注)2018年夏の大旱魃直後のプレーでFW状態は少し悪かったが、通常のコンディションとして推測した。 |
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パリ郊外のヴェルサイユ平原に広がる、フランス国王の旧猟場として名高いマルリーの森に位置し、結構アップダウンのあるパークランドコース。より手強い設計のマルリーコースと少し易しくより景観が良いレッツコースの2つの18ホールがある。両コースともFWの両脇は深いフェスキューのラフでガードされ、適所でバンカーが戦略的に配置されている。グリーンは適度なアンジュレーションがあり、グリーン、FWともメンテナンスは良い。また以前には欧州男子ツアーの開催コースされている。
マルリーコースは2つのループがあり、OUTは時計の反対回りに小さく、INはそのほぼ外側を時計の反対回りに大きく回っている。ホールを遮る樹木がほとんどないので、リンクス風の趣があり開放感があるコース。2つの池があり3ホールで効いてくる。6番と17番ホールはダブルグリーンで55ヤードの長さがある。グリーンは砲台が多い。マルリーコースで2010年にフランスのシニア・オープンが開催された。
スコアカード
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左ドッグレッグの2オン可能なロング。ティショットではFWは左傾斜。セカンド地点からは打ち下ろし。グリーンは4個のバンカーでガードされている。
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ほぼストレートの緩やかな打ち下ろし。グリーンは横に細長く、手前は池、奥に2個のバンカーが配されている。ロングヒッターはセカンドで刻むか、グリーンを狙うかの決断に迫られる。
(セカンド地点の写真なし)
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ストレートのタフなミドル。ティショットではFWは右傾斜。グリーンは左サイドの3個のバンカーと右手前の池でガードされている。グリーンは強く受けていて、17番ホールとの共有グリーン。
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チャレンジングなショート。距離があるだけでなく、横に細長い砲台グリーン。グリーンの右手前と右サイドは、大きく深いバンカーでガードされている。
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左ドッグレッグ。ティショットでは左サイドに3個のバンカー、右サイドにフェスキューのラフが配されている。セカンドは強い打ち上げになり、グリーン手前の深いバンカーが効いてくる。
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急な左ドッグレッグの難しいミドル。ティショットではFWは谷越えで、タイトなFWは急な左傾斜で、左右は林とブッシュが迫っている。横に長いグリーンは強い砲台で、手前と奥はバンカーでガードされている。
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豪快な打ち下ろし。グリーン面の右手前の大部分は急な下り傾斜なので、フラットな所に乗らないと、傾斜で下まで転がり落ちる。古い建物とライムの木が見えて景観が良い。
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やや右ドッグレッグのタフなミドル。ティショットは強い打ち下ろしでFWは左に傾斜している。セカンドは打ち上げ。グリーンは縦長の2段形状で、左手前と右サイドのバンカー、左サイドの急な下りスロープで守られている。
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ストレートの2オン可能なロング。セカンドでのFWは左傾斜。グリーンは縦に長く、左サイドにクリークが蛇行しながら走り、右サイドに2個のバンカーがある。クリークの横には歴史的な廃墟の壁が続く。
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長いショート。グリーンの手前すぐにクリークが流れる。6番ホールとの共有グリーン。
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名物ホールで右ドッグレッグの打ち上げ。ティショットでは右サイドのバンカーが効いてくる。グリーン周りに5個のバンカーが配され、ロングヒッターの簡単な2オンを許さない。グリーンはハートハート型で段差の強い2段形状になり、左のガードバンカーは特に深い。
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パリから西に45分。プライベートクラブなのでメンバー同伴が必要。メートル表示なので、ヤードに換算している。
トップ100ゴルフコース(top100golfcourses.com)の2020年度フランスでのベスト100コースで第57位。フランスには600ほどのゴルフコースがある。もう一つのマルリーコースは第30位。
ロバート・トレント・ジョーンズSr.設計のフランスでの他のコースはスペローネGC、ヴィドーバンGC、モリエGC、グランドモットGC、シャモニーGC、ボンデュGCなどがある。
午前中にマルリーコース、午後に レッツコースをプレーした。前夜はパリ中心部のガルニエ宮オペラ座の横のWホテル・オペラに泊まった。同じ月の後半にもう一度パリに滞在してオペラ座を見学した。
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2番 パー5 537ヤード(3)