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パークランドコース。ほぼ同時期に造られたオールドとニューの36ホールあり、オールドコースはより開放感があり、より成熟していて、バンカーはより効果的に配されている。ニューコースはより林間風で、オールド同様に正確性が求められるだけでなく、パワープレー(力強いショット)も必要になる。ニューはオールドより130ヤードほど長い。ニューコースの1番ホールはパー5でとても狭いので、ティショット、セカンドともプレッシャーがかかる。OUTは平均的なコースなのでそれほど感動はないが、INは魅力的なホールが続きプレーして面白い。10番、11番、15番と長短の上手な組み合わせのパー4、12番、18番の‟リスクと報酬”パー5で、9ホールのパー4とパー5にはストレートホールがなく、全てどちらかに曲がっていて変化がある。
スコアカード
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左右から木立が迫っているショート。グリーンの右手前はマウンドと顎の高いバンカーと奥に2個のバンカーが配されている。グリーンは縦長で3か所尾根が走る。 |
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やや右ドッグレッグ。ティショットでは左に3個、右に1個のバンカーがあり、落し所が狭い。FWに食い込んでいる左バンカー越えがベストルートで250ヤード(一つ短いティでは225ヤード)のキャリーが必要。グリーンは斜めに長く、左右はバンカーでガードされている。 |
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右ドッグレッグの長くてとても難しいミドル。少し打ち上げのティショットでは右コーナに4個の大きなバンカー群があるが、250ヤード先からになる。セカンドは池越えでFWはグリーンまで100ヤードから150ヤードは池で分断されている。アベレージヒッターはセカンドで池を越えるか手前に刻むかの決断に迫られる。グリーンは左サイドに3個のバンカーが配されている。トッププロの技術では良いホールになるが、一般にはあまりにも難しすぎるホール。セカンドを刻めば、まだグリーンまで170ヤード以上残るので、安全に刻んでもダブルボギーのリスクがある。一つ前からのティでも475ヤード、パー4の難関ホール。 |
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やや右ドッグレッグのタイトでタフなミドル。ティグランドでは周りが開けたリンクス風ホールで、セカンド地点から林間ホールになる。ティショットは池越えで、さらにFWは左右に池に挟まれ狭くなっている。グリーンは縦長で2段形状で左はバンカー、右は下り傾斜のラフにガードされていて、木々とブッシュに囲まれている。
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強い左ドッグレッグ。ティショットではFWは広いが、セカンド地点からグリーンまでのFWとホール幅はマッチ棒のように狭い。ティショットはFWセンター狙いで飛距離が必要。左右にブレたり、距離が出ないと前方の左右の林がスタイミニーになり、グリーン面が見えない。グリーンは砲台で登り傾斜のラフの斜面に囲まれていてグリーンオンには正確性が要求される。昔に軍隊の射撃練習場として使われていた場所が、ユーニークなホールに生まれ変わった。良いホールかどうかは別にして、セカンド地点からのグリーンまでの景観は世界中でも似ているホールはないだろう。 |
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強い右ドッグレッグのとても長いロング。ティショットでは右サイドに大きなバンカーがあり、そのバンカー越えがベストルート。ロングヒッターは下り坂まで届き飛距離を稼げる。セカンドは緩やかな打ち下ろしになり、左サイドの池が効いてくる。特にアベレージヒッターの落し所のグリーンセンターまで110から160ヤードあたりのFWは左からの池が食い込んでいて、とても狭い。横に長い池のすぐ手前は池になり、サードは池越え。ティショット、セカンドと距離が出ないと、サードを池の手前に刻むことになる難ホール。
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強リーンは3段グリーンで大きく3個のバンカーでガードされている。 |
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強左ドッグレッグの短いミドル。ティショットでは左に2つの池、右に大きなバンカーがある。ロングヒーターは270ヤード(一つ短いティからは255ヤード)のキャリーで池を越え、グリーン近くまで飛ばせる1オン可能ホール。グリーンは2段形状で3個のバンカーでガードされている。 |
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左サイドは全て池に面する、左へ左へと曲がっていて、強制キャリー(池越え)が2回あるロング。ティショットは池越えで、左サイドに池、右サイドのバンカーが効いてくる。FWはグリーンセンター50ヤード前後手前で池に分断されて、セカンドは池越えか池の手前に刻むかの決断に迫られる。池越えは、FW,グリーンとも左は3バンカー、右サイドも池に面してターゲットは狭い。グリーンは縦に長くアンジュレーションが強い。 |
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コペンハーゲン市から北西に25分、コペンハーゲン空港から30分。プライベートクラブだが海外居住者のプレーは可能。メートル表示のコースなのでヤードに換算している。クラブハウスは壮観。宿泊施設完備。
トップ100ゴルフコース(top100golfcourses.com)の2020年度デンマークでのベスト40コースで第4位、ヨーロッパ大陸ベスト100コースで第53位。デンマークには190ほど、ヨーロッパ大陸には3300ほどのゴルフコースがある。
ロバート・トレント・ジョーンズJr設計のデンマークでの他のコースは、ルブカーGR、ショルデナシュホルムGCがある。
プレー前日はコペンハーゲン市内のTivoli Hotelに泊まった。コペンハーゲンでは中世デンマーク様式と北イタリアのルネッサンス様式を取り入れた建物の市庁舎、カラフルな建物がぎっしりと建ち並ぶニューハウン、世界最古の遊園地のチボリ公園、レンガ造りの外観が特徴的なグルントヴィークス教会を見学した。
デンマークはコンパクトな国なので移動は便利。ヘアニング空港から入り、オーゼンセ市にも寄って、合計4コースでプレーと観光もした後、レンタカーをコペンハーゲン空港で乗り捨てた。
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2番 パー3 163ヤード(2)