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メイプルとオークの巨木に包まれた美しい林間風のパークランドコース。ノースとサウスの2つの18ホールのコースがあり、設計者が違い趣も違う。ノースコースでは2003年の全米オープン、2020年PGAトーナメントが開催された。サウスコースは劇的な高低差の変化がある起伏のあるコースで、コース全体に流れる曲がりくねったクリークが18ホール中11ホールで戦略的に活用されている。多くのFWはタイトで両サイドに樹木が並び、グリーンはとても速い。ブラインドショットがいくつかかり、フォールス・フロントあるグリーンもある。OUTが3700ヤードあり、INの3400ヤードと比べとても長くて手強い。パー3は182ヤード、243ヤード、212ヤード、150ヤードと長短に変化がある。ノースコースの方が有名で一般的な評価もサウスより少し高いが、個人的にはサウスコースの方がプレーしてより楽しい。2009年にスティーブ・スマイヤーズがグリーンとバンカーを造り替え、距離を500ヤード長くして、コースをアップグレードしている。
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左ドッグレッグの距離のあるミドル。ティショットでは右サイドにブラインドのバンカーがあり、左コーナのマウンド越えがベストルートでマウンドを越えるとやや下り傾斜になる。グリーン手前のFWは窪んでいて、左手前に大きなバンカーが配されている。受けグリーン。
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左ドッグレッグの長くてタフなミドル。ティショットでは右サイドの林が効いてくる。セカンドは少し打ち下ろしでクリーク越え。グリーンは左右のバンカーと左サイドに流れるクリークでガードされている。グリーンは縦長の砲台で、前半分は受けていて、奥半分は左傾斜。ティショットで距離が出ないと、セカンドをクリーク手前のFWに刻むことになる。
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やや右に曲がってからやや左に曲がるロング。ティショットでは右サイドに2個のバンカーがある。セカンドは緩やかな打ち上げ。グリーンは縦長で右サイドにバンカーが配されている。
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とても長くて美しいショート。グリーンは木立に囲まれている。グリーンの手前は窪んでいて、グリーンはバンカーがない楕円形だが横に長く左に急傾斜。
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名物ホールで、やや左ドッグレッグの短めのミドル。ティショットでは右サイドの2個のバンカーがFW幅を狭くしていて、ロングヒッターにはFWを横切るクリークも効いてくる。セカンドはそれらのバンカーのすぐ左のFW右サイドからがグリーンを攻め易い。グリーンは強い砲台で縦に細長い2段形状で強く受けていて、左右に外すと強い下りスロープのラフになり、グリーン手前の深いバンカーが効いている。
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ほぼストレートホール。ティショットは打ち下ろしのクリーク越で、FW左半分に打つのが良く、右サイドからは前方の木々がスタイミーになりグリーンが狙いにくい。グリーンは縦長の3段状で、左右はバンカーでガードされている。
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右ドッグレッグの短いミドル。FWは縦に長いクロスバンカーとその前に聳える1本木で左右に分けられ、打ち易い左FWか、ショートカットになる右FWかの、オプションがある。300ヤードの飛距離でグリーンに届くが、グリーンの50ヤード前後手前をクリークが右手前から左奥に斜めに横切るので、ロングヒッターの簡単な1オンをさせてくれない。グリーンの左右はバンカーでガードされ、グリーンの3分の2の面は奥に下っていて、パンチボールグリーンの形状になっている。
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縦長で砲台のグリーンは左右後方を4個のバンカーに囲まれ、左右の木々が迫っている。グリーン前のエプロンは急な下り傾斜なので、ショットをグリーンに届かせるのが肝要。
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強い左ドッグレッグ。ティショットでは左サイドの2個のバンカーとクリークが効いてくる。グリーンは左に急傾斜していて、右サイドと奥に3個のバンカーが配されている。
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池越えの美しいショート。グリーンは縦に長く左に傾斜していて、3個のバンカーと手前と左サイドの池にもガードされている。
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もう一つの名物ホールで、右ドッグレッグの長くて難しいミドル。FWはタイトで左右に木々が効いてくる。ティショットではFWの左サイドに打たなければ、右前方のせり出す3本の木がスタイミーになりセカンドでグリーンを狙えない。グリーンは少し砲台で左右にマウンドのラフがあり、グリーン上はアンジュレーションが強い。バンカーが1つも無いホールだが、戦略性はとても高い。
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右ドッグレッグのロング。ティショットではFW左半分に打つとセカンドを打ち易い。セカンドクリーク越えで、左右の林が迫り、左サイドに大きなバンカーがあり、落し所が狭い。サードは打ち上げ。縦長のグリーンは強く受けていて、左右は縦に長いバンカーでガードされている。
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シカゴ・オヘア空港からほぼ南に50分、シカゴ市内から南に45分。プレーにはメンバー同伴が必要。 フロスモアCCにほぼ隣接している。ゴルフクラブの設立は1915年で1925年には4コースあったが、第2次世界大戦後はノースとサウスの2コースになった。1915年に当時の貨幣130万ドルを費やされて造られたクラブハウスは豪華でアメリカ最大。ロッカールームにはポーカーテーブルが多く置かれていて、広さはホーケーの球場が出来上がるぐらいに広い。
トップ100ゴルフコース(top100golfcourses.com)の2020年度イリノイ州ベスト70コースで第1位、全米ベスト100コースでは第12位。イリノイ州には630ほどのゴルフコースがある。
トム・ベンドロー設計での他のイリノイ州のコースはメダイナCC・No1コース、No2コース、No3コース、スコーキーCC(全米100選コース)、ラ・グレンジCC、ビバリーCCなどがある。
プレー前日はモーテルのEconolodge South Hollandに泊まった。コースまで南西に15分。夕食はモーテルから西に16分のTokyo
Steakhouseで食べた。
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1番 パー4 459ヤード(2)