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世界遺産のカオヤイ国立公園エリア内にある高低差の少ない丘陵コース。ジャック・ニクラウス設計の特徴として、巨大で長いバンカー、多くのドッグレッグホール、OB杭の無い森、ブッシュのハザード、随所に配されたウォーターハザードなど戦略的なコースレイアウトがこのコースでも充分に発揮されている。OUTが終わってクラブハウスに戻る通常のレイアウトでなく、9番グリーンがクラブハウスから一番遠いところに位置し、10番からクラウハウスに戻るという広大なレイアウトのゴルフ場なのも好感できる。
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ストレートの難しいロング。フェアウェイ両サイドからは熱帯雨林が覆いかぶさっていて、遠方には水平線上にカオヤイ山脈を望むことかでき、とても雰囲気のあるホール。ティーから310ヤード先に池がある。セカンドの落とし所地点にも大きな蓮が満面に広がる池があり、池の手前にアイアンで安全に刻むか、グリーン近くまで狭い左方面のフェアウェイにウッドで果敢に攻めるかの決断に迫られる。グリーンの前面はその蓮の池に面している。グリーンは横長で受けている。
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ブッシュ越えのショート。グリーンは横長で左傾斜。されている。 |
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やや左ドッグレッグのロング。ティーショットでは右のブッシュと左の2つのバンカーに注意。セカンドはドライクリーク越えになり、左の池と右のフェアウェイバンカーが効いてくる。グリーンの左手前と右にバンカーが配されている。グリーンのすぐ左は池なので、ピンが左に切られていると難易度が増す。
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ほぼストレートのロング。ティーショット、セカンドともに両サイドの熱帯雨林の森が効いていて、ホールレイアウトが引き絞まっている。セカンドの落とし所の左右にバンカーが配されている。少し砲台グリーン。 |
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距離のあるショート。グリーン右手前は100ヤードぐらいの長さがある深い巨大バンカーがあり、左は2つのバンカーにガードされている。グリーン奥にはすぐにブッシュが配され、グリーンオーバーは禁物。 |
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右ドッグレッグのミドル。ティーショットでは左の2つのバンカーが効いていて、ロングヒッターはグリーン右手前に配された100ヤード以上の長さの巨大バンカーも効いてくる。そのバンカーはグリーン右サイドをガードしていて、深いのでセカンドで入れないようにした。グリーンは縦長で緩やかなアンジュレーションが施されている。
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とても長いほぼストレートのミドル。セカンドは打ち下ろし。受けグリーン。 |
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急な右ドッグレッグのミドル。ティーショットでは左右に池があり、300ヤード先に枝ぶりが豊かな大きな樹がある。ロングヒッターは木の左にティーショットが飛ぶと、セカンドで枝がスタイミーになりグリーンを狙いにくくなる。グリーンの右サイドは池に囲まれていて、グリーンは受けている。 |
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バンコック都心から車で2時間強。ビジターのプレーは可能。カオヤイのゴルフ銀座の中心に位置し、ランチョ・チャーンヴィーR&CC、カオヤイGC、トスカーナCC、ボナンザG&CCにはどのコースも2、30分以内の距離。
隣接してのキリヤマリゾートホテルと、もうひとつの筆者が泊まったそこからシャトルバンで10分弱の離れでムティマヤ・コッテージの高原リゾートの2つある。部屋は大きく四等に仕切られており、ダイニング、リビング、ベッドルーム、バスルームが配置されている。広くて快適で、ジャグジーバスとプライベートの小さなプールも完備していた。そのリゾートロビーの2階のイタリアンレストランでの食事は美味しく、9番ホールを眺められる。もう一つのキリマヤリゾート・ロビーすぐ近くにある、夕方には演奏付きのバーになるレストランもとても良い。
ジャック・ニクラウス設計のタイでの他のコースは、スプリングフィールド・ロイヤルCC、ザ・レガシーGC、カオヤイGC、ミッッヒルズ・プーケットGR&S、レムチャバン・インターナショナルCC、ミッションヒルズGCがある。
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3番 パー5 537ヤード(3)