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ドナルド・ロス設計の最高傑作の1つ。開場後は他の人が設計した9ホールだけだったが、ドナルド・ロスが1917年に既存の9ホールを改造し、新たに9ホールを造り18ホールに拡張した。2008年にトム・ドークが多くの木の伐採を含め、オリジナルのデザインに修復した。Outはほぼフラットでリンクス風の開放的なコースでホールの両脇に背の高いフェスキューが並び、Inに入ると豊富な樹木が絡んでくる丘陵コースになる。Inはパー5が一つもなく2個のパー3と7個のパー4でパー34。
自然の地形を見事に活かした設計で、ルーティングも素晴らしい。従来の型にはまらない独創的なホールが多く、印象的だけでなく全てのホールがプレーしてフェアな造りになっている。ロス設計で有名な、中央部がおわん型に盛り上がっていて、傾斜が四方へ流れている形状の王冠グリーンも良く使われているし、いろいろな形状のバンカーが要所で効いている。18ホールの全てが趣が異なり、バラィティに富む。4個あるパー3が特に良い。1897年と1912年に全米女子アマチュア選手権を開催し、近年では2010年にカーティスカップ(女子アマチュアゴルフの英米対抗戦)を開催した。
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やや右ドッグレッグの短いミドル。ティショットは少し打ち下ろしになり、FWは右傾斜していて、右サイドにFWバンカーがある。ロングヒッターは1オン可能。グリーンは3個のバンカーでガードされ、左に傾斜している。砲台で王冠グリーン(法王がかぶる形状)は特に左に強く傾斜している。 |
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名物ホールで、ストレートの大変長いロング。左サイドには林とブッシュが続く。ティショットは右サイドにウェイスト・エリア(荒れ地)がありFWは狭い。セカンドは左サイドに小川が流れ、FW右サイドに配された巨大なバンカーが効いてくる。サードは少し打ち上げ。横に長いグリーンで、グリーン上は微妙な起伏、とても深いスウェイルが左前に走る。グリーンは3個のバンカーと奥の下りスロープでガードされている。距離があるのでパーオンが難しいホール。ゴルフマガジン2000年度(最新版)世界ベスト500ホールに選ばれている。グリーンは1993年に造られたままで、アメリカで現存する最古のグリーン。グリーン上のスウェイルはあまりにも深いので“浴槽”と呼ばれている。 |
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緩やかな打ち下ろしで、池越えの長いショート。グリーンの左手前と右奥にバンカーが配されている。グリーンは強く受けていて、左にも傾斜している。 |
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やや右ドッグレッグの短いミドル。ティショットではFWを斜めに横切るクリークがあり、220ヤードほどのキャリーで越える。ティショットでは左サイドにブッシュ、右サイドに大きなバンカーがあり、FWはタイト。セカンドは少し打ち上げ。グリーンの左サイドに深いバンンカーがある。王冠グリーン。 |
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ストレートホール。ティショットはブラインドの打ち上げ。セカンドは少し打ち下ろし。グリーンは砲台で急な左傾斜。グリーンの左にバンカーが配され、左サイドから奥は木立とブッシュに囲まれている。
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もう一つの名物ホール。打ち上げの美しいホール。グリーンの左サイドから手前は急な下り斜面になり、グリーンを外すと、その下の3個のバンカーまで転がり落ちる。そこからのバンカーショットは身長以上の深さになり、パーセーブがとても難しくなる。右サイドにも2個のバンカー、グリーン奥も下りのスロープが配されている。グリーンは左に急傾斜しながら、強く受けている。グリーンは“レダン”タイプとも言えるし、沈みかけた船のデッキ部分のようにも見える。
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やや左ドッグレッグ。ティショットはブラインドのFWの丘越え。セカンドは打ち下ろしで、グリーンの左サイドから奥に並ぶ木立と4個のガードバンカーが効いてくる。王冠グリーンで左にも傾斜している。
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ストレートで難ホール。ティショットでは両サイドブッシュと林でFWは狭い。セカンドは緩やかな打ち上げ。グリーンの右手前のバンカーが効いていいて、グリーンの左サイドと奥にもバンカーが配されている。グリーン前半分に大きなマウンドがあり、マウンド越えはパットが難しい。 |
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少し砲台グリーンでグリーン左右手前にバンカーと、グリーン上に2個のマウンドがある。グリーン左半分を狙うのが安全。1980年代後半に新しいグリーンになった。またティグランドも変わり設立当時から100年間近くまではもっと右サイドにあり、ブラインドで丘越えのショートだった。 |
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ほぼストレートホール。表示距離は短いが、向かい風になるのでタフなホール。セカンドは緩やかな打ち上げ。グリーンは縦に細長い砲台で、手前と左サイドを大きなバンカーがガードしている。グリーン上は尾根が斜めに横切っていて、尾根越えパットは難しい。 |
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ほぼストレートで、強い打ち上げの短いミドル。丘の上のグリーンに打っていく。セカンドはピンの先端は確認できるがブラインドショットで、グリーン面は見えない。王冠グリーン。
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右ドッグレッグでFWは“S”字型のホール。ティショットは強い打ち下ろしでロングヒッターは右コーナー越えを狙えるが、失敗するとフェスキューの深いラフに捕まる。通常は右コーナー方向に打つと、FWの下り傾斜で左前方に転がる。セカンドは少し打ち下ろし。グリーンはクリークでガードされ、手前を横切り右に抜けている。王冠グリーン。ティからの景観は素晴らしく、グリーン後方の威厳のあるクラブハウスが借景になる。 |
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ボストン市からも、ボストン空港からも北東に50分。プライベートクラブでメンバー同伴か紹介が必要。15番ティグランドの横にはドナルド・ロスが住んでいた家がある。彼は2009年から2013年まで彼はエッセクスCCのヘッドプロであった。
トップ100ゴルフコース(top100golfcourses.com)での2018年度マサチューセッツ州ベスト50コースで第3位。マサチューセッツ州には400強のゴルフコースがある。トップ100ゴルフコースの2020年度全米ベスト100コースでは第40位。
ドナルド・ロス設計で2018年度マサチューセッツ州ベスト50コースにランクインしているのは、エセックスCC、カーンウッドCC、オークヒルCC、ハイアニス・ポートC、ジョージ・ライトGC、ロングメドーCC、ブラエ・バーンCC、チャ―ルズ・リバーCC、オイスター・ハーバーズC、セイラムCC、プリマスCC、オーチャーズGC、ヴァスパーCC、ホワイティスビルGC
、ウィンチェスターCC、ウースターCCのなど16コースある。
プレー前夜はAtlantis Oceanfront Innに泊まった。コースまで西に15分。夕食はWoodman's of Essexというシーフードレストランで食べた。コースから北に8分。
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2番 パー4 339ヤード(2)