クルソン ゴルフクラブ、グリーン・ブラックコース
Courson Golf Club (Vert & Noir Course)

コースデータ
所在地 フランス、パリ
コース長 7170ヤード パー72
コースレート 75.6
プレー日 2018年9月4日
設計者 ロバート・ボン・ヘギー、リック・バリル 
オープン 1991年
キャディ なし
ゴルフカート あり
評価
総合評価
4.30
コースレイアウト
4
難易度
5
グリーンコンディション
4
フェアウェイコンディション
4
造形美、景観
5
満足度
4

110ヘクタールの広大な土地に展開するグリーン、ブラック、ライラック、オレンジの各9ホール、合計36ホールのゴルフ場。今回プレーしたグリーン・ブラックの組み合わせが、より良いレイアウト。同じ設計者でほぼ同時期に造られたライラック・オレンジコースは少し距離が短いが評価は高く、ライラックは高低差がありオレンジは水絡みのホールが多い。グリーン・ブラックコースは、ゆるやかな傾斜の丘陵地に造られ、FWの縁とグリーン周りに多くのマウンドを並ばせている。細かく刻まれたマウンドや、池やバンカーが戦略的に配置され、各ホール変化がある。



クラブハウスからの景観


2番、パー4

15番、パー3

FWは総じて狭めで、いくつもの段差のあるグリーンは、バンカーとか池でしっかりとガードされているので、ドライバーショットの正確性とアプローチショットの優劣がスコアを左右すると言える。アメリカコースのティストを取り入れ、リンクス風の趣があるので開放感があり、気持ちよくプレーできる。4つあるパ―5が素晴らしく、全て“リスクと報酬”ホール。INのグリーンコースは3735ヤードと大変長く、OUTのブラックコースはとても綺麗。



17番、パー4、セカンド地点


グリーンから見る14番と18番ホール

大型ねずみ、ヌートリア

スコアカード
 
1番 パー4 441ヤード

左ドッグレッグの難ホール。ティショットでは両サイドにブッシュと左サイドにバンカーがある。グリーンは砲台で、右サイドにバンカーが配されている。

 

1番 パー4 441ヤード(3)

5番 パー5 599ヤード(2)

1番 パー4 441ヤード(1)
 
5番 パー5 599ヤード

ティショットはストレートで、セカンド地点から池を囲みながら右に曲がっているロング。ティショットで飛距離が出れば2オン可能なロングだが、グリーンの手前と右サイドは池に面するのでリスクが伴う。セカンドを刻むにしても、FWはタイトで右の池が絡んでくる。グリーンは横に長く、前後に2段形状。

 

5番 パー5 599ヤード(3)

5番 パー5 599ヤード(2)

5番 パー5 599ヤード(1)
 
8番 パー3 190ヤード

8番 パー3 190ヤード(2)

8番 パー3 190ヤード(1)
名物ホールで、グリーン手前の3個のマウンド越え。横に長くグリーンで奥行きはあまりなく、奥は大きなバンカーでガードされている。

 

 
9番 パー5 582ヤード

9番 パー5 582ヤード(2)

9番 パー5 582ヤード(1)
距離のあるロング。ティショット、セカンドともストレートでFWは左傾斜で、左サイドにフェスキューの深いラフが続く。ピンまで残り120ヤード地点から打ち下ろしになり右に曲がっている。グリーンは左サイドの3個のグラスバンカー、右サイドは2個のバンカーでガードされている。セカンドで2オンを狙うロングヒッターは、セカンドはブラインドショットになる。
(サード地点の写真なし)
 
12番 パー4 396ヤード

左ドッグレッグの緩やかな打ち下ろし。ティショットでは左サイドに2個のバンカーがある。グリーンは縦に細長くて、右サイドから奥に4個のマウンドが配されている。

 

12番 パー4 396ヤード(2)

12番 パー4 396ヤード(1) フロントティ

12番 パー4 396ヤード(1)
 
13番 パー4 406ヤード

13番 パー4 406ヤード(2)

13番 パー4 406ヤード(1)
右ドッグレッグ。ティショットではFWは狭い。グリーンは砲台で左サイドは3個のバンカーでガードされている。
 
14番 パー5 502ヤード

左ドッグレッグの短いロング。ティショットでは左サイドにブラインドの池、右サイドに長いバンカーがある。グリーンは逆L字型で、ピンが左奥に切られると手前が池に面するので、難易度が増す。グリーン上にはいくつかの起伏がある。ロングヒッターは2オン可能だが、池をどう克服するかがポイントになる。セカンドを刻む場合、落し所がタイトで左サイドは池に面する。

 

14番 パー5 502ヤード(3)

14番 パー5 502ヤード(2)

14番 パー5 502ヤード(1)
 
16番 パー4 396ヤード

ストレートの緩やかな打ち下ろし。ティショットでは左右の長くて巨大なバンカーが効いてくる。グリーンは“く”の字の形で真ん中に凹みの部分が横切る、ピアリッツグリーンで、グリーンの奥半分は池に突き出ていて水に面している。ピンが奥に切られると、とても難しくなる。

 

16番 パー4 396ヤード(3)

16番 パー4 396ヤード(2)

16番 パー4 396ヤード(1)
 
18番 パー5 575ヤード

セカンド地点から左に曲がるロング。ティショットは左に池、セカンドでは右に池がくる。グリーンは横に振られ、5番ホールとの共有グリーンで横に細長い。グリーンの手前は池に面し、グリーンの奥行きはあまりなく、奥は2個のバンカーが配されている。

 

18番 パー5 575ヤード(3)

18番 パー5 575ヤード(2)

18番 パー5 575ヤード(1)
 
余談
パリから南西に50分。プライベートクラブだがプレー可能。メートル表示なので、ヤードに換算している。



レストラン


レストラン

テラスレストラン

トップ100ゴルフコース(top100golfcourses.com)の2020年度フランスでのベスト100コースで第27位。フランスには600ほどのゴルフコースがある。もう一つのライラック・オレンジコースは第49位。

アメリカ、テキサス出身のロバート・ボン・ヘギー設計での他のフランスでのコースでは、ロイヤル・ムージャンGC、レ・ボルドGC、ル・ケンファホフGC、2018年度ライダーカップ開催のル・ゴルフ・ナショナル(アルバトロスコース)がある。

午前にレ・ボルドGCでプレーしてから、午後にプレーした。レ・ボルドGCから北に1時間40分。