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開けたパークランドコース。9ホールのアカデミーコースもある。アメリカのオークモントGCとフランスのル・ナショナル・ゴルフをミックスしたような感じのチャレンジングなチャンピオンシップコース。低地から36メートルほど上昇し、丘の上のホールからは壮観な景観を眺めることができる。2番から4番、11番から16番の8ホールはオークモントのよう高低差のある丘陵地に展開し、1番、5番から10番と17番、18番の10ホールはフラットな敷地にウォーターハザードが8ホール絡んできてタイトで長いホールが続くル・ナショナルに似ている。
ほとんどのホールは至る所にあるバンカー、傾斜の強いグリーンと狭い花道、随所で効いてくる。池とクリーク、バンカーを回避するために、線でなく点、つまり高い球で攻めなければならない。タイトなホールが多く正確なショットとしっかりしたコースマネジメントも要求される。池(人工池)絡みのホールでの池が右サイド全体をガードする5番、左サイド全体をガードする6番の2つのパー4、池越えの強制キャリーの9番、17番のパー3、左サイド全体が池だけでなくアイランドグリーンを持つパー5の18番など水際のホールが多いのが特徴。もう一つの特徴は、コースの西側にレイアウトされたダイナミックな高低差を活用したいくつかの丘陵ホールで、特に3番、14番、15番ホールは地形を活かした素晴らしいホール。他に興味深い設計は、7番と13番ホールはどちらも1オン可能な短いミドルで、ホールの進行方向がそれぞれ反対方向にレイアウトされているため、風が強い日にはどちらかのホールは追い風の恩恵で1オンチャンスとなる。グリーン、FWとも状態はとても良い。
スコアカード
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風光明媚な打ち下ろしの長いショート。グリーンは左サイドの巨大バンカーと右手前にバンカーが配されている。グリーンの真ん中に大きなコブがあり、右サイドと奥のグリーン周りは窪んでいる。 |
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やや左ドッグレッグの長いミドル。ティショットは強い打ち下ろしで、左サイドは池、右サイドはラフになり、FWは狭め。グリーンは斜めに長く、左サイドは池で右奥にバンカーがある。ティグラインドからの見渡すコースの景観はとても美しい。 |
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FWは蛇行しているが、ほぼストレートの難しいミドル。ティショットでは右サイドは池になるので、左サイドの大きなバンカーが効いてくる。グリーンの右サイドは全てバンカーでガードされ、その右には池がある。グリーンは前後の2段形状で、奥の段は少し下っている。 |
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やや左ドッグレッグ。ティショットでは左サイドは池、右サイドはバンカー、FW真ん中にクロスバンカーがある。グリーンは斜めに細長く奥行きがあまりない。手前から左サイドは池に面するので、セカンドを大きめに打つと、グリーン奥に配された横に長いバンカーが効いてくる。グリーン面の右サイドにマウンドが施されている。 |
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やや左ドッグレッグの短いミドル。左サイドに大きなバンカーがあり、260ヤードのキャリーで越えるとグリーンのすぐ近くまで飛ぶ。グリーンは砲台で斜めに長く、右手前に深いポットバンカーが配されている。 |
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美しい打ち下ろしのショート。グリーンは斜めに長く、手前から右サイドは池に面して、左奥にバンカーが配されている。 |
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右ドッグレッグの打ち上げ。ティショットは池と右サイドの巨大バンカー越え。ショート・ヒッターは、左バンカー横の広いFWに打つルートがある。セカンドは強い打ち上げ。グリーンは段差の強い2段形状で、左右にバンカーが配されている。
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ほぼストレートの短い少し打ち上げのミドル。FWは結構広いが9個のFWバンカーが配されている。グリーンは横長でアンジュレーションが強く、手前にガードバンカーがあり。 |
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左へ左へと曲がっている、長いが強い打ち下ろしのロング。フォロー時には2オン可能。グリーン右20ヤード手前のFWに大きなマウンドがあり、グリーンの左右と奥は下りのスロープでガードされている。グリーンはユニークで真ん中が大きく凹んでいて、さらにグリーン面の右サイドは強い右傾斜で、その周辺に乗っても傾斜で転がり落ちる。バンカーが一つも無いホールだが、戦略性は高い。
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右ドッグレッグの打ち上げ。ティショットでは左右のバンカーが効いてくるが、右バンカー越えがベストルート。セカンドは池と滝越え。グリーンの手前と左サイドはウォータ―ハザードに面している。グリーン上の起伏は大きい。グリーン手前を横切るカスケード(連なった小さな滝)が美しいホール。 |
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やや右ドッグレッグのタフなミドル。ティショットは緩やかな打ち下ろしで、左サイドにクリークが走り、タイトなFWは左のクリークの方に傾斜していて、右サイドのバンカーが効いてくる。セカンドはクリーク越え。グリーンは砲台で、受けながら右に傾斜している。グリーンは3個のバンカーでガードされ、右に大きく外すと池が待ち受ける。
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左ドッグレッグの素晴らしいロング。ティショットでは左サイドの池と右サイドの大きなバンカーが効いていて、飛距離が出るとFWはタイトになる。グリーンは更に左に振られ、アイランドグリーンになる。セカンドを池の手前に刻むかグリーンを狙うかの決断に迫られる。グリーンの右手前には大きなバンカーが配されている。セカンドでグリーンを狙う場合はターゲットが大きくないので、距離と正確性を伴った精度の高いショットが要求される。
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オーゼンセ市から東に25分、コペンハーゲン市から西に1時間45分、ヘアニング空港から南東に分1時間50分、プライベートクラブだがプレーは可能。メートル表示のコースなのでヤードに換算している。クラブハウスは近代的で格好良く、素晴らしい15室の壁がレンガ造りのスイートルームの宿泊施設を併設。
トップ100ゴルフコース(top100golfcourses.com)の2020年度デンマークでのベスト40コースで第2位、ヨーロッパ大陸ベスト100コースで第33位。デンマークには190ほど、ヨーロッパ大陸には3300ほどのゴルフコースがある。
前日はRodkaergard B&Bに泊まった。コースまで車5分。プレー後にオーデンセ観光した。アンデルセン童話が生まれた都市だ。アンデルセン博物館周辺はメルヘンな街並み。
デンマークはコンパクトな国なので移動は便利。ヘアニング空港から入り、オーゼンセ市にも寄って、合計4コースでプレーと観光もした後、レンタカーをコペンハーゲン空港で乗り捨てた。
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3番 パー3 237ヤード(2)