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名高いレイアウトと美しい景観の林間コース。ヨーロッパのオーガスタ・ナショナルとも言われる。コルク樫の木がコース内に200本以上あり、多くの木々がFWにせり出しているので、FWが広いホールでも落し所が限定される。砲台グリーンが多く、手前のエプロンを越えて直接グリーンにキャリーするボールが要求される。4番ホールを筆頭にOUTの9ホールも良いホールが多いが、後半の9ホールは素晴らしいホールの連続で、プレーして楽しいホールが続く。プレー当日グリーンの速さは11.5フィートもあり、下り傾斜のパットはとても速かった。
1997年に「ライダーカップ」の舞台になり、ヨーロッパ大陸(イギリス以外)で初めて開催されたので有名になった。「ボルボマスターズ」(1988-96及び2002-2008)、「世界ゴルフ選手権」(1999-2000)、「アンダルシア・マスターズ」(2010-2011及び21017-2018)、そして「スペインオープン」(2016)を開催。2014年に国からレアル(ロイヤル)の称号を与えられた。
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右ドッグレッッグ。FWは左傾斜。セカンド地点からは数本の木立が右からせり出しているので、ティショットでは左サイドに打つのが良い。グリーンは強い左傾斜の砲台で左右にバンカーが配されている。
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絵葉書になるほど美しい名物ホール。ほぼストレートで、グリまで残り80ヤードほどから左に曲がっている。ティショットでは左の1個のFWバンカーが効いてくる。セカンドは打ち上げ。グリーンは縦に細長い2段の砲台グリーンで、左は1個のバンカーでガードされ、右は池に面する。グリーンサイドの池へと注ぎ込む滝が傍を流れ砲台グリーンで終える。アメリカのゴルフマガジン誌にて2000年度(最新版)世界ベスト500ホールに選ばれている。 |
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ストレートのとても長いミドルホール。両サイドが林でFWはタイト。グリーンは左奥が高い2段状。グリーン左右に5個のバンカーが配されている。 |
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ほぼストレートホールで、左右に林。ティショットでのFWは比較的広いが、セカンド地点からグリーンまで左右の林がせり出しているので、ティショットをFW中央に付近に置くのが良い。FW、グリーンともに右傾斜。グリーンは少し砲台で4個のバンカーでガードされている。 |
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右ドッグレッグ。ティショットでは左に1個の大きなFWバンカー、右に池がある。セカンドはやや打ち上げになり、グリーンは木立と5個のバンカーで囲まれている。 |
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打ち上げていくストレートホール。ティショットではFWが広いが、セカンドでは左右4個のFWバンカーが配され、落とし所が狭くなる。グリーンは縦に細長く、左右はバンカーでガードされている。サード地点から望むグリーンは空に突き出ているように見え、スカイライン(空を背景にした輪郭線)を形成している。
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緩やかな打ち下ろし。グリーン周りは木立とバンカーで囲まれている。少し砲台グリーンの奥行きは20ヤードしかなく、横に長い。ティショットの距離感と正確性の両方が求められるホール。 |
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距離のある打ち下ろしのショート。縦に細長いグリーンは左に2個、右に1個のバンカーでガードされている。グリーンは右傾斜。アメリカのゴルフマガジン誌にて2000年度(最新版)世界ベスト500ホールに選ばれている。
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やや右ドッグレッグ。両サイドから林がせり出していて、FWは狭く、しかもFWは左傾斜しているので、正確なティショットが要求される。グリーンは手目に3個。右奥に1個のバンカーが配されている。 |
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やや右ドッグレッグ。ティショットでは左右の林と2つのFWバンカーが効いてくる。ティショット次第では2オンを狙えるが、グリーンの手前は池に面していて、そのエプロンが急斜面なので、グリーンに届かないと池まで転がり落ちる。後方を2個のバンカーが固めるグリーンが池へ向かって傾斜しているので、グリーンオーバーでのバンカーからのアプローチは寄せづらい。セカンドでグリーンを狙うか、刻むかの決断に迫られる。オーガスタ・ナショナルの15番ホールに似ている。過去2回、ヨーロッパPGA選手のヒメネスとマクドウェルがこのホールでアルバトロスを達成している。トッププロの力量に脱帽。
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左ドッグレッグの戦略ホール。ティショットは緩やかな打ち下ろしで、ロングヒッターはドライバーを使うと、落としどころが狭くなる。FWウッドで刻むとFWを広く使えるが、セカンドの距離が残り、ミドルアイアンかFWウッドを使うことになりパーオンが難しくなる。ティショットをFW右サイドに置くと、セカンドで右からせり出しているコルク樫の木立がスタイミーになる。グリーンは少し砲台で3個のバンカーでガードされている。アメリカのゴルフマガジン誌にて2000年度(最新版)世界ベスト500ホールに選ばれている。 |
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マラガから南西に1時間30分、マルベリャから南西に45分。メートル表示だったので、ヤードに換算した。
トップ100ゴルフコース (www.top100golfcourses.com)の2018年度スペインで第2位のベストコース、ヨーロッパ大陸では第7位のべストコースにランクされている。スペインには2017年時点で400コースある。ゴルフマガジン2017年度世界ベスト100にて95位に選ばれている。
設計者のロバート・トレント・ジョーンズSr.のスペインでの他の作品は、レアル・ソトグランデGC、レアル・ラスブリサGC、エル・ボスケGCがある。このコースは彼の最初のヨーロッパでの設計。
滞在ホテルはフィンカ・コルテシン・ゴルフ&スパに泊まった。午前レアル・ソトグランデGC、午後このコースをプレーした。2コース間は車で10分。ホテルからコースまで車で25分。
翌日ホテルから北に車で7分のVenta Garciaで遅めのランチを食べた。雰囲気が良い素敵なレストランだった。
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2番 パー4 421ヤード(3)