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ミシガン湖とクリスタル湖に挟まれているクラシックコース。マッケンジーがフロント9を1927年に設計し、マックスウェルはバック9の大部分を設計し1933年に18ホールが完成した。1番ティグランドからは、OUTの9ホール全体クリスタルレイク湖の景色を眺めることができ、INの9ホールではミシガン湖を垣間見ることができる。それら以上の借景はないが、コース内の造形美の素晴らしさがプレーヤーを魅了する。敷地は丘陵地での自然な特性を最大限に活用した素晴らしいルーティングで、OUTは一連の起伏がある砂丘を跨ぐ開けた丘に展開し、INの多くのホールは高台のより樹木が茂った森の中にある。
距離は6500ヤード台だが、ティショットでは多くの落し所がティグランドの方に傾斜しているので転がりが少なく、パー70なので、表示距離以上の長さがある。バンカーは合計79個あり全てが戦略的に配され、また芸術的にコースと溶け合っている、フェスキューのラフはしっかり効いていて、グリーンは傾斜が強くて高速なので、他のコースよりパット数はかなり多くなり、しかも常時風が吹くので、マッケジー作のコースの中ではオーガスタ・ナショナルと並んで、最もチャレンジングなコースと言える。またコース自体はそれほど長くないが大変手強いメリオンGCに難度の点では似ている。グリーンは形状、傾斜の多様性があり、全てが素晴らしく且難しい。特に7番と13番グリーンは驚くほどの起伏がある。フォールス・フロント(偽りのグリーンで前部が手前に急傾斜)のグリーンも多い。5番から8番までの4ホールの流れは世界最高クラス。また1番、13番、15番、17番ホールもとても印象深い。トム・ドークがオリジナルコースへの修復、多くの木々の伐採、グリーンの拡張を2017年、2018年に行った。
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ストレートのタフなミドル。通常向かい風のホール。ティショットは打ち下ろしで、右サイドに大きなバンカーがあり、FWは右に傾斜している。グリーンは少し砲台で強く受けていて、右サイドに2個、左奥に1個のバンカーが配されている。グリーンを右に外した時の寄せは難しい。ゴルフマガジン2000年度(最新版)世界ベスト500ホールに選ばれている。ティグランドからの景観が素晴らしい。 |
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ストレートホール。ティショットは少し打ち下ろしで、右サイドに大きなバンカーがある。セカンドは緩やかな打ち上げ。縦長のグリーンは受けながら尾根も3本走り、左右はバンカーでガードされている。
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打ち下ろしのショート。グリーンは丘の麓に斜めに置かれ、左にピンが切られるとより長くなる。通常左から右の横風で、風の影響を考慮に入れたショットが必要。グリーンは5個のバンカーでガードされ、グリーンのすぐ奥は木々が生い茂った丘になる。 |
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名物ホール。左ドッグレッグの短めのミドル。ティショットでは右サイドにある大きなオークツリーの左端を越えていくのがベストルート。しかしFWは馬の背になり、例えFWに打ってもスライスが強いと右サイドのラフに転がり、ラフからはグリーンに乗せるのが難しい。次善のルートは3個の縦に並ぶクロスバンカー越えが良いが、ただロングヒッターは向けで、アベレージヒッターにはバンカーの先のFWは急な左傾斜なのでFWの左からのセカンドはブラインドになる。アベレージヒッターはクロスバンカーの左に打つルートもあるが、この場合もセカンドはブラインドになる。グリーンは縦に長く右に急傾斜していて、右サイドは4個のバンカーでガードされ、バンカーの右はすぐブッシュになる。ゴルフマガジン2000年度(最新版)世界ベスト500ホールに選ばれている。タフで難しい戦略的なホールを造るには、長い距離を必要としない素晴らしい例と言える。
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ストレートの短いミドル。ティショットは打ち下ろしで、2つのオプションがある。210ヤード以内に上段のFW刻めばセカンドでグリーンが見える。それ以上飛ばせば下段のFWから100ヤード以内のブラインドショットを打つことになる。グリーンの手前のFWは大きなスウェイル(窪み)になる。グリーンは右サイドの大きなバンカーをグリーンが囲むブーメランの形をして縦に細長く、強い尾根が横切る。グリーンは今までプレー経験の中で最も印象的で忘れられない形状をしている。
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強い右ドッグレッグの打ち上げで難しいロング。距離はそれほどでもなく、FWに広さがあり、OBもウォーターハザードもないのにも関わらず、3打とも高度なショットが要求される。FWは結構自然のうねりがあり、セカンド、サードと平らなライから打つことはない。クリーンは小さく受けていて、左右にバンカーが配され、手前のエプロンは急な下り傾斜。グリーンはフォールスフロントがあり、そこに乗ってもボールは50ヤードFWに戻されることもある。ゴルフマガジン2000年度(最新版)世界ベスト500ホールに選ばれている。 |
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打ち上げのショート。縦長のグリーンは強く受けていて、グリーンの右サイドはグリーンと同じ長さのバンカーが配され、左サイドは強い下りスロープのラフになる。
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ストレートホール。ティショットは打ち下ろし。セカンドは緩やかな打ち上げ。グリーンは砲台で左サイドと右手前はバンカーでガードされている。グリーンは左奥から右手前にとても速く、このグリーンもファールス・フロントがあり、ボールは真っすぐ花道を25ヤードほど戻るのだけでなく、右手前のバンカーの後ろの下り斜面に落ちていく時も多い。
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谷越えのショート。グリーンの手前は下りスロープのラフで左サイドと奥にバンカーが配され、右サイドのOBゾーンは浅い。グリーンは傾斜の非常に強い3段形状で、奥から手前のパットはとても速く、デリケートなタッチで打たなければグリーンの外まで転がるリスクがある。 |
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右ドッグレッグのチャレンジングなミドル。ティショットでは左右にフェスキューのラフがあり、FWはやや左傾斜。グリーンは少し砲台で左右はバンカーでガードされている。グリーンは右手前から左奥に下っている。グリーン奥から寄せは難しくない。
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右ドッグレッグの長くてとても難しいミドル。ティショットではFWはタイトで右に傾斜して、左サイドはラフ、右サイドはブッシュと林でガードされている。FW右端付近と右のラフからのセカンドは前方の迫り出している木々にブロックされてグリーンが狙えない。グリーンは左右にバンカー、右サイドは下りスロープのラフがある。グリーンは小さく、大きい尾根が横切り、手前から奥に下っている。奥のグリーンは左からも右に急傾斜している。
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グリーン後方にミシガン湖が広がる美しいショート。砲台の強い受けグリーンで5個のバンカーで囲まれている。2017年の改造でグリーン奥の木々をすべて伐採して湖が見えるようにした。
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ストレートの短いミドル。ティショットではFWは狭く225ヤード先のFWの丘越えがベストだが、通常アゲンストの風なので多くのプレーヤーには難しい。丘を越えなければ、セカンドはブラインドの打ち上げになる。ロングヒッターは左右のバンカーが効いてくる。グリーンは小さく砲台で、左手前と右サイドにバンカーが配されている。 |
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もう一つの名物ホール。ストレートの短いミドルで、グリーン後方に美しいミシガン湖が見える、FWはタイトでアンジュレーションが強いドラマテックなホール。ティグランドからは狭い谷間のFWを抜けて、丘の上にあるグリーンに打っていく。ティからグリーンまでは6通りのほどの攻略ルートがあるが、FWは狭く左から右に大きく傾斜していて、落し所は限定される。200ヤードのティショットではセカンドは9番アイアンかウエッジを使う。180ヤードのティショットではプレーできないライからのセカンドになる。215ヤードを越えるティショットはブラインド、打ち上げの難しいセカンドが残る。250ヤードから280ヤードの飛距離ではグリーン右のバンカー狙いが良い。また通常はフォローの風が吹くので280ヤードを越えるロングヒッターは1オンを狙える。グリーンは左に1個、右に2個のバンカーでガードされ、ファールス・フロントがあるので、そこに乗れば50ヤードほどFWを転がり落ちて、難しいブラインドの寄せが残る。グリーンは右奥から左手前に傾斜している。 |
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チェリー・キャピタル空港から西に55分、デトロイト市から北東に4時間15分、シカゴ市からほぼ北に5時間。プレーにはメンバー同伴が必要だが、夏以外はメンバーの紹介でプレーが可能。コースは5月から10月までの6ヵ月間しかオープンしていない。英国風のクラブハウスからはミシガン湖とクリスタル湖の景色を眺めることができる。
全米ベスト100コースで第10位。ミシガン州には650ほどのコース、全米では15500ほどのコースがある。2020年度のゴルフマガジンの世界100選では第25位。
マッケンジーのアメリカでの作品はオーガスタ・ナショナルGCとサイプレスポイント Cがとても有名。他のアメリカでの有名な設計コースはバレー・クラブ・オブ・モンテシート、カリフォルニアGCオブ・サンフランシスコ、パサティエンポGC、メードー
Cなどがある。ペリー・マックスウエル設計コースではオールドタウン
C、プレイリー・デューンズCC、コロニアルCC、サザンヒルズCCなどが有名。
プレー前夜はクリスタル湖沿いのCoastal Suites Resortに泊まった。コースはクリスタル湖の対岸にあり北西に18分。夕食はホテルから西に12分のアジア系無国籍料理店、The
Fusion Restaurant & Barで食べた。
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1番 パー4 460ヤード(2)