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ムーウス砂漠の南端にある自然の砂丘(デューン)の中のリンクス風のコース。年間降雨量が400ミリしかない半乾燥地区の楡林に位置し、中国で唯一の砂漠のゴルフコース。コースは多くのデューンにまたがり起伏が大きく高低差が結構ある。OUTとINの2つのループと4つの池があり、7ホールで池が絡んでくる。特に9番と18番ホールは同じ池にレイアウトされた名ホール。全てのホールはデューンに囲まれ、魅力的な野生の草の他、低木、深いラフもFWとグリーンの左右に植えられている。土色の砂漠、緑色の植物と芝生、青色の池とのコントラストが映える美しいコースで、距離がありチャレンジングなコース。標高1150メートルなので、ボールは半クラブ遠くに飛ぶ。2018年には数年かけて蘆軍による全面改造が完成し、コースが周辺のデューンの景観とより良く調和して、素晴らしいコースに生まれ変わっている。
スコアカード
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右ドッグレッグの長いロング。ティショットは左右にデューンと右サイドに2個のバンカーがある。セカンドは左の池が効いてくる。グリーンは少し砲台で、左にバンカーが配されている。 |
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ほぼストレートホールで残り80ヤードから右に曲がるロング。ティショットは池越えになりFWの右は池に面し、左サイドの2個のバンカーが効いてくる。グリーンは縦長の3段形状で2個のバンカーでガードされている。 |
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左ドッグレッグの長くて難しいミドル。FWは左右に2つあり、左FWは狭いがグリーンに近く、右FWは広い。グリーンは砲台で右に傾斜していて、真ん中に尾根が走り、右手前と奥にバンカーがあり、右サイドと奥は急な下りスロープになる。 |
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デューンに囲まれたほぼストレートのミドル。ティショットではFWは蛇行していて狭く、左右はデューンが迫っている。グリーンは砲台で真ん中に尾根が横切る。グリーンも左右のデユーンに挟まれている。 |
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アイランドグリーンのショート。グリーンの右にバンカーが配されている。 |
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やや左ドッグレッグ。ティショットでは右サイドから横に長いバンカーがFWに食い込んでいて、ロングヒッターはバンカー越えのルートがあるが、FWは狭い。バンカーの手前の広いFWに刻んでもショートアイアンでグリーンを狙える。グリーンの右手前にバンカーとその手前には荒地のマウンドが配され、グリーンは3段形状で奥の段は強く右に傾斜している。 |
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左ドッグレッグのとても短いロング。ティショットでは左サイドに2個のポットバンカーがある。セカンドは強い打ち上げの荒地越えで、3番手以上は大きいクラブが必要。グリーンを少しでもショートすると荒地に捕まるので、とても難しいセカンドになる。セカンドを刻み、サードをウェッジでグリーンを狙うのが安全なルート。グリーンは横長の左右の2段形状で右の段が高い。 |
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ほぼストレートの長くてタフなミドル。ティショットはセミブラインドで左右のデユーンが効いてくる。縦に細長いグリーンの左サイドは池に面し、右サイドの2個のポットバンカーと、右手前のマウンドでガードされている。グリーンの左半分は池の方の左に傾斜して、右半分は右に傾斜している。 |
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デューンに囲まれたショート。グリーン手前に口を開けたバンカーと奥に2個のバンカーが配されている。グリーンは手前から奥に少し下っている。 |
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名物ホール。右に少し曲がってから、池越えで左に曲がるロング。ティショットでは左に池があるが、FWは広い。セカンドを池の手前に刻むか池越えのグリーンの左サイドのFWかグリーンに打つかの決断に迫られる。グリーンは斜めに細長く、手前から右サイドは池に面している。 |
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楡林市からほぼ北に35分、楡林空港から西に20分。ビジターのプレーは可能。楡林大漠緑淘沙GCと隣接する。
リック・ジェイコブソンは長年ジャック・ニクラスの元で働いていた。独立後の他の中国での設計コースは、清遠獅子湖(ライオン・レイク)CC、潮州万豪GC、莫干山観雲GCなどがある。日本ではワールドCCの設計をしている。
改造設計者の蘆軍の他の設計コースは楡林大漠緑淘沙GC、北京コンドルGCなどがあり、改造設計では上海旗忠GCが有名。
プレー前夜はゴルフトラベルマガジン誌主催のアジアゴルフコース・フォーラムに招待された。その夜は郷土の踊りをクラブハウスの前で伝統舞踊「ヤンコ踊り」を披露してくれた。
プレー後に西安を防衛する辺境の要塞、鎮北台を見学した。1500年頃に造られた鎮北台は明代の万里の長城遺跡の中で最も雄大で、最も勢いのある建築物の一つであると言われている。夕食は楡林の古い街並みを散策しながら塞上飯荘で食べた。宿泊は市内の楡林石油大厦ホテル。
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1番 パー5 600ヤード(3)