ザ・デュークスGC・セントアンドリュース
The Duke’s Course St Andrews

コースデータ
所在地 スコットランド、セントアンドリュース
コース長 7512ード パー71
コースレート 77.1
プレー日 2014年7月21日
設計者 ピーター・トムソン
再設計者 ティム・リディ(2006年)
オープン 1995年
キャディ あり(要事前予約)
ゴルフカート ari
評価
総合評価
4.35
コースレイアウト
4
難易度
5
グリーンコンディション
5
フェアウェイコンディション
5
造形美、景観
4
満足度
4

注)最長の7512ヤードの黒ティからのプレーはあまりにも長いので、7002ヤード、コースレート74.8からの青ティからのプレーで評価した。以下各ホールの長さもブ黒ティでなく一つ短い青ティからの距離を表示 した。


丘陵コース。セントアンドリュース地区のゴルフ場の中で唯一リンクスゴルフコースでない内陸(パークランド)コース。ゴルフ場を取り囲む周囲の緑が溢れる田園風景、とセントアンドリュース市街と海岸線のパノラマの景観が魅力である。距離は相当長く、戦略性に富む。2014年度ヨーロッパアマチュア選手権開催コース。グリーンもフェアウェイもコンディションが素晴らしい、

9番グリーンと北海

13番グリーンからの景観

コース内のうさぎ

 
2番 パー4 447ヤード

2番 パー4 447ヤード(2)

2番 パー4 447ヤード(1)
やや打ちあげていく左ドッグレッグの難ホール。ティショットはフェアウェイ左サイド狙いが良く、そこからセカンドでグリーンを狙いやすい。セカンドはグリーン右サイドのガードバンカーと左サイドのOBゾーンに注意。
 
3番 パー3 159ヤード

3番 パー3 159ヤード
少し打ち下ろしのショート。ティショットは巨大なバンカー越え。横に長いグリーンは3つのバンカーに囲まれている。
 
5番 パー4 343ヤード

5番 パー4 343ヤード(2)

5番 パー4 343ヤード(1)
やや打ち上げの軽い左ドッグレッグの短いミドル。ティショットが飛べば飛ぶほど、ファウェイ幅が狭くなり、左右のフェアウェイバンカーも効いてくる。グリーンの手前に1つ右に2つのバンカーが配されている。
 
9番 パー4 396ヤード

9番 パー4 396ヤード(2)

9番 パー4 396ヤード(1)
やや右ドッグレッグのミドル。ティショットではフェアウェイが左傾斜なので、センターより右サイド狙いが良い。セカンドは緩やかな打ち上げ。グリーンは縦長の砲台で、バンカーに囲まれている。
 
10番 パー4 426ヤード

10番 パー4 426ヤード(2)

10番 パー4 426ヤード(1)
強い左ドッグレッグのミドル。ティショットでは正面のフェアウェイバンカーの左端狙いで270ヤード以可が良い。そのバンカーの左端から更に左前方にはティからブラインドのクリークが横切り、しかもフェアウェイはクリークに向かって下り勾配になる。グリーンは砲台でグリーンの左半分は深いバンカーでガードされているので、セカンドは右から攻めたい。
 
11番 パー5 613ヤード

左ドッグレッグの長いロング。ティショットではフェアウェイ左の2つのバンカーには230ヤードから300ヤードで届く。右のOBラインは浅い。セカンドは右の巨大なフェワウェイバンカーが効いてくる。ロングヒッターはグリーンの80ヤード手前を横切るクリークに注意。グリーンは砲台で左右の2段グリーンで左に2つ、左手前に1つのバンカーが配されている。

 

11番 パー5 613ヤード(3)

11番 パー5 613ヤード(2)

11番 パー5 613ヤード(1)
 
13番 パー4 405ヤード

打ち下ろしていくストレートのミドル。ティから望むセントアンドリュース湾と町のパノラマの景観が素晴らしい。ティから240から270ヤード先の左右にフェワウェイバンカーが迫っており、270ヤード先のフェアウェイ幅はとても狭い。グリーンは砲台で横に長い。その奥行きはあまりないのでグリーン右手前と左奥のガードバンカーが効いてくる。

 

13番 パー4 405ヤード(3)

13番 パー4 405ヤード(2)

13番 パー4 405ヤード(1)
 
16番 パー3 213ヤード

16番 パー3 213ヤード
少し打ち下ろしの距離のあるショート。グリーンは砲台で右に1つ、左に2つのバンカーでガードされている。受けグリーン。
 
17番 パー4 409ヤード

17番 パー4 409ヤード(2)

17番 パー4 409ヤード(1)
右ドッグレッグのミドル。ティショットは巨大で長いフェアウェイバンカー越えになり195ヤードで越える。260ヤード前後左右に2本の大きなオークツリーが聳えている。ティショットをその2本の木の内側に入れたい。グリーン手前60ヤードに2本のオークツリーがあり、セカンドはその2本の木越え。グーンは縦に細長く、しかも左右はバンカーでガードされているので、セカンドの正確性が要求される。
 
余談

エディンバラ空港から車で1時間10分、エディンバラ市内から車で1時間20分。宿泊際のオールドコースホテルから車で10分。オールドコースホテル所有のゴルフ場なので宿泊者には無料送迎してくれる。

プレー前日はオールドコースホテルに宿泊した。午前はセントアンドリュース・キャスルコースでプレーして、午後のラウンドだった。聖地に庭を持つオールドコースホテルに宿泊してもオールドコースでプレーできる可能性は少ない。それなら自前でホテル宿泊者に専用のゴルフ場プレーが可能なのでデュークコースができた。



オールドコースホテル

オールドコースホテル

部屋からの景観

オールドコースホテルの部屋からオールドコースを見渡せ、広く落ち着いた雰囲気があり、調度品もクラシック。最上階の4階のラウンジに400種のモルトウイスキーを揃えたバーがあり、宿泊していなくても使用でき、スコットランドウイスキーを堪能しながらオールドコースを眼下に見渡せる。


レストラン

トップ100ゴルフコース・オブ・ザワールド(top100golfcourses.co.uk)の2014年度スコットランドのベスト28位に選ばれている。全英ではベスト87位に選ばれている。2008年度の統計ではイギリス諸島全体では2752コースあり、その内スコットランドにはおよそ580コースある。

設計者のピーター・トムソンは8年間の間にセントアンドリュース・オールドコースで行われた全英オープンに3度優勝している。140年を越えるイギリスのトーナメント史上でトムソンを凌駕する“セントアンドリュースのスペシャリスト”はまだ出現していない。彼のヨーロッパでの設計はこのデユークコースしかないが、オーストラリア、ニュージーランド、日本、中国、インドネシア、香港、その他の東南アジアで数多くの設計をしている。再設計者のティム・リディはアメリカ人でピート・ダイの代役としてアメリカ中心に多くのコースの設計を手掛けている。