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ゴルフの「ヤンキーススタジアム」と呼ばれる、パークランドコース。ウェストとイーストの2コースあり、ウェストは距離が長く全米オープンを5度回開催している本格的なチャンピオンシップで、イーストは短いが個性的なホールが多い。ドッグレッグホールが多く、ファウェイは総じてタイトなので、フェードとドローをうまく打ち分ける技術と14本を駆使して攻めることが要求される。絶妙に配されたバンカーとラフがしっかり効いていて、簡単なホール(英語でWeak
Holes)が一つもない。
受けグリーンが多く、しかもグリーンは超高速なので、パットの巧みさも必要。ほとんどのグリーンの左右はバンカーに挟まれていて、グリーンの幅は狭い。ピンを狙いバンカーに入るとパーセーブは大変。グリーン面の横幅はグリーンの奥は広くなっていて、安全に大きめに打つと、たとえパーオンしても上からのパットはバーディどころか3パットのリスクも伴う。合計70ほどあるバンカーに入れないようなコースマネジメントと、ピンを狙うか、グリーンの手前に刻むか奥に突っ込むかの正しい判断も好スコアーにつながるであろう。2020年には6度目の度全米オープン開催予定。
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フェアウェイがタイトな左ドッグレッグ。グリーンの両サイドはバンカーでガードされている。とても強い受けグリーンで下りのパットは恐ろしいほど速い。1974年度の全米オープン時にジャック・ニクラウスが下りの25フィート(7.5メートル)を4パットした。
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やや右ドッグレッグ。ティショットではフェアウェイがタイトで右サイドの木立が効いてくる。セカンドはグリーン手前に口を開けて待っているバンカーとグリーン左のガードバンカーに注意。グリーン左奥に配された林も曲者。 |
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非常に長いショート。砲台の受けグリーンで、グリーンは左右とも深いバンカーにガードされている。特にグリーンのすぐ左に連なる3つのバンカーに入れるとパーセーブは難しい。1959年度の前米オープン優勝のビル・キャスパーはこのホールで4日ともグリーン手前に刻み寄せワンでパーセーブした。 |
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やや左ドッグレッグの緩やかな打ち下ろし。セカンドが難しく、砲台グリーン手前に2つのバンカーが配され、グリーンの右から林が迫っており、林の中にはグリーンから浅いOBラインもある。 |
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とても短いやや右ドッグレッグ。ロングヒッターはグリーンエッジまでティショットを運べるが、フェアウェイの左右のバンカーが効いてくる。グリーンは逆L字型で小さく、ラフからのセカンドはグリーンまで短くてもグリーン上で止まらないことも多い。グリーン左手前と右にバンカーが配されている。 |
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やや右ドッグレッグの難ホール。グリーンの左右はバンカーでガードされている。砲台グリーンでグリーンは少し左傾斜。セカンドの距離と正確性が要求されるホール。 |
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砲台グリーンを持つ美しいショート。グリーンの右は2つの深いバンカー、左にも1つのバンカーでガードされ、グリーン右手前は下り傾斜になる。グリーン左右に外すとどちらもピンへのアプローチは難しいしいので、ティショットでグリーン面をとらえる正確性が要求される。 |
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ストレートホール。ティショットは緩やかな下り傾斜で、フェアウェイはタイトで左傾斜。左には大きなフェアウェイバンカーが配され、ティショットが飛べば飛ぶほど落し所が狭くなる。グリーンは縦に細長く、左手前と右にバンカーが配されている。受けグリーン。
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タフなショート。グリーンは左に1つ、右に2つのバンカーでガードされている。グリーンは奥から手前に傾斜しながら、右中央にコブがあるので、距離のあるパットはライン読みが難しい。 |
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左ドッグレッグ。左にフェアウェイバンカーがあり、越えるには255ヤードのキャリーが必要。セカンドは緩やかな打ち下ろし。強い砲台グリーン。グリーンは3つのバンカーと木立に囲まれていて、セカンド地点から見るグリーン周りは美しい。 |
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ほぼストレートホール。ティショットはやや打ち下ろしで、左サイドの林に注意。セカンドは打ち上げのクリーク越え。グリーンは縦長で強く受けている。グリーンの左右にバンカーが配されている。 |
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左ドッグレッグの易しいロング。通常パー5だがプロのトーナメントではチャレンジングなパー4になる。ティショットはファウェイ両サイドにあるバンカーが効いている、グリーンは左の林とバンカー、右手前もバンカーでガードされている。
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強い左ドッグレッグの名物ホール。ティショットは右のフェアウェイバンカーに注意。グリーンは左と左手前はバンカー、右は深いラフでガードされている。グリーンはやや右傾斜。アメリカのゴルフマガジン誌にて2000年度世界ベスト500ホール(最新版)に選ばれている。
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ニューヨーク、マンハッタンから北に30分。プライベートクラブなのでメンバー同伴が必要。クラブハウスは100年ほど前に建築されたもので、レストランには風が入るように計算されていて、未だにエアコンは取り付けられていない。真夏でもエアコンなしで過ごせる。
2015年度USゴルフマガジン誌の世界ベスト100ゴルフコースにて20位に選ばれている。ゴルフマガジン2015年度全米100で第13位。トットップ100ゴルフコース(top100golfcourses.com)の2016年度ニューヨーク州で第4位のベストコース。ニューヨーク州には1000コース近くのゴルフコースがある。
A. W. ティリングハースト設計でトップ100ゴルフコースの2019年度全米ベスト100コースにランクインしているのは、バルティモアCC、ベスページ(ブラックコース)、クエーカー・リッジGC、リッジウッドGC、サンフランシスコ
GC、ウィングド・フットGC(イーストコース)、ウィングド・フットGC(ウェストコース)、サマセットヒルズCC、スリーピーホーローCC(アッパーコース)、ワイカガイルCCと10コースある。ニューヨーク州では61コースの設計と改造に関わった。
現大統領のドナルド・トランプ氏も古くからのメンバー。100年の歴史の中名物キャディも多く輩出している。マンハッタン周辺には数多くのゴルフコースがあるが、ウィングドフット
ゴルフクラブは“ゴルフコースのヤンキース・スタジアム”と呼ばれ名声が高い。
マンハッタンには1990年前後に住んでいたことがあり、26年ぶりの訪問だった。当時は興味がなかったブロードウェイのショーを楽しんだ。
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1番 パー4 450ヤード(3)