コースデータ
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所在地 |
千葉県 |
コース長 |
7378ヤード パー72 |
コースレート |
75.0 |
プレー日 |
2012年10月、2018年4月27日 |
設計者 |
小林英年 |
再設計者 |
ダミアン・バスクォ、スティーブ・ペイト |
オープン |
1987年 |
キャディ |
あり |
ゴルフカート |
あり |
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評価
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総合評価 |
4.45
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コースレイアウト |
4
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難易度 |
6
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グリーンコンディション |
5
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フェアウェイコンディション |
5
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造形美、景観 |
4
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満足度 |
4
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注)7089ヤードのBグリーンからのプレーだったので、7378ヤードのAグリーンで評価した。 |
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各ホールを囲んでいる松が美しいフラットな林間コース。松林の平坦コースにありがちな単調さはなく、各ホールメリハリが利いている。オープン当時としては国内屈指の全長7070ヤードの長さがあった。開場50年後の2010年にグリーン改修、ティグランド、クロスバンカー、ガードバンカーの増設、グリーン周りの池の改築などの大改造でより難易度が増した。日本特有の2グリーン制であるが、周囲の景観、戦略性、ホール全体のバランスを考えて、今回の大改造であえて1グリーンにしなかったと聞く。
改造前は他のゴルフ場で良くみかける同じ性格を持つ2グリーンで並列に並んでいるだけだったのが、改造後メインとなる本グリーン(Aグリーン)とサブグリーン(Bグリーン)に分け、AグリーンとBグリーンの両方をプレーした感想としては、Bグリーンが本グリーンの戦略性を損ねていることはない。コースメンテがとても良いのも好感できる。グリーンは高速でしかも傾斜が大きく付けられていて、バンカーは総じて深く、グリーンとグリーン周りが難しい。広々と開放的なホールレイアウトだが、戦略的に配置されたバンカーや池、立木などが難易度を高め、ショットの落し所が絞られる。2020年に日本オープンを開催。7317ヤード、パー70の超難関コースでの大会だった。2022年日本女子オープンの開催会場。
2012年10月プレー時(A グリーン:旧版)
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ほぼストレートホール。BグリーンがAグリーンより15ヤード長い。FWは広いが、左サイドにバンカーと手前に松の木があるので注意。グリーンは少し砲台で、左手前にバンカーがあり、グリーンオーバーはOBが浅い。やや受けグリーン。 |
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両サイドのOBゾーンは浅い、やや左ドッグレッグ。ティショットでは左のバンカー越えには270ヤードのキャリーが必要で、290ヤードで右のバンカーに捕まる。ティショットを右のラフに押し出せば、前方の林がスタイミーになりセカンドでグリーンを狙えない。グリーンの左奥にマウンドがあり、左奥のOBが浅い。 |
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グリーンは小さく砲台。グリーンも右手前に深いバンカーが配され、右サイドからOBになる林が迫り出している。グリーンは右から左に傾斜している。Aグリーンは縦に長く、左サイドの池が効いてくる。 |
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やや右ドッグレッグ。ティショットでは左サイドの2個のバンカーと右サイドに沿ってそびえ立つ数本の松の木により、正確なショットを求められる。グリーンは馬の背の砲台で左右はバンカーでガードされている。ロングヒッターにはBグリーンは2オン可能だが、Aグリーンは。グリーン手前のFWに点在する背の高い松が阻んでいる。
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ストレートの比較的短いミドル。左サイドのOBはかなり浅いので注意したい。グリーンは砲台で受けている。グリーン手前左右のバンカーは深い。 |
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ストレートの短いロング。ティショットでは両サイドは林で、左サイドのOBが浅く、FWは左傾斜。グリーンは砲台で奥にバンカーが配され、グリーンは左に傾斜がきつい。ロングヒッターは2オン可能だが、グリーン手前から左サイドに池が絡むAグリーンは、セカンドを刻むか、グリーンを狙うかの決断に迫られる。日本オープンではAグリーンの495ヤードのパー4になる。 |
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ほぼストレートホール。BグリーンがAグリーンより15ヤード長い。FWは広いが、左サイドにバンカーと手前に松の木があるので注意。グリーンは少し砲台で、左手前にバンカーがあり、グリーンオーバーはOBが浅い。やや受けグリーン。 |
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急な左ドッグレッグのミドル。フェアウェイ左に2つのバンカーが重なり、越えるにはキャリー260ヤードが必要。左のフェアウェイバンカーには270ヤードのティーショットで捕まる。グリーンは砲台で強く受けていて、手前にガードバンカーがあるだけでなく、奥にも潜んでいるので、ショットが正確でも少しでも距離感を間違えるとバンカーの餌食になる確率が高い。 |
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ほぼストレートのロング。ティショットでは左右のOBが無く、左右の3個のバンカーだけ注意。セカンドはフェウェイ中央右に聳え立つ杉の木を避けなければならない。グリーンは砲台で、左手前にバンカーが配されている。Aグリーンは左サイドのバンカーと右サイドの池でガードされていて、グリーンの右サイドは急な下りスロープになり、傾斜で池まで転がり落ちることがある。
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東京都心からほぼ北に50分。ビジターのプレーはメンバーの紹介が必要。2012年にM型屋根のクラブハウスがリニューアルされた。クラブハウス内はとてもシックで居心地が良い。
紫カントリークラブはメンバシップ制の“すみれコース”の他に、隣接してパブリックコースで36ホールある“あやめコース”がある。
小林英年の他の設計コースは、八王子CC、東富士CC、江戸崎CC、葵CC、滋賀GCなどがある。改造設計者のダミアン・バスクォ氏は全米ゴルフ設計協会元会長でスティーブ・ペイト氏はUSツアープロ。
前夜はホテルサンオーク柏の葉に泊まった。コースまで北西に25分。夕食はホテルから徒歩10分の花あかりで食べた。
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1番 パー4 430ヤード(2)