河口湖カントリークラブ、東・南コース
Kawaguchiko Country Club - East & South Course

コースデータ
所在地山梨県
コース長6677ヤード、パー72
コースレート71.2
プレー日2004年6月18日
設計者ロバート・ボン・ヘギー、ブルース・デブリン
オープン1977年
キャディあり
ゴルフカートあり
評価
総合評価
4.55
コースレイアウト
(推測)5
難易度
(推測)4
グリーンコンディション
4
フェアウェイコンディション
4
造形美、景観
5
注)今回、100ヤード程短い右グリーンでプレーしたため、レイアウトと難易度は本グリーンである左グリーンを推測して点数を付けた。
 
富士山の北麓、標高約1000メートルの緩やかな樹林帯に広がる、27ホールの戦略性豊かなコース。各ホールとも赤松・杉松で完全にセパレートされている。いくつかのホールで、富士山を望みながらティショットを打てるのと、バンカーが多いのも特徴。南コースは大きな1グリーンで、東・西コースは2グリーンで各グリーンが小さくアプローチショットが難しい。南コースだけでなく、東・西コースのほとんどの2グリーンも林にセパレートされているため、その日のグリーンがどちらにあるかで全く趣の異なるコースになるなど、他のコースにない面白さはある。今回含まれていない、西コースは9ホール中3つあるロングホールの全てがプレーして面白かった。
 



クラブハウスからの景観

バンカーの多い9番、パー4

いちいの木

 
3番 パー4  397ヤード

3番 パー4 397ヤード(2)

3番 パー4 397ヤード(1)
ストレートなミドルホール。左手は森で崖となっていて、打ち込むとグリーンは狙えない。フェアウェイは十分広いので心持フェアウェイ右手を狙ってゆきたい。セカンドショットは打ち下ろしになり、グリーンはバンカーによりガードされている。
 
7番 パー3 197ヤード

7番 パー3 197ヤード(2)

7番 パー3 197ヤード(1)
ホール全体が松林に囲まれているように見える、見事なショートホール。ティグランド右前方の木がスタイミーになるので、ピンポジションによってどう攻めるか考えさせられるホール。
 
8番 パー5 556ヤード

8番 パー5 556ヤード(2)

8番 パー5 556ヤード(1)
S字型の名物のロングホール。ティグランドからは250ヤード付近で90度左ドッグレッグして、そのすぐ先をクリークが横切り、次にグリーン手前110ヤードの地点で右ドッグする。1打目はフェアウィ右を、2打目は左目を手堅く狙って、トラブルを避けたい。むしろ飛距離よりも、正確性が求められるホールである。グリーン左手前にある樅(もみ)の木が邪魔にならないように丁寧に攻める必要がある。
 
13番 パー5 562ヤード
三日月のように左に左に曲がっていくロングホール。1打目は心持ち右ドッグレッグ気味に見えるフェアウェイに向かって打ち下ろす感じのティショットになる。無理せず確実にフェアウェイ真ん中へ。2打目は打ち下ろし緩斜面となる。グリーン手前のバンカーが効いている。グリーン後ろは崖なので要注意。

グリーンから望む13番ホール

13番 パー5 562ヤード(2)

13番 パー5 562ヤード(1)
 
14番  パー4 435ヤード

14番 パー4 435ヤード(2)

14番 パー4 435ヤード(1)
距離のあるやや右ドッグレッグのミドルホール。フェアウェイは比較的広く、グリーンまで緩やかな打ち上げが続く。グリーン左手前には石庭がある。
 
16番 パー4 418ヤード
右ドッグで急斜面の打ち下ろしのパー4。コース右側はOBゾーンになり、グリーン手前には池がある。セカンドショットはダウンヒルからのショットになり、スタンスをとりにくい。池の右手前から安全に攻めるか、直接狙っていくか判断をしなければならない。また、グリーンの縦幅はあまりなく、グリーン奥はバンカーが待ち構えている。
 

グリーンから望む15番ホール

16番 パー4 418ヤード(2)

16番 パー4 418ヤード(1)
 
18番  パー4 412ヤード

18番グリーン

18番 パー4 412ヤード
グリーン手前に池のあるストレートなパー4。フェアウェイ幅は狭く、背丈の高い赤松がそのフェアウェイ両側に位置する。特にフェアウェイ左手はバンカーが並んで配置されているので圧迫感がる。左手には名物の石灯篭のあるホールだ。グリーンは受けていて、適度なアンデュレーションがあり、グリーンオーバーは禁物。
 
西コース

1番 パー5 536ヤード

5番 パー5 550ヤード(1)

5番 パー5 550ヤード(2)
 
余談

レストラン

東京都心から車で1時間半。プレーには、平日はメンバーの紹介、土日は同伴が必要。標高1000メートル前後に位置するため夏のプレーでも涼しい。クラブハウスはシックで落ち着く雰囲気がある。

コース的には山梨県で鳴沢GCと1、2位を争うベストコース。ゴルフクラシック誌主催2002年日本ゴルフコースランキングでは48位に選ばれている。ロバート・ボン・ヘギー設計コースは4コースがその100位以内に入っている。それらは、ホウライCC西那須野CC宇部72CC・江畑池コースである。他には有馬ロイヤルGC・ノーブルコース、桂ケ丘CC、隨縁CC・西神戸コース、マオイGRの設計も行っている。