大連金石GCAコース
Dalian Golden Jin Shi Golf Club – A Course
大连金石高尔夫俱乐部(A球场)

コースデータ
所在地中国、遼寧省、大連
コース長7126ヤード、パー72
コースレート 
プレー日2006年6月9日
設計者ピーター・トンプソン
オープン1996年
キャディあり
ゴルフカートあり (ビジターは強制)
評価
総合評価
4.05
コースレイアウト
4
難易度
5
グリーンコンディション
3
フェアウェイコンディション
3
造形美、景観
5
 

リンクススタイルのシーサイドコース。黄海に突き出た多少高低差のある大地の上に広がり、違う設計者によってデザインされたA、Bコースからなる、36ホールのゴルフ場。コースの3方を海で囲まれている。Aコースがチャンピオンシップコースで、Bコースの方は簡単。このAコースは自然の海岸線の地形、特徴のある起伏に富んだ各ホールで、それらを上手く活かした設計のおかげで、コース全体が雄大で眺めが美しい。あるホールは海岸線に沿って展開され、あるグリーンは崖の上に立地し、あるホールではティグランドとグリーンは入り江によって大胆にセパレートされている。それゆえ、各ホール変化に富み、プレーして楽しい。このコースの別名は大連ゴールデン・ぺブルビーチ。


7番ホールからの景観 

7番ホールからの景観

12番グリーンからの景観

 
3番 パー3 180ヤード

3番 パー3 180ヤード(2)

3番 パー3 180ヤード(1)
打ち下ろし。グリーンは砲台で横長。グリーン手前のバンカーが効いている。
 
4番 パー4 476ヤード

4番 パー4 476ヤード(2)

4番 パー4 476ヤード(1)
やや打ち上げていくストレートホール。ティショットは谷越え。長いパー4なので、ティショット、セカンドとも飛距離が出なければパーオンは難しい。グリーンは砲台で上から下への傾斜が強い。
 
5番 パー5 502ヤード
2オン可能なストレートのロングホール。グリーン手前60ヤード前後に谷があるので、2オンを狙うか、谷の手前に刻むかの決断に迫られる。
 

5番グリーン

5番 パー5 502ヤード(2)

5番 パー5 502ヤード(1)
 
7番 パー3 132ヤード
3方を海に囲まれた、名物ホールのパー3。ティショットは20メートルほどの打ち下ろしになり、回りがハザードに囲まれた、半島の突端にあるグリーンで、断崖絶壁の海に向かって打っていく。一見すると少し怖いが、距離が短いので、それほどまでに難しくない。それでも、プレーヤーの技術だけでなく、運と勇気をも試すホールである。横長のグリーンは手前から奥に傾斜しているので、手前の崖を怖がって大きめのクラブで打つと、グリーンに第1バウンドが乗っても、グリーン奥のラフまで転がる可能性が高い。海風の影響を加味した正しいクラブ選択が重要。素晴らしいシーサイドの景観を持つホール。

7番グリーン

7番 パー3 132ヤード(2)

7番 パー3 132ヤード(1)
 
12番 パー4 437ヤード

12番 パー4 437ヤード(2)

12番 パー4 437ヤード(1)

右サイドに海がある、90度の角度で右に曲がるドッグレッグ。両サイドの林がティショットの落とし所を狭めている。セカンドショットはやや打ち下ろしで、ティショットで距離が出ないとセカンドショットでグリーンが見えない。グリーンの3方はハザードで囲まれているので、グリーンにボールが落ちて止まらなければ、トラブルになる。セカンドショットで自信がなければ、グリーン左手前の唯一の花道 でなくてに刻み、1チップ、1パットのパー狙いが安全。

 

12番フェアウェイから望むティ

12番 パー4 437ヤード(4)

12番 パー4 437ヤード(3)
 
13番 パー3 172ヤード

13番グリーン

13番 パー3 172ヤード
谷越えのショートホール。ホールの右は海で、グリーンから見る海の景色は美しい。
 
14番 パー5 520ヤード
打ち上げホール。右に海が広がっている。
 

14番 パー5 520ヤード(3)

14番 パー5 520ヤード(2)

14番 パー5 520ヤード(1)
 
16番 パー3 202ヤード

16番 パー3 202ヤード(2)

16番 パー3 202ヤード(1)
海に向かっての、少し打ち下ろし。ティショットは谷越えで、グリーン右には深いバンカーと海が待ち構えているのでスライサーは要注意。

 
17番 パー5 475ヤード

17番 パー5 475ヤード(2)

17番 パー5 475ヤード(1)
急な左ドッグレッグの難ホール。ホール左側は断崖絶壁に面し、その絶壁がグリーン左から奥まで伸びている。セカンドショットはその絶壁の谷越えになり、技量と勇気を試されるホール。

17番グリーン

17番 パー5 475ヤード(4)

17番 パー5 475ヤード(3)
 
余談

大連市から車で1時間、空港から70分。
フルバックティのプロティからのプレーは、普段はプレーできないようだが、キャディマスター室の配慮で、今回は特別にプレー出来た。

ピーター・トンプソン設計の他のコースは、中国では、美蘭湖(レークマラーレン)GCがある。全英オープン5回優勝のピーター・トムソンと良く間違えられるが、全く違う設計者である。ピーター・トンプソンはアメリカ人で、ピーター・トムソンはオーストラリア人。