ウォーバーンゴルフクラブ、マーキスコース
Woburn Golf Club (The Marquess Course)

コースデータ
所在地 イングランド、ロンドン
コース長 7214ヤード パー72
コースレート 75.0
プレー日 2017年8月18日 
設計者 ロス・マクムーリー、クライブ・クラーク、ピーター・アリス、アレックス・ヘイ
オープン 2000年
キャディ なし
ゴルフカート あり (FW走行可)
評価
総合評価
4.50
コースレイアウト
4
難易度
5
グリーンコンディション
5
フェアウェイコンディション
5
造形美、景観
4
満足度
5

ウォーバーンGGは評価の高いデュークス、ダッチェス、マーキスと3つの名門コース。もともと山林だった土地を所有者が都市開発から守るために1976年にデュークコースを造り、続いて1979年にダッチェスコース、2000年に最後のマーキスコースが付け加えられた。3コースとも自然を活かした設計で、高い木々がホールの両側に並んでいる、林間風のコースが特徴である。



2番グリーン

4番、パー4

18番、パー4

デュークスコースは7200ヤードを越えるチャンピオンシップコース。18ホールが一つのループで時計回りにジグザグに進んでいき、緩やかな打ち上げ、打ち下ろし、左右のドッグレッグとホール毎に変化がある。各ホールの両脇に左右に高い木々あり、戦略性と景観美を高めている。グリーンの形状がバラエティに富み、グリーンのガードバンカーとFWバンカーは数が少ないながら随所に配されている。3番パー4、7番パー5.9番パー4、13番パー4が特に印象に残る。コースは綺麗で、メンテ(メンテナンス)も抜群に良く、アメリカンスタイルのコース。欧州ツアーの2001年、2002年、2015年ブリティッシュ・マスターズ開催。2016年、2019年女子全英オープン開催。2019年には渋野日向子プロが優勝した。

 
2番 パー5 506ヤード

左ドッグレッグで距離が少し短いロング。ティショットは左右から林が迫っていて、右サイドに2個のバンカーが効いてくる。グリーンは砲台で2個のバンカーでガードされている。

 

2番 パー5 506ヤード(3)

2番 パー5 506ヤード(2)

2番 パー5 506ヤード(1)
 
3番 パー4 473ヤード

3番 パー4 473ヤード(2)

3番 パー4 473ヤード(1)
左ドッグレッグで長くてタフなミドル。セカンドは緩やかな打ち下ろし。グリーン左手前の2個のバンカーがグリーン近くに見えるが、実際は50ヤードも離れている。グリーンは砲台で右サイドは深いバンカーでガードされている。グリーンは右傾斜。セカンド地点から見るグリーンの景観が素晴らしい。
 
7番 パー5 538ヤード

7番 パー5 538ヤード(1)
名物ホールで、ほぼストレートのロング。ティショットではFW真ん中に5本の背の高い木があり、左右のダブルFWになっている、右側のFWは直線的に2オン狙いのロングヒッターのベストラインだが、FWは狭い。左サイドのFWはセカンド地点から軽く右に曲がっている。セカンドは2オンを狙う場合は谷越え、刻む場合は打ち下ろしになる。グリーンは縦長の砲台で、左右手前のバンカーと右サイドの林でガードされている。グリーンはアンジュレーションが複雑でパットのラインが読みづらい。良い“リスクと報酬”ホール。
 

7番 パー5 538ヤード(4)

7番 パー5 538ヤード(3)

7番 パー5 538ヤード(2)
 
8番 パー3 188ヤード

8番 パー3 188ヤード(2)

8番 パー3 188ヤード(1)
木々に囲まれたショート。ターゲットのグリーンは小さく、砲台で左サイドに2個のバンカーが配されている。グリーンはアンジュレーシンが強い。
 
9番 パー4 473ヤード

9番 パー4 473ヤード(2)

9番 パー4 473ヤード(1)
ほぼストレートで距離のあるミドル。ティショットではドライバーショットが飛び過ぎると谷のラフまで転がるので、手前に止めたい。谷底のラフからショットは前方の1本の樫の木がグリーンを狙うには邪魔になる。セカンドは打ち下ろしの谷越え。グリーンは斜めに置かれ、右手前と右サイドに並んで配させたバンカーと左サイドのポットバンカー、右サイドから奥にかけてある木立とブッシュが効いている。受けグリーン。
 
11番 パー5 579ヤード

左ドッグレッグ。ティショットでは左サイドにバンカーが2個あり、FWはタイト。セカンドは打ち下ろしで、セカンドもFWは狭い。グリーン右手前から左奥へ斜めに長く砲台で、4個のバンカーで囲まれている。グリーンの左サイドはブッシュになる。グリーンは左奥から右手前に傾斜している。

 

11番 パー5 579ヤード(3)

11番 パー5 579ヤード(2)

11番 パー5 579ヤード(1)
 
12番 パー4 342ヤード

12番 パー4 342ヤード(2)

12番 パー4 342ヤード(1)
ほぼストレートの短いミドルで、コースの中で唯一水が絡むホール。池とクリークがFWを2回分けて、ティショットでは上下に3個のFWが用意されている。通常は左サイド半分をウォータ―ハザードに囲まれた狭いFWに打っていくが、右サイドのバンカーも効いてくる。グリーンは横に長く、尾根が横切る。グリーンは左サイドと奥にバンカー、右サイドから右手前にバンカーが配されている。
 
13番 パー4 467ヤード

13番 パー4 467ヤード(2)

13番 パー4 467ヤード(1)
左ドッグレッグの難しいミドル。ティショットは左右から林が迫っていて落し所が狭い。FW右半分からはセカンドを打ちやすい。セカンドは少し打ち下ろし。グリーンはやや砲台で左に傾斜している。
 
14番 パー3 219ヤード

14番 パー3 219ヤード(2)

14番 パー3 219ヤード(1)
打ち下ろしで、クリーク越えのショート。グリーンは左奥が高い2段グリーンで右に傾斜していて、3個のバンカーでガードされ、ブッシュと木立に囲まれている。素晴らしいパー3。
 
15番 パー5 575ヤード

ほぼストレートで打ち上げ。ティショットでは左右に5個のバンカーが配され、FWは狭い。セカンドでは左右の3個のバンカーに注意。グリーンは砲台で4個のバンカーで守られて、左に傾斜している。

 

15番 パー5 575ヤード(3)

15番 パー5 575ヤード(2)

15番 パー5 575ヤード(1)
 
余談
ロンドンから東北に1時間10分、ヒースロー空港からも北に50分、ガトウィック空港からほぼ北に1時間半。プライベートクラブだがビジターのプレーは平日に限り可能。有名なホテルを併設していたが、2020年6月から閉鎖したようだ。

レスストラン

ランチ

全英女子オープン優勝者のボード

トップ100ゴルフコース(top100golfcourses.com)での2019年度イングランドのベスト100コースで第43位、2019年度全英(アイランドも含む)ベスト100コースでは第96位。全英(アイランドも含む)では2800コースあり、その内イングランドでは1900以上のゴルフコースがある

Best Western Moore Place Hotel

Best Western Moore Place Hotel

前夜はゴルフ場まで車で9分のBest Western Moore Place Hotelで泊まり、午前にマーキスコース、午後にデュークスコースをプレーした。