ベスページ・ステートパーク、ブラックコース
Bethpage State Park (Black Course)

コースデータ
所在地 アメリカ、ニューヨーク州
コース長 7468ヤード パー71
コースレート 78.1
プレー日 2016年9月14日
設計者 A.W. ティリングハースト
オープン 1936年
キャディ あり
ゴルフカート なし
評価
総合評価
5.20
コースレイアウト
5
難易度
7
グリーンコンディション
5
フェアウェイコンディション
5
造形美、景観
5
満足度
5


12番グリーンの景観

ベステージ・ステートパークは18ホールが5コースあり、その内4つがティリングハースト設計。コースレートが78.1と全米屈指の難易度を誇るコース。OUT は林間風のパークランドコースだが、INは一転して南イングランドでプレーしているかのような、長いフェスキューがフェアウェイ両サイドに並ぶfヒースランドコースになる。総じてパーオンできないタフなパー4が多く、フェアウェイは狭く、距離があり、グリーンは小さくガードバンカーが効いてくるので、ティショットからアプローチまで、距離と方向性の両方を求められる。

池が一つしかないが、ブッシュ、バンカーでフェアウェイ、グリーンともにしっかりガードされている。18ホールを続けてプレーするレイアウトになっていて、9ホール終わってクラブハウスに戻らない。飛距離の出ないプレーヤーには難しいコースで、総じてプレーヤーの総合的な技量を試すのには最適のコースと言える。2002年と2009年に全米オープンを開催した。 2024年ライダーカップ開催予定。

スコアカード

 
1番 パー4 430ヤード

1番 パー4 430ヤード(2)

1番 パー4 430ヤード(1)
強い右ドッグレッグ。ティショットは打ち下ろしで、フェアウェイはタイト。ティショットで距離が出ないと先方の木立がスタイミーになり、グリーンを狙えない。縦長の2段グリーンの両サイドは深いバンカーでガードされている。
 
3番 パー3 230ヤード

3番 パー3 230ヤード(2)

3番 パー3 230ヤード(1)
谷越えの距離のあるショート。グリーンは斜めに配され、左は2つの深いバンカーと右にも1つのバンカーでガードされている。グリーンは森に囲まれていてきれい。

 

 
4番 パー5 517ヤード

右に曲がってから左に曲がるダブルドッグレッグ。ティショットは打ち下ろしで、巨大バンカー越え。ロングヒッターの2オン江狙いは、セカンド地点からグリーンは8メートルほどの打ち上げにになるので、グリーン上で止まる球を打つのが難しい。セカンドは右サイドに打つとサードでピンを狙いやすい。小さいグリーンは3つのガードバンカーに囲まれている。アメリカのゴルフマガジン誌にて2000年度世界ベスト500ホール(最新版)に選ばれている。

 

4番 パー5 517ヤード(3)

4番 パー5 517ヤード(2)

4番 パー5 517ヤード(1)
 
5番 パー4 478ヤード

右に曲がってから左に曲がるダブルドッグレッグ。ティショットは打ち下ろしで、巨大バンカー越え。バックティからは右端のバンカーを越えるには最長240ヤードのキャリーボールが必要。グリーンはFWから9メートルほど持ち上がった丘の上になり、小さいグリーンは3つのガードバンカーに囲まれている。このホールもアメリカのゴルフマガジン誌にて2000年度世界ベスト500ホール(最新版)に選ばれている。

 

グリーンから望む5番ホール

5番 パー4 478ヤード(2)

5番 パー4 478ヤード(1)
 
6番 パー4 408ヤード

左ドッグレッグ。セカンドはやや打ち下ろし。グリーンは砲台で、2つの大きなバンカーで囲まれている。

 

6番 パー4 408ヤード(3)

6番 パー4 408ヤード(2)

6番 パー4 408ヤード(1)
 
8番 パー3 210ヤード

8番 パー3 210ヤード(2)

8番 パー3 210ヤード(1)
池越えの打ち下ろし。グリーンは2段状で奥行きが46ヤードと細長く、左と奥はバンカーでガードされている。グリーンのエプロンは急な下り傾斜なので、グリーンまで届かなければ池まで転がり落ちていく。
 
9番 パー4 460ヤード

9番 パー4 460ヤード(2)

9番 パー4 460ヤード(1)
左ドッグレッグ。ティショットは打ち上げになり、左コーナーに配された大きなバンカーが効いてくる。ティショットは280ヤードの飛距離が出ないと、セカンドでピンが見えない。セカンドは緩やかな打ち上げ。グリーン周りは2つの大きなバンカーとラフでガードされ、グリーン上には3つの大きなコブがある。
 
10番 パー4 502ヤード

とても長いミドル。最初の400ヤードはストレートでグリーンまで残り100ヤードから左に曲がる。フェアウェイ左右に合計7つのバンカーとフェスキューのラフが待ち構える。ティショットでは左右の大きなバンンカーが効いてくる。グリーンは小さく強い砲台。グリーン手前を深い窪みと2つの深いバンカーがガードしている。受けグリーン。アメリカのゴルフマガジン誌にて2000年度世界ベスト500ホール(最新版)に選ばれている。

 

10番 パー4 502ヤード(3)

10番 パー4 502ヤード(2)

10番 パー4 502ヤード(1)
 
13番 パー5 608ヤード

左ドッグレッグで長いロング。ホールロングヒッターはグリーン50ヤード手前に横たわるクロスバンカーが効いてくる。グリーンは右に振られていて、縦長の2段グリーンで右に1つのバンカーが配されている。

 

13番 パー5 608ヤード(3)

13番 パー5 608ヤード(2)

13番 パー5 608ヤード(1)
 
15番 パー4 478ヤード

左ドッグレッグの難ホール。セカンドは急な打ち上げ。グリーンは手前に2つ、左に1つのバンカー、右はラフの下りスロープでガードされている。

 

15番 パー4 478ヤード(3)

15番 パー4 478ヤード(2)

15番 パー4 478ヤード(1)
 
16番 パー4 490ヤード

やや左ドッグレッグ。ティショットは打ち下ろしでフェアウェイはタイト。グリーンの左に1つ、右に1つの大きなバンカーが配されている。

 

16番 パー4 490ヤード(3)

16番 パー4 490ヤード(2)

16番 パー4 490ヤード(1)
 
17番 パー3 207ヤード

17番 パー3 207ヤード(2)

17番 パー3 207ヤード(1)
緩やかな打ち上げ。グリーンは5つのバンカーに囲まれている。左右2段の横長グリーンで左が高い。
 
18番 パー4 411ヤード

18番 パー4 411ヤード(2)

18番 パー4 411ヤード(1)
ストレートホール。ティショットは打ち下ろしで、ファアウェイの両サイドはバンカー群の塊とフェスキューのラフにガードされている。セカンドは打ち上げで、左右をバンカーでガードされた小さなグリーンに打っていく。

 

 
余談
ニューヨーク市からゴルフ場まで車で1時間、ラガーディア空港から40分。注意書きの看板はブラックコースの入り口にあり、“ブラックコースはとても難しいコースなので、上級者だけにプレーを推薦する”という内容が書いてある。

注意書き

レストラン

トットップ100ゴルフコース(top100golfcourses.com)での2018年度ニューヨーク州ベスト70コースで第6位、2020年度全米トップ100コースでは第27位。2020年度ゴルフマガジン誌の世界ベスト100ゴルフコースにて第53位に選ばれている。

A. W. ティリングハースト設計でトップ100ゴルフコースの2019年度全米ベスト100コースにランクインしているのは、バルティモアCC、ベスページ(ブラックコース)、クエーカー・リッジGC、リッジウッドGC、サンフランシスコ GC、ウィングド・フットGC(イーストコース)、ウィングド・フットGC(ウェストコース)、サマセットヒルズCCスリーピーホーローCC(アッパーコース)、ワイカガイルCCと10コースある。ニューヨーク州では61コースの設計と改造に関わった。



ピーター・ルガー

ピーター・ルガー

ピーター・ルガー

夕食はブルックリンにあるピーター・ルガー・ステーキハウスに行った。ニューヨーク・ステーキハウスの代名詞とも言える評判どおり美味しかった。