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パークランドコース。ほぼ同時期に造られたオールドとニューの36ホールあり、オールドコースはより開放感があり、より成熟していて、バンカーはより効果的に配されている。ニューコースはより林間風で、オールド同様に正確性が求められるだけでなく、パワープレー(力強いショット)も必要になる。ニューはオールドより130ヤードほど長い。オールドはニューより130ヤードほど短いが、OUTは5ホール、INは8ホールのウォーターハザードが効いてくる。バンカーの数は合計44個とそれほど多くないが、適所に配されえている。グリーンは形状がバライティに富み、チャレンジングな起伏が施されている。17番以外のパー4、パー5は全てのドッグレッグホール。パー3は印象的で、パー4は力強く、パー5は“リスクと報酬”ホールが多い。14本全てのクラブを駆使しながら、しっかりしたコースマネジメントでの攻略が必要で、距離よりも正確なショットが最優先になる。多くのグリーンとFWは池に面していて、強制キャリーが多く、水絡みで2ホールほど厳しすぎるデザインはあるが、挑戦意欲を掻き立てる素晴らしいコースである。
スコアカード
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右ドッグレッグ。ティショットではFWは狭めで左にバンカーと左右にいくつかのマウンドがある。グリーン周りにバンカーは無いが、左右はスウェイル(窪み)でガードされている。 |
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セカンド地点から右に曲がる、短いロング。ティショット、セカンド、サードともにFWは狭く右サイドに流れるクリークが効いてくる。ロングヒッターはダブルFWの狭い左FWか右クリーク右側の右FW経由で2オン可能ホールだが、縦長のグリーン前はクリークに面しグリーンの右サイドを抜けているので、セカンドでグリーンを狙うのは大きなリスクを伴う。グリーンのすぐ左のFWに打つのが安全でバーディも狙える。グリーンは左手前が高く、そこから奥に下っている。 |
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強い左ドッグレッグの長くて、難しいミドル。ティショットは左サイドにある池を越えて、左サイドのバンカーのすぐに右に打つのがベストルート。できればドローボールが打てれば距離が稼げる。FWの右サイドか距離が出ないショットは、グリーン手前に配され小さな池の手前に刻むことになる。グリーン横長で手前は池に面している。
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左サイドの池越えのショート。グリーンは逆L字型で左手前から左側は池に面している。 |
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ほぼ直角に曲がる、強い左ドッグレッグ。ティショットは少し打ち上げで、スペースがあるFW右サイドコーナーを狙うのが良い。左サイドからは木々でグリーン面が見えない。グリーンは縦に長く、強く受けていて、さらに2個のコブがある。 |
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とても短く、綺麗なショート。グリーンの手前と右サイドは池になり、大きなグリーン手前に小さいバンカーが一つあり、グリーン上にはいくつかの起伏が施されている。 |
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ほぼ直角に曲がっている、強い右ドッグレッグ。ティショットでは右サイドの池と、右コーナーのバンカーが効いてくる。セカンドはグリーンまでに右サイドに3個のバンカーが縦に並び、左サイドは木立が迫り出していて、落し所が狭い。グリーンは縦に細長く2段形状で、奥の段にピンが切られるとより難しくなる。
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右に曲がってから左に曲がるダブルドッグレッグ。ティショットでは右コーナーに3個あるバンカーが効いていて、落し所が狭い。少し打ち上げのセカンドではアヴェレージヒッターは右サイドの小さな池、ロングヒッターは左サイドの3個のバンカーが効いてくる。グリーンは砲台で手前の花道がえぐれている。
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左ドッグレッグのタフなミドル。ティショットでは左右にハザード(池)があり、FWは狭め。ティから280ヤード(一つ前のティでは255ヤード)先には左サイドに小さな池がある。セカンドは緩やかな打ち上げ。グリーンは5個のマウンドに囲まれ、左サイドは下りスロープになる。 |
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右ドッグレッグ。ティショットは右サイドに打つと、セカンドで前方の松の木立が邪魔になり、グリーンを狙いづらい。左サイドには2個の縦に長いバンカーが待ち受ける。グリーンは強い砲台の横長で真ん中が凹んでいて、左右にバンカーが配されている。 |
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長いショート。ティショットは右サイドの池越えで、グリーンの左右は縦に長いバンカーでガードされている。グリーン周りに7、8個のマウンドがある。 |
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強い左ドッグレッグ。ティショットでは左右にラフがある。セカンドは小さな石垣越え。グリーンは左手前から右奥への縦長の瓢箪型の2段形状で左右にバンカーが配されている。グリーンの左すぐにブッシュと林がある。 |
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ほぼストレートの短めのロング。ティショットでは左右から林が迫っていて、飛べば飛ぶほど落し所が狭くなる。ティショットを安全に刻むと、220から240ヤード先にある左FWバンカー効いてくる。セカンドはグリーンの60ヤード手前にあるクロスバンカーに注意。グリーンは斜めに置かれ、右サイドは池に面し、セカンドでグリーンを狙うか、刻むかの決断に迫られる。2オン狙いはグリーンの左手前のエプロンは高いので、そこに打つと傾斜でグリーンに転がる。グリーンの手前と奥はバンカーにも守られている。
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左ドッグレッグ。ティショットは左右に池と右サイドにバンカーがあり、FWはタイト。右の池はティからは見えない。セカンドも右サイドの池とクリークが効いている。グリーンの左サイドはウォータ―ハザードに面して、手前と左サイド手前は長いバンカーでガードされている。
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コペンハーゲン市から北西に25分、コペンハーゲン空港から30分。プライベートクラブだが海外居住者のプレーは可能。メートル表示のコースなのでヤードに換算している。クラブハウスは壮観。宿泊施設完備。
コペンハーゲン在住の友人Christian Færgemannとこのオールドコースと3日前にホルステブローGGをプレーした。ゴルフマガジンの世界ベスト100コースの選定委員で。欧州男子プロの元ツアープロで、ザ・スキャンディナビアンGCのメンバー。コースに関していろいろ教えてもらいながらラウンドできた。Christitanは最近の連絡で2020年に ホルステブローGGの改造を手伝ったようだ。
トップ100ゴルフコース(top100golfcourses.com)の2020年度デンマークでのベスト40コースで第1位、ヨーロッパ大陸ベスト100コースで第30位。デンマークには190ほど、ヨーロッパ大陸には3300ほどのゴルフコースがある
ロバート・トレント・ジョーンズJr設計のデンマークでの他のコースは、ルブカーGR、ショルデナシュホルムGCがある。
プレー前日はコペンハーゲン市内のTivoli Hotelに泊まった。コペンハーゲンでは中世デンマーク様式と北イタリアのルネッサンス様式を取り入れた建物の市庁舎、カラフルな建物がぎっしりと建ち並ぶニューハウン、世界最古の遊園地のチボリ公園、レンガ造りの外観が特徴的なグルントヴィークス教会を見学した。
デンマークはコンパクトな国なので移動は便利。ヘアニング空港から入り、オーゼンセ市にも寄って、合計4コースでプレーと観光もした後、レンタカーをコペンハーゲン空港で乗り捨てた。
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1番 パー4 389ヤード(2)