トスカーナ・バレー カントリークラブ
Toscana Valley Country Club

コースデータ
所在地 タイ、 カオヤイ
コース長 6847ヤード パー72
コースレート  
プレー日 2004年2月7日
設計者 ボブ・マックファーランド
オープン 2009年
キャディ あり
ゴルフカート あり (FW走行可)
評価
総合評価
4.40
コースレイアウト
4
難易度
5
グリーンコンディション
5
フェアウェイコンディション
4
造形美、景観
4
満足度
5
 

美しい丘陵コース。クラブハウスが一番高い場所にあり、そこから眼下に雄大なコースが広がる。1番から9番、10番から15番、16番から18番と3つのループがあり、3つともクラブハウス近くから始まり、クラブハウスに戻ってくる。壮大な打ち下ろしのホール、打ち上げ、フラット、ドッグレッグと変化があり、18ホール中15ホールで水が絡む。ティショットで200ヤード以上の池越えを要求するホールもいくつかあり、FWの片側、グリーン周りが水際になり、にウォターハザードを上手く使っている。



クラブハウスからの景観

池に浮かぶ2番ティグランド

5番FWから見る山景

バンカーが随所に配され、グリーンには適度なアンジュレーションが施されコンディションも良い。ルーティングに関しては、ホール間が離れすぎているのがいくつかあり、カートが無ければ移動が大変なのはマイナス点。また打ち下ろしホールが多いのも少し残念。もともとレジデンス購入者のために造られたコースで、優雅な雰囲気はある。コースのへの入り口の庭園は綺麗で、池の上のティグランドはユニーク。


9番グリーンからの景観

12番グリーン

クラブハウス前の綺麗なプラント

スコアカード
 
1番 パー4 442ヤード

ストレートホール。ティショットは打ち下ろしになり、左サイドにバンカー、右サイドに池がある。グリーンは横に長く、手前は池、後ろは3個のバンカーでガードされている。

 

1番 パー4 442ヤード(3)

1番 パー4 442ヤード(2)

1番 パー4 442ヤード(1)
 
2番 パー5 479ヤード

やや左ドッグレッグの短いロング。ロングヒッターは2オン可能。ティショットは池越えになり、FWは広い。セカンドではクリークを挟んで左右にFWがあり、通常はグリーンの方向の左FWに打ち、セカンドはクリーク越えのショットになる。グリーンは砲台で、2個の大きなバンカーでガードされ、傾斜の緩やかな3面グリーン。

 

2番 パー5 479ヤード(3)

2番 パー5 479ヤード(2)

2番 パー5 479ヤード(1)
 
3番 パー4 350ヤード

やや左ドッグレッグの短いミドルで、セカンドが池越えになる美しいホール。セカンドは緩やかな打ち下ろし。グリーンは受けていて、池と5個のバンカーで守られている。2番ホール同様、このホールも池に浮かぶ人工ティグランドから打っていく。

 

3番 パー4 350ヤード(3)

3番 パー4 350ヤード(2)

3番 パー4 350ヤード(1)
 
4番 パー3 173ヤード

4番 パー3 173ヤード(2)

4番 パー3 173ヤード(1)
グリーンの手前から右サイド池に囲まれている。縦に長く真ん中を尾根が横切る。
 
7番 パー5 570ヤード

強い左ドッグレッグの距離のあるロング。ティショットは緩やかな打ち下ろしで、左サイドに池がある。セカンドでは右サイドに池があるが、FWは広い。グリーンは3個のバンカーと右サイドの池でガードされ、グリーンの真ん中に大きなコブがある。

 

7番 パー5 570ヤード(3)

7番 パー5 570ヤード(2)

7番 パー5 570ヤード(1)
 
8番 パー3 163ヤード

8番 パー3 163ヤード(2)

8番 パー3 163ヤード(1)
アイランドグリーンのショート。少し受けグリーン。
 
12番 パー4 379ヤード

12番 パー4 379ヤード(2)

12番 パー4 379ヤード(1)
ストレートホール。ティショットは池越えの豪快な打ち下ろし。セカンドも池越えで、強い砲台グリーンに打っていく。グリーン周りは5個のバンカーが配され、横に長いグリーンは急な左傾斜。
 
13番 パー3 214ヤード

13番 パー3 214ヤード(2)

13番 パー3 214ヤード(1)
池越えで距離のあるショート。段差の強い2段グリーン。
 
15番 パー4 396ヤード

15番 パー4 396ヤード(2)

15番 パー4 396ヤード(1)
ほぼストレートの難ホール。ティショットは打ち下ろしになり、バンカー越えには235ヤードのキャリーが必要で、右サイドは池になる。セカンドは打ち上げ。グリーンは6個のバンカーでガードされ、横長の段差が強い3段グリーン。
 
16番 パー4 387ヤード

16番 パー4 387ヤード(2)

16番 パー4 387ヤード(1)
右ドッグレッグ。ティショットは打ち下ろしで右サイドに池がきて、セカンドはグリーンの左サイドが池に面する。グリーンは縦長で強く受けていて、右サイドに2個のガードバンカーが配されている。
 
18番 パー5 616ヤード

右ドッグレッグの長くてタフなロング。ティショットは池越えになり、クリークがFWを左手前と右後方に分けていて、ショートカットの右FWには240ヤードの池越えのキャリーが必要。セカンド、サードとも打ち上げになるので、表示距離以上に実際は長い。グリーンの右サイドにバンカーが配されている。

 

18番 パー5 616ヤード(3)

18番 パー5 616ヤード(2)

18番 パー5 616ヤード(1)
 
余談

バンコク、スワンナブーム空港からどちらも北東に2時間40分。ビジターのプレーは可能。ホテル併設。カオヤイのゴルフ銀座の中心に位置し、キリマヤGR&Sへは15分、 ランチョ・チャーンヴィーR&CCカオヤイGCボナンザG&CCにはどのコースも30分以内の距離。5つ星のリゾートホテル、ラ・カセッタ・バイ・トスカーナ・バレー併設。クラブハウスでの食事は美味しかった。



キャディ

レストラン


ランチ


クラブハウスをはじめ高台の丘にはイタリアのトスカーナ州にイメージしたオレンジ色の色鮮やかな住宅、ホテルが多くある。コース内には稼働しているかどうか分からないが、ピザの斜塔を模したホテルもある。


ホテルと住宅

住宅


ホテル


トップ100ゴルフコース(top100golfcourses.com)での2020年度タイのベスト50コースで第24位。タイには300コースぐらいのゴルフコースがある。

ボブ(ロバート)・マクファーランドはアメリカ人で、東南アジアと中国でのコース設計がほとんど。タイでの他のコース設計は、タイでは、タノンGV&SC、ハジャイR&GC、ランチョ・チャーンヴィーR&CC、スラナリーGCなどがある。マクファーランドの設計図を基に実際造成したのは、パタヤのセント・アンドリュース2000を手掛けたチーム。



4 corner at Khaoya

4 corner at Khaoya

4 corner at Khaoya

プレー前夜は4 corner at Khaoyaiに泊まった。コースまでほぼ西に17分。