配されている。
 
6番 パー4 404ヤード

6番 パー4 404ヤード(2)

6番 パー4 404ヤード(1)
やや左ドッグレッグ。ティショットでは両サイドにハザード、左サイドに大きなバンカー、正面から右サイドに池があり、ロングヒッターはドライバーを使わない方が良い。セカンドは池越え。縦に長いグリーン左手前と右サイドにガードバンカーがある。
 
9番 パー5 455ヤード

9番 パー5 455ヤード(2)

9番 パー5 455ヤード(1)
ストレートで海に向かって打つ距離があり難しいミドル。グリーンは斜めの形状で、右手前から右サイドに配された大きなバンカーと右サイドの池があり、セカンドの距離と方向性が求められる。
 
12番 パー4 424ヤード

12番 パー4 424ヤード(2)

12番 パー4 424ヤード(1)
ほぼストレートのミドル。ティショットは少し打ち下ろしで、セカンドは緩やかな打ち上げ。FWの両サイドを溶岩が縁取り、左FWバンカーがある。グリーンは縦長の2段形状で、右サイドにバンカーとブッシュがある。
 
14番 パー3 131ヤード

14番 パー3 131ヤード
打ち下ろしの短くて綺麗なショート。グリーンは少し横長で、右半分は池に突き出ている。グリーン左サイドと奥はバンカーでガードされている。ピンが右に切られた時にピンを狙うと、奥行きが20ヤードしかなく前後と右サイドのグリーンは池に囲まれているので、易しいホールが度胸を試されるホールになる。
 
15番 パー5 498ヤード

強い右ドッグレッグで、少し短いロングなので2オン可能ホール。ティショットでは右サイドのOBゾーンは浅いので注意。セカンドは緩やかな打ち下ろしで、タイトなFWは右手の池の方に右傾斜していて、左サイドに2個のバンカーもある。砲台のグリーンは右に振られて、手前はバンカーと池、奥にも2つのバンカー配されている。セカンドでグリーンを狙うロングヒッターは、池が絡んでくるのでリスクが伴う。

 

15番 パー5 498ヤード(3)

15番 パー5 498ヤード(2)

15番 パー5 498ヤード(1)
 
16番 パー4 460ヤード

16番 パー4 460ヤード(2)

16番 パー4 460ヤード(1)
左ドッグの距離のあるミドル。ティショットは溶岩越えで、両サイドをバンカーと溶岩でガードされている。グリーンは少し砲台で、左右にバンカーがある。
 
17番 パー3 132ヤード

17番 パー3 132ヤード
打ち下ろしの短いショートで名物ホール。グリーンの円周を背の高い溶岩が縁取り、ローマ風の円形野外劇場のように見える。グリーンは3個のバンカーでガードされ、手前のガードバンカーの中には、なんと巨大溶岩が聳え立つ。易しいが、景観がエキゾチックでワイルドなホール。
 
余談

コナ空港から北東に30分。パブリックコース。



レストラン


レストラン

ランチ

トップ100ゴルフコース(top100golfcourses.com)の2020年度ハワイ州ベスト30コース第20位。ハワイ州には100ほどのゴルフコースがある。

ホーマー・フリント、レイモンド・カインが1981年にオリジナルの18ホールを設計し、10年後の1991年にロビー・ネルソンの18ホールの追加設計時に、サウスとノースコースに分けて、9ホールずつ新設した。ノースコースのオリジナルの9ホールは、1番から3番と13番から18番ホール。

ロビー・レルソン、ネルソン&ハワース設計のハワイ州でのコースは、マウナラニ・ノースコース、マウナラニ・サウスコースコナCC、カヒリGC、プアケアGC、ロイヤル・クニアCC、ホノルルCC、ザ・デューンズ・アット・マウイラニGCがある。



The Aeolian Residence


The Aeolian Residence

ロッジから見る景色

プレー前日は民泊でワイコロア・ビレッジ内にある、The Aeolian Residence, Waikoloa Villageで泊まった。コースまで東に18分。午前にサウスコースをプレーして、午後にノースコースをプレーした。