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シーサイド、リンクスコース。大西洋の海岸線を望めるように設計されている。2つのループがあり、OUTは海岸線を東に平行に進み5番ホールで折り返す。INは海岸線を西に平行に進み、14番で折り返してから18番までの5ホールは海岸線に沿ってレイアウトされている。デユーン、バンカー、川、ラグーン、荒地などを効果的に使った、チャンピオンコース。FWは広いホールが多いが、それらもグリーンに近づくにつれターゲットが狭くなってきて、どのハザードを避けるべきかなどの頭脳プレーと正確性が要求される。
距離は長いがFWは広い。S字型のパー5が多く、パー4もレイアウトは変化に富み、パー3の14番、17番ホールはプレーしてとても楽しい。印象に残るホールと“リスクと報酬”ホールが多く、中級者から上級者まで十分に楽しめるコースと言える。パブリックコースで、西のペブルビーチになぞられて、東のキアワ・アイランド・オーシャンコースと言われる。コースがオープンしてすぐに1991年のライダーカップが開催された。2003年にはワールドカップ選手権、2005年、2012年にPGAトーナメントが開催された。
2017年プレー時では7356ヤードの長さだったが、2021年度全米プロ開催した時は7876ヤードと4年で500ヤードも距離が延びた。海風が通常強く、ピート・ダイ特有のトラップも随所で仕掛けれれているので、アメリカでの最難関コースと言えるだろう。
スコアカード |
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とても良いリスクと報酬ホール。初めは強く左に曲がり、グリーン手前100ヤードから右にも曲がるダブルドッグレッグ。ティショットは湿原越えでFW左に接する長い砂地の荒地に注意。ロングヒッターは2オン可能だが、セカンドも湿原越えになり、グリーンは3個の大きなバーガーでガードされているだけでなく、グリーンの右から奥にかけて湿原に囲まれているのでリスクが伴う。アベレージヒッターはグリーン手前100ヤードにドライクリークがFWを横切るので、その手前に刻むか越えていくかの決断に迫られる。グリーンは砲台で右傾斜。(2017年プレー時では543ヤード)
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強い左ドッグレッグ。ティショットは池と湿原越えになり、FWは広いがFW左に接する大きくて長い砂地の荒地に注意。グリーンは砲台で少し受けている。 |
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右ドッグレッグの難ホール。ティショットは湿原越えで、FWは広いが右方面のFWにバンカーが3個あり落し所を限定している。できればFW左サイドに打つとセカンドでグリーンを狙いやすい。FWは湿原で分断されているのでセカンドも湿原越えになり、斜めに細長く置かれたグリーン手前から右に並んで配された3個のガードバンカーが効いてくる。グリーンの後方にはデューンがある。ゴルフマガジン2000年度(最新版)世界ベスト500ホールに選ばれている。(2017年プレー時では453ヤード)
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強い右ドッグレッグ。海に向かって打つティショットになり、FWは広いが右に接する荒地には注意。グリーンは荒地がグリーン左半分を取り囲んでいる。グリーンは少し砲台で、その右にはマウンドと池がある。風向きと強さによって、易しいホールになったり、手強いホールになったりする。(2017年プレー時では527ヤード)
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強い左ドッグレッグ。ティショットではFWの左に荒地が続いている。縦長で砲台グリーンのセンターとフロントエッジに大きなマウンドが施こされ、パットのライン読みが難しい。(2017年プレー時では464ヤード)
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右に曲がってから左に曲がるダブルドッグレッグ。ティショットでのFWは比較的広いが、FW右に接する荒地に要注意。そこに入れると大変深いので、出すだけになる。セカンドは落し所が狭く、左からデユーンが迫っていて、左FWバンカーも1個配されている。グリーンは強い砲台で、ロングヒッターの2オンを難しくしている。(2017年プレー時では562ヤード)
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ほぼストレートホール。ティショットでは左右に3個のバンカーがあるが、FWは広い。難しいのはセカンドショットで、グリーン左は1個の大きいバンカーでガードされ、右は川に面する。グリーン上にはいくつかの小さいマウンドがある。(2017年プレー時では466ヤード) |
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右ドッグレッグ。ティショットはFW左方面にある2個のポットバンカーが効いていて、FWからグリーンまで右サイドは川に面して、飛べば飛ぶほど落としどころが狭くなる。グリーンは縦に細長く、右は池、左は3個のガードバンカーが配されている。グリーンは真ん中から奥に下っている。向い風が強いとティショット、セカンドとも川に捕まるリスクが高く、以前PGAツアーで最もウォーターハザードに捕まったホールの1つだったようだ。安全に攻めるなら、FWが広い左2個のFWバンカーの右に刻み、残り180ヤード前後が残るセカンドではピンを狙わずグリーン手前に運ぶのも良いオプションの一つ。(2017年プレー時では404ヤード)
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グリーンの右に海が広がる、絶景のショート。ホールのデザインも素晴らしい。グリーンの左は深くて大きな荒地でガードされているので、グリーンを外すとすればグリーン右手前で、そこからの寄せは難しくない。グリーンは強い砲台で、手前から奥に少し下っていて、真ん中には大きなマウンドが施されている。この砲台グリーンは“テーブル・トップ・グリーン”と言われる。テーブルの上にグリーンがあるように、ティから見え乗せるのが難しいとも暗示しているようだ。
(2017年プレー時では194ヤード) |
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海が見えるダブルドッグレッグ。ティショットは池越えの左ドッグレッグになり、左右にデューンがあるがFWは広い。セカンドでは右からせり出している、140ヤードほどの長さがある荒地を越えるか、その左に刻むかのオプションがある。越える場合は落し所のFWはタイト。サードはやや打ち上げになり、荒地越え。(2017年プレー時では579ヤード)
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池越えの美しくてタフなホール。グリーンは斜めに配され、手前から右サイドは池に面して、枕木をその接点で使っている。ティショットで池を避けて左に逃げると、左をガードしている2個のバンカーが効いてくる。グリーンは右傾斜。グリーンの背後にはワイルドオーツの草が覆いかぶさった大きなデューンがある。
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強い右ドッグレッグの難ホール。ティショットは打ち上げになり、右に3個のFWバンカーが配されている。FWの右にはデューンが広がり、そこまで曲げるとボールが見つからないか、見つかっても打てない可能性が高い。ティショットは左から右に軽く曲がるフェードボールが安全。グリーンの左は荒地でガードされ、グリーンは縦長で真ん中が凹んでいる。セカンド地点からは、グリーン方面の背後に広がる海とデューンとのパノラマの景観が見える。(2017年プレー時では439ヤード)
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チャ―ルストン市から南西に45分、チャールストン空港からほぼ南に50分。オーガスタから南東に3時間15分。パブリックコース。キアワ・アイランド内にはキアワ・アイランドGR・タートルポイントコース&オスプレーポイントコース、キアワ・アイランドC・リバーコース&カシークコースなど計5コースが有名。
トップ100ゴルフコース(top100golfcourses.com)の2018年度サウスカロライナ州で第1位のベストコース、全米ベスト100では第31位。サウスカロライナ州には480ほどのゴルフコースがある。また、ゴルフマガジン2020年度世界ベスト100では第58位。
ピート・ダイ設計の他のサウスカロライナ州でのコースは、ハーバータウンGL、ロング・コーブC、ヘロン・ポイントGC、チェロッキー・バレーGC、ダイクラブ・アット・ベアフットリゾート、プレストウィックCCがある。
プレー前夜はCharleston Kiawah Island/Andell Innで泊まった。ゴルフコースまで11分。またその夜の食事はホテルから北東に35分のHachiya
Japanese Steakhouse & Sushi Barで摂った。
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2番 パー5 557ヤード(1)